2023年11月24日
抗酸化作用について少し考えてみる(笑)
●還元水とは
Kangen Waterと英語で言われる(笑)還元水とはアルカリ性イオン水の事です。
では、なぜアルカリイオン水の事を還元水と呼ぶのかと言うと、アルカリ性イオン水には還元作用を持っているからです。
酸化還元反応という言葉を聞いた事が有る方もいらっしゃるでしょう。
そうです。その還元です。
酸化反応とは、物が燃える・・・とか鉄が錆びる・・・っていうのが良く目にする酸化反応ですね。
物が燃えると熱くなります。 また鉄が錆びると・・・わずかながら熱が出ます。
いや、鉄が錆びる時の熱を肌に感じることができるものがあります。
懐炉(カイロ)です。
これは、鉄粉が錆びる時の熱を利用しているものです。
このように、酸化反応には発熱反応が多いです。
(全ての酸化反応が発熱するわけではありませんが、ほとんどは多かれ少なかれ発熱します。)
人体を含む生命の基礎となる細胞
それが活動するためにはエネルギーを必要とします
細胞はそのエネルギーを得るために酸化反応を利用します
酸化反応が起こると・・・酸化物が残ります
例えば、紙や木が燃えた時の2酸化炭素
例えば、鉄が錆びた時の3鉄2酸素(三二酸化鉄)
細胞の中にも酸化物は溜まります。
でも、溜めたままではその細胞は生きながらえません
なので、酸化物を排除する機構が存在します
この酸化物を排除する機構が抗酸化作用です
さて、細胞は、この抗酸化作用をどうして作り出しているのでしょうか?
呼吸
体内の酸化過程で生成された二酸化炭素は、呼吸することで肺機能により体外へ排出されます。
排尿
酸化過程で生成された水のうち、余分なものは尿や便、汗などで体外に排出されます。
その他の酸化物質
細胞の代謝過程で発生する活性酸素種(ROS)などの有害な酸化物は、体内の抗酸化物質(例えば、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなど)によって中和されます。これらの抗酸化物質は、細胞を酸化ストレスから守り、DNAや細胞膜の損傷を防ぎます。
●抗酸化作用はあるのか
では、還元水は抗酸化作用をもっているのでしょうか?
答えはYesです
還元作用とは、酸化作用と対です。
ある場所で酸化が起これば、その場所で還元もおこります。
例えて言えば、
お父さんがお母さんに1000円貸したとして
お父さんは貸した/お母さんは借りた
と言う風になりますよね。
同じように、酸素を与える(広い意味では電子を奪う)のが酸化
酸素をもらう(電子を与える)のが還元
このように貸す/借りると同じように表裏一体になっているわけです
このお父さん役の酸化が居れば
お母さん役の還元が居るわけです
でも、酸化物質は還元されるべきものですが
大抵は代謝機能により排除されます
最初にお話ししたもともと身体に備わっている抗酸化作用によってです。
しかし、一部身体中に残っているものもあります。
抗酸化作用も、年を取るとその機能が落ちてくると言われています。
つまり、年を取ると酸化物というゴミが溜まってくるわけですね
さて、この酸化物を排除してやらないと、身体に影響が出て来ます
●他に抗酸化作用のある飲料は
身体で出来ないなら、抗酸化作用のある食物、飲料を摂取すればいのではと
そこで、登場するのが抗酸化作用のあるアルカリイオン水・・・還元水ですね。
水なので飲むことが出来ます(ただしあまりpHの高い物は飲用に適しません)
還元水やアルカリイオン水の他にも抗酸化作用のある飲料はあります。
緑茶
赤ワイン
オリーブオイル(これは・・・飲みませんよね(笑))
●食物では
【抗酸化作用の高いもの】
ブルーベリー
クルクミン(抗炎症作用もあるそうです)
【抗酸化作用の中等度〜高いもの】
ダークチョコレート
トマト
【抗酸化作用の中等度のもの】
ナッツ類
ブロッコリー
これらのものはやみくもに接収すればいいわけではありません
他の食事とバランスよく摂取した方がいいことはお判りだと思います
●それならば
アルカリイオン水を飲んだらいいんじゃない?
って考えも成り立ちますが、還元水(=アルカリイオン水)も同じで
飲み過ぎは良くありません。
●結論
身体のために抗酸化作用のある食物・飲料を取るのは悪くはないですが
バランスが悪くなったり、取り過ぎたりすると
健康を求めるのではなく、健康を損なう事にもなりますのでご注意ください。
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