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2023年07月20日

題名を覚えていないから探せない?

自分は読書が趣味だ。
学生時代はしょっちゅう、今はたまに読書する。
学生時代は著者ごとに本を読むことが多かった。

中学生の頃、英語の教科書に掲載された英訳されたSSに興味を持った。
星新一の書いた浦島太郎がベースのSSだった。
英訳された物と原作とで内容の一部が違った? らしい。
残念ながらどこが違ったかは覚えていない。
英語の先生にその旨を興奮しながら話して、フーンと返されてがっかりしたことは覚えている。

それから星新一の作品を読むようになった。
残念ながら中学校の図書室には星新一の本は少なかったが、高校には文庫本がどっさりあった。
SS集だけでなく、長編、父親について綴った本、戯曲や3コマ漫画収集本なんかもあった。
嬉々として卒業までの間に校内の星新一の本を読破した。

自分は作品の題を覚えられない悪い癖があって、それで困っている。
星新一のSSで特に気に入ったものを読み返したいのだが、どの本に収録されているかわからない。
本の表題も作品の題名も覚えていないから詰んでいる。
出てくる要素でググってみたこともあるが、別のSSがヒットして終了した。
自分の検索の仕方が悪かったのは勿論なのだが、星新一は作品がとんでもなく多いのも一だと思う。
壁から手が生えてきたSSが二つはあって、内容全然違うとかすごすぎる。

自分でも特別に感じたの不思議だから読み返したいんだよなあ。
劣等感が蔓延した世界で、一人の男が人類の平均値でロボット作って……って話。
図書館でチマチマ読みながら探してみるかな。
その前に「星新一 ss 劣等感」でググってみたところ、タイトルがわかった。

『治療』

そうだ。治療だ。そっか。
判明して嬉しい気持ち半分、
どうして特定出来なかったんだと過去の自分に呆れる気持ち半分。

余談。
星新一作品で初見ギョッとする単語第一位、『覚醒剤』