自分は読書が趣味だ。
学生時代はしょっちゅう、今はたまに読書する。
学生時代は著者ごとに本を読むことが多かった。
中学生の頃、英語の教科書に掲載された英訳されたSSに興味を持った。
星新一の書いた浦島太郎がベースのSSだった。
英訳された物と原作とで内容の一部が違った? らしい。
残念ながらどこが違ったかは覚えていない。
英語の先生にその旨を興奮しながら話して、フーンと返されてがっかりしたことは覚えている。
それから星新一の作品を読むようになった。
残念ながら中学校の図書室には星新一の本は少なかったが、高校には文庫本がどっさりあった。
SS集だけでなく、長編、父親について綴った本、戯曲や3コマ漫画収集本なんかもあった。
嬉々として卒業までの間に校内の星新一の本を読破した。
自分は作品の題を覚えられない悪い癖があって、それで困っている。
星新一のSSで特に気に入ったものを読み返したいのだが、どの本に収録されているかわからない。
本の表題も作品の題名も覚えていないから詰んでいる。
出てくる要素でググってみたこともあるが、別のSSがヒットして終了した。
自分の検索の仕方が悪かったのは勿論なのだが、星新一は作品がとんでもなく多いのも一だと思う。
壁から手が生えてきたSSが二つはあって、内容全然違うとかすごすぎる。
自分でも特別に感じたの不思議だから読み返したいんだよなあ。
劣等感が蔓延した世界で、一人の男が人類の平均値でロボット作って……って話。
図書館でチマチマ読みながら探してみるかな。
その前に「星新一 ss 劣等感」でググってみたところ、タイトルがわかった。
『治療』
そうだ。治療だ。そっか。
判明して嬉しい気持ち半分、
どうして特定出来なかったんだと過去の自分に呆れる気持ち半分。
余談。
星新一作品で初見ギョッとする単語第一位、『覚醒剤』