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先週末、九州は入梅しました。
朝から大粒の雨が降っています。

屋根の上で、ビー玉みたいに跳ねる雨粒を眺めていたら
久しぶりに　映画　『　チェブラーシカ　』　の挿入歌、
『　誕生日の歌　』　が聴きたくなりました。

今日は、私が大切にしている映画　『　チェブラーシカ　』
サウンドトラックＣＤより、チェブラーシカの親友、
わにのゲーナが歌う　『　誕生日の歌　』　をご紹介します。



『　誕生日の歌　』　は、映画　『　チェブラーシカ　』　の
第二話　『　ピオネールに入りたい　』　の冒頭で流されます。

しとしと雨の降る、仄暗いロシアの街角を走る配送車。



わにのゲーナは独り雨のベンチに腰掛け、得意のガルモーシカ
（アコーディオン）を奏でながら　『　誕生日の歌　』　を歌います。

足早に通り過ぎる人々。　憂鬱さをまとった雨の街角で、
ゲーナはまるで、その雨を楽しむかのように陽気に歌うのです。



目に映るもの、降りかかるものを　ありのままに受け止め、
そのすべてを愉しみに変えてしまう魔法使いのように。



ほどなく、そんなゲーナのもとへ素敵なサプライズが・・・。



映像：ＢＳアニメ特選　映画　『　チェブラーシカ　』 より


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『　誕生日の歌　』

歌：ウラジーミル・ナハブツェフ
作詞：アレクサンドル・チモフェーエフスキー
作曲：ウラジーミル・シャインスキー
対訳：児島宏子


雨の中よろよろと、水たまりよけ　人が走る
こんな日になぜだろう　眺める僕はとても嬉しい
通りで奏でるアコーディオンの音
でも年に誕生日一度だけ

ふいに魔法使いがヘリで乗りつけ映画見せる
誕生日のお祝いにアイスを五百個もくれたよ
通りで奏でるアコーディオンの音
でも年に誕生日一度だけ

でも年に誕生日一度だけ


映画『チェブラーシカ』オリジナルサウンドトラックＣＤ
『ヤ・チェブラーシカ〜僕はチェブラーシカ』より