2018年03月05日
John Butler Trio
アーカイブ第8弾は日本でも知る人ぞ知る「John Butler Trio」です。
いや、でも「Fuji Rock」に2005年、2007年、2010年、そして2014年と登場したそうで、
思ったより日本でも人気がありそう。
なんでもこのような音楽ジャンルは「サーフロック」と呼ばれ、オーストラリアでもサーファーの人達に特に人気があるようですが、サーフィンしない人にもこの「ジョンバトラートリオ」お勧めです(笑)。
日本でもこのアルバムでブレイクしましたね。
2004年発表「Sunrise Over Sea」。
余談ですがこのアルバムカバー下の白く擦れている部分に注目!レコードのジャケットが内側のレコードによって長年のうちに円形に擦れてしまうあの状態を再現した粋なCDカバー!
上記アルバム「Sunrise Over Sea」からのシングル「Zebra」3曲入りAustralian・CDシングル
。
この曲で一気に人気に火がついたわけですが、私もテレビでこのプロモビデオを見たときに「これ、誰よ?かっこええなこの音楽」と一目ぼれならぬ一聞きぼれしてしまいました。
特に印象に強く残るのがスライドギターですね、このバンドは。ジョンバトラーはほとんどアコギしか弾かないのですがエフェクターを駆使して独特の世界観を作り上げています。
ちょっと脱線しますが名前のとおり3人編成のバンドで、ジョン本人は小さいころに北米からオーストラリアに移って来たようで今も強くはないですがアメリカン・アクセントがあります(例えばRの発音がオージーに比べ強い)。
このアメリカ訛りで小さい頃はいじめられたそうですが、おいおいオージーキッズよ、もっと広い気持ちで接しろよな〜土地も広いんだから、と一言いじめたやつらにいいたくなりますね(でも日本でも各地方の方言をおもしろがる傾向がありますからね)。自分と違うものを受け入れる姿勢があれば世の中の戦争も減るのにね。
こちらは2003年発表の2枚組ライブ盤
「Living 2001 - 2002」
ライブバンドだけに聴き応え充分です。
さてさて話を戻しますがスライドなんですよ、これがいいんだまた〜。2000年以降これまでにミニEPも含め7枚ほどのアルバムがリリースされてます。
ストリートライブで腕前を上げてきたバンドだけに7枚中ライブアルバムが2枚、スタジオ録音盤も生の手触りがあって聴いてて気持ちE〜。
夏の終わりごろに沈む夕日を見ながら土手でビール片手に郷愁に浸りたい方(土手はロマンチックじゃないよな…浜辺にしときますか)、とにかくこのトリオのCD、土の匂いがするのです。
今のところの最新ライブ盤。
2005年発表のこれまた2枚組CD
「Live at St. Gallen - Switzerland, 3 July 2005」
初回版は04年6月7日Sydney Opera HouseでのライブとインタビューDVD付きの3枚組でした。
そして今年2007年、待望の新作が出ました。タイトルは「Grand National」。これはっきりいって前作の「Sunrise Over Sea」より気に入ってます。
曲が良く練られていて良い意味でキャッチーに。前作よりも洗練された感じなんだけどジョンバトラー節健在で飽きの来ないアルバムに仕上がってます。このアルバムお勧めですね。
オーストラリアの店頭では限定でこんな帽子付きで売られているものもありました。限定ものに弱い私は当然買いましたがそのぶん$10高かったんですけど…。
このバンドのジャケットの仕様はいつもデジパックで必ず裏面に「再生紙使ってます」の文字が。この辺りの姿勢も応援したくなる要素なんですよね。これからも目が離せないバンドであることは間違いありません。
【輸入盤】Sunrise Over Sea [ John Butler Trio ] |
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