2020年07月02日
盤面を探している方、ラッキーです♪
盤面の大運動会
こんにちは。
petapeta-artインストラクターのおおかどゆうこです。
神奈川県川崎市を中心に、横浜市、ときどき都内で手形アートの活動をしています^^
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今日は、おうちで手形足形をとるコツをお話しようと思います。
ちいさな赤ちゃんのおててとあんよの手形足形スタンプをとるのは、実はとっても難しいんです。
赤ちゃんや2歳未満のキッズは特に!
赤ちゃんは、発達上、自力でおててをパーと広げることができません。
お腹が空いていたり、眠かったりしても、ご機嫌ななめで上手くとれません。
手形アートワークショップにいらっしゃる参加者様からは、
赤ちゃんが寝ているときにやってみたけど、体制が難しい
手をぎゅーっと握りしめて開いてくれない、無理やり開くと泣いてしまった
絵具でとったら後が大惨事・・・
ご主人やおばあちゃんと3人がかりでトライしたけど、上手くとれなかった
などのお声をよく聞きます。
おててとあんよのメモリーアートでは、
水や塗れティッシュでするっと落ちる水溶性顔料インクを使っています。
(印鑑などに使われている油性インクは×)
なかでも手形スタンプパッド 「PALM COLORS(パームカラーズ)」は、
お子さまの成長記録をかわいく、キレイに残せる手形・足形専用のスタンプパッドです。
参加者さまからは、
手形専用のインクがあるんですね!
絵具よりとりやすそう!
と好評頂いていますが、
実は、、、
画材や道具以上に
大切にしている
コツがあるんです!
もしよかったら、おうちで手形アートを楽しむ際の参考にしてみてくださいね^^
赤ちゃんにたくさん話しかけて、気をそらしてあげましょう!
ペタッと押す瞬間は私も緊張しますが、
無言になっちゃうとお子さんもドキドキして怖がっちゃいますので、
なるべくママやお子さんとお話ししながら進めていますよ^^
おうちでは、お気に入りのお歌を歌ったり、
DVDなどを流してあげるのもよいかもしれません。
月齢の低い赤ちゃんとペタペタするときは、大人ふたり以上でやるのが鉄則です!
役割分担をしっかり決めて、インクをつける前に必ず予行演習を!
・お子さんを支える役割
・インクをつける役割
・ペタッとおす役割
・手をふく役割
など、お子さんの月齢や環境などに合わせて役割分担をしっかり決めましょう。
役割を決めた後は、インクを付ける前に必ず予行演習をしてみてくださいね♪
赤ちゃんやの腕は思っている以上にリーチが短いです。
低月齢の赤ちゃんは10cmくらいでしょうか!
台紙との距離は遠くないですか?
赤ちゃんと抱っこしている大人が、ぺたっと押しやすい体制になっていますか?
体制が整っていない状態でインクをつけ始めると、
インクが赤ちゃんの手についた状態でバタバタと体制を整えることになってしまいますし、
台紙との距離が遠いと
赤ちゃんの手や腕をひっぱって台紙に押すことになってしまいます。
さて!
私のお教室では、赤ちゃんの首がすわっていれば机でやります^^
赤ちゃんには、ママのおひざに前向きに座ってもらい、
机(台紙)にできるかぎり近づいてもらいます。
インクをつけるときは、ぺたっとする手や足側に立つ・すわるようにします。
(右手の時は右側、左足の時は左側)
押す側の手や足と近い方が作業がしやすいのですが、
それぞれ利き手がありますので、
やり易いと思う側に立つ(すわる)ようにしてください。
手首足首の少し上の方をやさしく持ってもらい、
インクパッドと手で、おててやあんよをはさんでインクをたっぷりつけます!
指先、手のひらの付け根やサイドにも十分つけます♪
インクのつけ忘れがないようにしましょう。
自分の手にインクが付いてしまった場合は、
余裕があればウェットティッシュで拭くと、台紙が汚れにくいかと思います。
赤ちゃんが手を握ってしまった場合は、
スタンプインクの盤面を使って開かせたりしてみてくださいね。
台紙にペタッとしたら、
お子さんが手を動かさないようにしっかりホールドして押さえましょう。
画用紙にスタンプする場合は、バインダーを使うと画用紙が動かず便利ですよ^^
おすのに精一杯でペタッとした後のことは忘れがちです。
手が届く範囲に必要なものを準備万端にしてからインクをつけ始めましょう。
おててを拭くタオルやウェットティッシュは手元にありますか?
続けて違うお色でぺたっとする時は、複数のインクを用意していますか?
手際よく作業を進めて、ぐずぐずしちゃう前に開放してあげましょう^^
《補足》
おててとあんよのメモリーアートでは、
手形足形をスタンプするインクは「水性顔料インク」を使います。
スタンプし終わったら、ウェットティッシュ等でしっかり拭きとりますので、
ご安心くださいね。
予防注射や検診を経験している赤ちゃんは、
腕をひっぱられるとびっくりして泣ちゃうことも・・・
手首などを強く握りしめてしまうのもあまりよくありません。
赤ちゃんが怖がらない程度に支えて持つくらいで大丈夫ですが、
お子さんがインクのついた手をお口にもっていかないように、
そして、お洋服や周りを汚してしまわないように気をつけましょう!
