ここ数年ご無沙汰だが、趣味に二次創作小説の執筆がある。
1. ネタを思いついたら簡単にメモしておき、
2. 気に入ったらこのメモを見ながら別ページにざっと一通り書き、
3. ポメラかPCに直しながら打ち込んで、
4. 見返しては直し見返しては直し……完成。
そんな流れで書いていた。
かつて2まで終わって、特に気に入っていた話があった。
3の打ち込む作業は現物がなくてもスマホの写真を見ながら出来るので、一通りスマホで撮影しておいた。
旅行やらソシャゲイベントやらで打ち込む作業を後回しにしていたある日、
スマホがぶっ壊れて画面が映らなくなった。
USBケーブルでPCと接続してみたらスマホを認識したが、いかんせんスマホ側の画面が真っ暗。PC接続許可が出せず画像データを移せない。
一応定期的にPCへデータを移してバックアップをとっていたが、その空白の期間に逝ってしまったので問題のメモ画像が残っていない。
ならばと2のメモ帳を探したが見つからない。
「写真撮ったし手元になくて良いか」と処分した気すらする。
間の悪さと軽率さを呪ったのが約3年前。
先週末、フィギュアをいくつか手放すべく、とっておいた箱にフィギュアを収めていた。
空き箱のはずの一つが妙に重く、不思議に思った。
プライズフィギュアの箱だったので中は全く見えない。
蓋を開けてみたら、中から2のメモ帳が出てきた。
本当に「えっ???」て声出た。
ないと思っていたものが出てきて嬉しい気持ち2割、
何故フィギュアの箱にフィギュア以外をしまいこんだ自分という気持ち8割。