2020年06月22日
独占!欠片
SHIFT_the way you move 欠片の可能性を、未来へ。
遅くまで呑んでべろべろに酔っ払った面々
まだ夢の世界の住人で
起きてくる気配はない
「おはよう」
ニノが眠そうな顔をして
髪を描き上げ乍ら広間に入ってきた
「おはよう ・・・ 目が覚めちゃった?」
大きな欠伸と共に出た声で
頷きながら返事をする
「顔洗って来たら
お茶出すから」
「ふあ〜 ・・・ そうする ・・・」
欠伸をかみ殺した顔のまま
部屋を出て行った
相当眠そうだ(寝てればいいのに)
かなり飲んでたのはあの二人
翔は仕事に行けるのか?
「とうちゃん つんできたよ」
元気な声で駆け込んでくる健太と零治
その後ろからハルと悟が追いかけて来る
「しそとみょうがも つんできた」
健太が駕籠一杯のさやえんどうを
ハルはシソの葉
悟が茗荷を
台所の流し台の上に置く
「4人ともよく出来ました
ハルと悟はもうひと頑張りだぞ
さやえんどうの筋を取って
健太と零治は学校に行く準備
その前に肇を起こして来て」
「おはよう〜 ・・・ 父ちゃん ・・・
もう起きてるよ」
眠そうな目をこすりながら
これまた大あくびをしながら
広間に入ってくる
「おにいちゃん おはよう」
4人が駆け寄っていく
「おはよう〜 ・・・ 4人とも早起き」
「うん、おひさまがでてるもん!」
「おにいちゃんが おねぼうさんなの!」
ハルに言われキョトンとした顔をする肇
「お兄ちゃんはいつもの時間だよ
4人が早起きなの」
「「そうなの?」」
二人が健太と零治に確かめる
「ちょっとだけね」
健太、かなり早いぞ(笑)
そのお陰で俺は助かってるけど
「お客さんが来てる時は
父ちゃんの支度が忙しいから
早く起きようって昨日決めただろ?」
零治が二人の顔を見て
忘れたの?って顔をする
「そうだった!」
「おてつだいのためのはやおき!」
「俺は仲間に入ってないけど ・・・」
「兄ちゃんは遅くまで勉強してるから
免除なんだよ!」
「肇、顔洗ってきて
弁当詰めるの手伝って」
「了解!」
「僕たちも手伝う」
「學校の準備は出来てるの?」
「できてる!」
元気よく返事をするが
その格好で学校に行くのか?
寝間着のままだけど
「寝間着で学校に行けないだろ!」
「ああ ・・・ 着替えてない!」
「僕も!」
健太と零治がバツの悪そうな顔をして
急いで部屋を出て行った
「起きて、そのまま来たからだな」
「うん、ぼくたちといっしょにきたの」
「とうちゃんのてつだいをはやくって」
「じゃあ、仕方ないな(笑)」
「うん しかたないの!」
大好きなお兄ちゃんの名誉を守るハルと悟
真っ直ぐに育ってくれて父ちゃんは嬉しいよ
二人がニコニコ笑いながら椅子に座り
さやえんどうの筋を取り始める
「朝は戦場みたいだねぇ(笑)」
ニノが苦笑いを浮かべながら
台所まで来た
「家族が多いからな
今日は俺が出掛ける日だから
いつもより忙しい」
「だから昨日飲まなかったんだ」
「ああ、もう若くないからな
飲み過ぎたら仕事に行けない」
「今日は遅くなるの?」
「ああ、帰りは遅くなる」
「晩御飯は翔さんが作るの?」
それ食べれるのかって顔をする
間違ってはいないけど(笑)
「翔に作らせたら明日になる(笑)
下拵えを済ませておけば
肇たちが作ってくれる」
「肇が作るの?」
「おにいちゃんのおかずもおいしいよ!」
ハルが大きな声で叫ぶ
「ちちのは ・・・ たべられない!」
そう言って首を竦める悟
「凄い言われ様だけど(笑)」
「当たらずとも遠からずだ(笑)
ご飯がお粥に変わるのは可愛い方
干物が炭になる ・・・」
努力はしているようだけど
基本向いていないのだから仕方がない
「今日は俺が用意するよ
暫く休み(笑)」
「そうなの?」
「うん、のんびりってしようと思って」
「何か有った?」
「ないない(笑)
次の作品に入る前は
大概長い休みを貰える」
「それなら良いけど ・・・
何か有るなら
話聞くから」
昔から天邪鬼だから
困ってても平気な顔をする
自分から話す迄、待ってるしかないな
「智は ・・・ 変わらないね ・・・
だから 2,3日ご厄介になります」
「変わったのは言葉遣いくらいだな
後は ・・・ 変わる訳ねえだろ
俺は俺のまま!
いくらでも居ていいよ(笑)」
「確かに!
昔はそんな言葉遣いしてなかった(笑)」
思い出したのか
ずっと笑ってる
「笑いすぎ!
ハルたちが驚いてるだろ」
二人が顔を見合わせてニヤニヤ笑う
「だって ・・・ 思い出しちゃたんだもん
初めて会った頃の事」
「あの頃の荷のは可愛かったなあ(笑)」
「今は可愛くないみたいじゃない」
「可愛くねえだろう
なあ、ハル、悟」
「うん、かわいくな〜い ・・・
かっこいいの〜」
「良かったな(笑)」
ニノが嬉しそうな顔で笑う
お前たちは本当にいい子に育ってるよ(笑)
夕飯の心配をしなくてよくなったので
ちょっとゆっくり出来る
「出かける支度しないといけなんでしょ?
大体何を作ればいいか分かったから
支度して来ていいよ」
「さやえんどうと揚げの味噌汁だから」
「俺を誰だと思ってるの」
「ニノ様(笑)」
「弁当は肇が分かってるんでしょ?」
「ああ、ハルたちも出来るから」
「ハルたちも?」
「家は男所帯だから
男子厨房に入るべし!
がモットーだよ」
「なるほど」
「ハル、悟、肇と和也お兄さんの言うこと聞いて
父ちゃん支度してくるな」
「は〜い」
さて、翔を起こすか ・・・
あいつ起きれるか?
<続きます>
欠片はもっと評価されていい
聖心美容クリニックでは、全院において、
現在、全ドクター&スタッフが診療の際に、
フェイスシールド&マスク&グローブを着用。
これまで、使っていたフェイスシールドは、
酸欠で息苦しいし、見た目もイマイチ...
先日から、Ver.アップしています↓
見た目の、オシャレ度は確かにアップ!
息苦しさも、かなり改善しています。
ちなみに、以前のフェイスシールドがコレ↓
この「青色&文字」センスの欠片もない...
全員、フェイスシールド&マスク&グローブ。
正直、ここまでする必要があるのか?
ただ、患者様に与える「安心感」が最重要!
私達の使命は、「+α」を提供すること
確かに、美容診療は不要不急ですし、
もし、人間が「生きるだけ」で良いなら、
世の中の、6割以上の職業は不要になります。
ファッションも、芸能も成立しません。
「人間」として、生きるのに必要なものは?
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