私のお教室では、ペタッとする前に一組様ずつ段取りをご説明し、
インクをつける前に簡単な予行演習をします。
・おててが押したい場所に届くか?
・赤ちゃんの体制に無理はないか?
・レイアウト的にどんな角度で押すのがかわいいか?
・お子さんの手のひらのタイプは?
(ギューっと握りしめるタイプ?リラックスタイプ?)
など、実はたくさんのことを予行演習中に確認しています。
3人のチームワークが一番大切なのです!
初めて経験することは、大人だって不安になります^^
見通しをつけてあげるとほっとするお子さんもいます。
泣いちゃっても大丈夫!!
焦らなくてオッケー!
お子さんのご機嫌を見つつ相談しながら進めましょう。
言葉でのコミュニケーションが取れるようになってくると、
おうちで気軽に楽しむこともできるようになります。
どんなアートを作る?とお子さんと話し合うのも楽しいですね!
お教室に来てくださるご家族の中には、
実はパパが一番楽しみにしているんです!というご家族も^^
ご家族でぜひ手形アートを楽しんでみてくださいね!
もっともっと手形アートが身近なコンテンツになりますように♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
petapeta-artインストラクター
おててとあんよのメモリーアート主宰
おおかどゆうこ
盤面はなぜ流行るのか
初の女性棋士と元七冠の対局と言う事で、将棋会館には多数のマスコミが詰めかけごった返していた。
その中にこの日のために設えた(しつらえた)袴姿で泰葉が現れた。
「おー!」
マスコミから声が上がる。
【おんや〜?なんだ・・・良い感じで迎えられたじゃないか。上機嫌だろ?】
「う、うるさ・・・あ・・・やば・・・。」
「晴耕志先生、一言お願いします!」
「あ・・・はい。え〜っと・・・まだまだ力不足ではありますが、今日は藪先生から教えて頂けるという事を楽しみにして来ました。今の力を出し切って・・・・恥ずかしい対局だけにはしたくないと思っています。」
【あら?外面は良いんだ。クスクス・・・。まあ、伊達に年をくっている訳じゃないんだな。】
【うぅ〜〜。失礼な事しか言えないの・・・ホントにもう!】
「頑張って下さい!皆、期待してます!」
あちこちから声が掛かる。
時間が迫っている事もあって早足で対局室へ向かうと、あろうことか藪元七冠の方が先に着席していた。
「・・・あ・・・申し訳ありません。遅くなりまして・・・お待たせいたしました。」
【だから・・・朝シャンとかやめとけって言ったんだ。上位者を待たせるとはいい度胸だわな。】
【うぅ〜〜。】
「いえ、私が少し早く着きすぎたみたいです。お気になさらず。」
【藪先生〜・・・。素敵。こういう人の事を大人って言うんだわ。誰かさんと違うわね。】
【ふん・・・まだ解って無いのか?こういうのは社交辞令って言うんだ。きっとカンカンに怒っているぞ。】
【嘘でしょ?・・・・ヤダ・・・ホントに・・・?】
【ああ・・・だからさっさと席について、もう一回謝罪するんだ。これを礼儀と言う。どうだ!それを弁えて(わきまえて)いるのを大人って言うんだ。】
【うぅ〜〜。】
泰葉は対局席へ座って、改めて詫びを入れた。
その時に丁度対局開始時間となった。
駒を上位者の藪元七冠が取り出し盤面へ広げる。
対局者の二人がそれぞれの位置に静かに駒を並べる。
既に戦いの序曲は鳴り始めていた。
対局室には並べる駒音だけが「パチリ、パチリ」と響くのみだ。
二人が駒を並べ終わった事を見て記録係が時間を確認する。
お互いが礼をしていよいよ戦いの火蓋が切って落とされた。
「よろしくお願いします。」
記念対局ということもあって、先手番は振り駒によらず泰葉に与えられていた。
【さてと・・・始まりだな。まあ、あれだけ俺が扱いて(しごいて)やったんだ。こてんぱんにやられるような事は無いと思うが油断はするなよ。】
【ゆ、油断なんか出来るわけ無いじゃない。相手は藪先生なのよ。】
【良いか?おれは今後対局には口を出さない。そうでなければこの棋士人生はお前の物じゃ無くなるからだ。だから絶対俺に頼ろうとは思うなよ。】
【えっ?・・・・あ・・・うん。解った・・・そうよね・・・自分の棋士人生は自分で切り開かなくちゃ・・・よね。】
【ああ・・・ま、初回だけ特別に助言してやる。とりあえず、一番自分の得意な戦法で戦う事だ。相手に合わせるな。それだけだ。】
【得意な戦法って・・・今まで私は中飛車だったけど・・・だって勉強する時は居飛車をやれってあれほど言っていたじゃない。】
【それは、今後の棋士生命を考えての事だ。今は先のことでは無く、この瞬間だけを考えろ。】
【・・・解った・・・。そうする。生涯で一番の中飛車になるよう頑張る。】
【おう、頑張れ。】
【・・・初めて意地悪じゃない言葉を聞いた気がするわ。】
【・・・ふん・・・将棋は真面目にやるんだ。命がけだ・・・・。】
【命がけ・・・。やっぱり・・・名人なのね・・・・解った・・・命がけでやる・・・・。】
初手・・・5四歩。
泰葉の棋士人生の幕開けである。
続く
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