1964年の「三大怪獣地球最大の決戦」で初登場し、ゴジラとモスラそして、ラドンと東宝の三大怪獣と戦いました。
容姿は三本の首と巨大な翼を持つ金色の龍です。鳴き声は電子音の様でそれが宇宙生物である事を表している。
昭和作品では「三大怪獣地球最大の決戦」「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」で登場し明確な死亡が表現されたのは怪獣総進撃だけであり、地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガンでのキングギドラは2代目で能力的には初代と同じだが戦闘力は劣るとされています。
平成作品では「VSキングギドラ」と「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」にて登場。昭和作品と違い金星から来た宇宙怪獣では無くなり、VSシリーズでは未来人が生み出した人口生命体。大怪獣総攻撃においては大和の「クニ」を護る大和聖獣の一体で空の守護を司る魏怒羅(ギドラ)として設定されています。
また、亜種や他作品にも出演したりしています。
まず、ガイガンは金色の鱗が有る事とキングギドラと一緒にM宇宙ハンター星雲人に使役されていた為、ギドラの亜種とファンの間で言われたりしますが、公式からの言及はありません。
平成のVSシリーズではゴジラに倒されたギドラを23世紀の技術で改造したメカキングギドラが登場し、初の人間に味方したキドラとなりました。更にその技術は次回作のVSメカゴジラに登場するメカゴジラ製作に利用されました。
平成モスラにも登場し一作目ではデスギドラという亜種が登場しました。同シリーズに登場するギドラ族とは厳密には違う生物で、ギドラ族など多種の生物の優れた形質を模倣した宇宙アメーバ生物であり、死という概念を持たない負の生命体であり、封印する以外に倒す術がない、という厄介な奴です。
更に、モスラ3では、グランドギドラとファンに呼称される、見た目と劇中の名前はキングギドラなヤバイ奴が登場します。これまで多くの星々で大量絶滅を引き起こしてきたというギドラ族の1匹。年齢はなんと2億歳。身長はたったの60mとギドラ族にしては小さい方だが、その身長に似合わず体重はなんと5万トンと非常に重い。1億3千万年前に翼の小さい状態で地球に飛来し、後に完全体へと進化する。
千切れた尻尾から再生・復活を遂げバリアー、反重力光線を駆使しモスラを圧倒する様はまさに最強のキングギドラとも言える上、他者にコントロールされていない珍しい個体です。ゴジラシリーズのキングギドラは大体洗脳されているんですよね。
そして、ゴジラFINAL WARSにて新にヤバイ奴が登場。最初に登場した際にはまるでウルトラマンに登場したシーボーズに似た全身骸骨の怪獣「モンスターX」の姿でしたがゴジラとの戦闘中に、とうとうその真の姿を現す、それこそは、ギドラ族の頂点に君臨する皇帝「カイザーギドラ」だったのです。
また、GODZILLA(アニメ映画)においては、地球のある宇宙とは別の時空に棲む超高次元生命体として登場。絶対的優位を以てしてゴジラを追い詰める真の意味での『宇宙超怪獣』。
ハリウッド映画では南極の氷の中に封印されていた『モンスター・ゼロ』のコードネームで呼ばれる超古代怪獣として登場。
更に、USJの期間限定アトラクション『ユニバーサルクールジャパン2019』の一つ、「ゴジラvsエヴァ4-D」にてまさかの電撃参戦。
などなど、人気なキドラですが、元々は体の色は金色ではなく青で、翼は付け根から青、白、赤だったりと今とはかなり違います。これについては、当時特技監督の円谷英二氏の許で働いていた中野昭慶特技監督によると「撮影開始直前に当時スクリプターを務めていた女性スタッフが完成した着ぐるみを見て「金星の怪獣だから金色だと思った」と言う一言を聞いた円谷監督が気に入り、急いで金色に塗り直された」との事です。
昭和キングギドラの特徴的な鳴き声は『ウルトラQ』のケムール人の発する謎の音声や『ウルトラマン』の科学特捜隊の通信音として流用され、後に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』にも使われました。
また、キングギドラの三本の首は撮影中、左から順に「一郎・次郎・三郎」と呼ばれていたらしく、撮影中は「一郎もっと首大きく振って!」「次郎の首もっと上!」等、音声だけだと理解不能な光景が繰り広げられていたとか。
如何だったでしょうか?東宝特撮の名敵役のキングギドラのお話でした。
それでは、又何時か
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