2009年11月11日
ゲーナというワニ
「主な登場人物について」で 書かせていただきました
ワニのゲーナについて、もう少しだけ お話したいと思います。
動物園の檻の中にある 小さな池のふちに寝そべり、
一日中 ワニらしく振舞うことが仕事の ワニのゲーナ。
終業時刻を知らせるベルが鳴ると、ゲーナは木陰に隠れ、
おしゃれな赤い上着に袖を通し、帽子を被ります。
蝶ネクタイの具合を確かめると、新聞片手に動物園の出口へ。
タイムカードを押し、職場を後にするのです。
帰宅後は音楽鑑賞をしたり、ティーポットを対戦相手に見たてて
チェスを楽しんだりしながら 独りの時間を過ごします。
几帳面で潔く、なおかつ エレガントな物腰の
50歳を過ぎた 若いアフリカワニ、ゲーナ。
そんな彼ですが、愚直なまでの振舞いを見せる時もあります。
とりわけ チェブラーシカに対する責任感と 度量の深さは、
まるで我が子のために奔走する 父親のようにも映ります。
また、ゲーナは常にアコーディオンをたずさえ、
雨の日には 雨の街角で、雨の日を楽しむ歌を演奏します。
現状と折り合いつつも、日々を迎え入れる悦びと、
明日へ想いをめぐらす推進力にあふれた ゲーナの歌。
アコーディオンの音色が、彼の歌声と物語に哀感を添えます。
なかでも第三話 「チェブラーシカと怪盗おばあさん」の
ラストシーンは、この映画の名場面のひとつと言えるでしょう。
チェブラーシカ、シャパクリャクと並び、最後尾の列車の屋根に
腰かけたゲーナが弾き語る 「青い列車」は、深く心に響きます。
(C)2009 まーりたん All Rights Reserved.
ワニのゲーナについて、もう少しだけ お話したいと思います。
動物園の檻の中にある 小さな池のふちに寝そべり、
一日中 ワニらしく振舞うことが仕事の ワニのゲーナ。
終業時刻を知らせるベルが鳴ると、ゲーナは木陰に隠れ、
おしゃれな赤い上着に袖を通し、帽子を被ります。
蝶ネクタイの具合を確かめると、新聞片手に動物園の出口へ。
タイムカードを押し、職場を後にするのです。
帰宅後は音楽鑑賞をしたり、ティーポットを対戦相手に見たてて
チェスを楽しんだりしながら 独りの時間を過ごします。
几帳面で潔く、なおかつ エレガントな物腰の
50歳を過ぎた 若いアフリカワニ、ゲーナ。
そんな彼ですが、愚直なまでの振舞いを見せる時もあります。
とりわけ チェブラーシカに対する責任感と 度量の深さは、
まるで我が子のために奔走する 父親のようにも映ります。
また、ゲーナは常にアコーディオンをたずさえ、
雨の日には 雨の街角で、雨の日を楽しむ歌を演奏します。
現状と折り合いつつも、日々を迎え入れる悦びと、
明日へ想いをめぐらす推進力にあふれた ゲーナの歌。
アコーディオンの音色が、彼の歌声と物語に哀感を添えます。
なかでも第三話 「チェブラーシカと怪盗おばあさん」の
ラストシーンは、この映画の名場面のひとつと言えるでしょう。
チェブラーシカ、シャパクリャクと並び、最後尾の列車の屋根に
腰かけたゲーナが弾き語る 「青い列車」は、深く心に響きます。
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