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2023年03月05日

舞台観劇 てなもんや三文オペラ


あらすじ


1956年秋、早朝。猫間川沿いの川岸に、とたん屋根のバラックが肩を寄せ合っている
川を挟んで向かい側には「大阪砲兵工廠」跡地が見える
そこはかつて、アジア最大の軍事工場だったが、アメリカ軍の空爆により廃墟と化していた
今ではそこは数年前に起こった朝鮮戦争の「朝鮮特需」で値段が跳ね上がった鉄の宝物庫でもあった
「大阪砲兵工廠」の莫大な屑鉄を狙って、いくら危険でも、いくら立ち入り禁止の国家財産だろうとお構いなしに「彼ら」は集まる
世間の人々はそんな彼らのことを「アパッチ族」と呼んだ。
アパッチ族の親分・マック(生田斗真)は屑鉄じゃあき足りずあらゆるものを盗んで生計を立て、盗賊団を組織していた
そんなマックの恋人・ポール(ウエンツ瑛士)は彼との結婚を望んでいたが、両親はそれを許さない
マックをなんとか逮捕してポールと引き離そうと息巻く
しかし事態は思わぬ方向へと進んでいく、、、マックの運命はどうなってしまうのか、、、

⏤⏤⏤⏤⏤  「てなもんや三文オペラ」公式ページ参照(https://stage.parco.jp/program/sanmon


感想


この日の会場は長野県のサントミューゼ 上田市交流文化センター
なんと気合を入れ過ぎてしまい、一番に入場し、一番にパンフレットを買いました。
だってこの日はなんと言っても中津秀一(イケメンパラダイスより)に会える日だったので(照)

(写真の挿入失敗…)

幕間含め約3時間近い上演時間があっという間に感じてしまうほど、面白い上に考えさせられる作品でした。
そして何より、中津秀一がマックに変わった瞬間でもありました。

物語のテーマは主に貧富の格差とセクシャリティについて。

かつてはお国のために戦っていた兵士たちも、戦争が終わるとそのお国から見捨てられ、いつの間にか国に歯向かう犯罪者になってしまっていました。
国は助けてくれない。生きるために犯罪に手を染める。
本当に彼らだけが悪いのか。彼らを見捨てた国は罪に問われないのか。
貧富の差は多少改善はされたにしても今もなお根強く残ってしまっています。到底自分に関係のない話とは割り切れませんでした。
私の人生もいつかどこかで大きく変わってしまうかもしれません。それは必ずしも良い方向とはいえないでしょう。
彼らのように忠誠を誓い、信頼していた誰かに裏切られてしまうかもしれません。私は知っています。一人になることの恐怖も誰かから笑われる辛さも。
綺麗事だけでは生きていけないのが今の現状です。
結局世の中お金なのかなと考えさせられてしまいました。
お金が全てと言わざるを得ない世の中で、お金が少ないのは死活問題です。
だからこそ主人公・マックには生きるために嘘が必要だったのかもしれません。
彼が騙した人達からすれば彼自身は汚い信念を持つように見えたかもしれません。だけど、彼には彼なりの正義があったんだと思います。
何をもって正義とし、何をもって悪とするのか、それぞれ人により違いがあると思います。
同性を愛する人。異性を愛する人。
根本にある気持ちは変わらないのに、それらに区別をつけようと人はします。自分の価値観を人に押し付けることはおすすめ出来ません。。
育ってきた環境も、学んできた知識も何もかも違うのになぜ同じになれると思うのか。
第三者的目線からの舞台観劇で色々気付かされることが多くてびっくりしました。
60年以上前を舞台にしていたにも関わらず、現在とも重なり合う部分が多くて、もう一度自分の考えを見直すきっかけになりました。
そして、たくさんの人を騙し、たくさんの犯罪を重ねてしまったマックは最後に何を語り、どのような結末を迎えてしまうのか。それは観た人にしかわからない衝撃が待っていることでしょう。
最後に彼に「おかえり」と言って感想を締めくくりたいと思います。

演出


舞台ではあらゆる技法が用いられていました。このことを知ったのは上演後のアフタートークにて説明を受けたためでした。上演中、観客に悟られないようにする技術もこれまた凄いなと思いました。
舞台セット自体はとても豪華で、出たり引っ込んだり自由自在。まるで8時だよ全員集合のような壮大さもありました(笑)
空間認識術を使って、いつどこの会場でも、そしてどの席から見ても同じような見え方がするように分析された構成で、2階左端からの席でも舞台袖が見えてしまう、セット裏見えてしまうなんてハプニングもなく、最後の場面ではしっかり驚いてしまいました(苦笑)
聞かなければわからない細かい演出にも丁寧にこだわっていてお話が聞けてとても貴重な体験が出来ました。

正直、また観たい。DVDでも良いので出して欲しいです。
今度は細かいセットにも注目しながらじっくり観たいです(笑)




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