しかし、それだけで釣りができるほど単純ではありません。
針やウキなどの、いわゆる仕掛けが必要になります。
釣り具店に行けばセットで販売されている場合もありますが、それぞれの部材を別々に購入することが一般的です。
仕掛けを構成する釣り具の種類を説明しましょう。
まずは竿です。
これがなければ釣りは始まりません。
それからリールは釣り糸を巻き取るための道具です。
単純そうですがこれにもいろいろな種類があります。
それから道糸です。
糸には2種類あり、道糸は釣り竿とエサの間をつなぐ糸です。
これに対してハリスはエサを付けるための透明の糸です。
魚から見えにくいため、魚はエサに釣られてしまうと言う仕組みです。
それから、鈎は魚の口に引っ掛ける部分です。
小さな鈎でも大きな魚を釣ることができます。
もちろん、不用意に手で触っていると怪我をすることになります。
錘は鉛でできた球です。
鈎が水中に確実に沈むように錘が付けられているのです。
また、逆の仕組みとしてウキがあります。
水面から一定の深さに鈎を固定するために利用されます。
魚が食いつくとウキが反応しますから、その動きに注意しておかなければなりません。
このような部材がそろって初めて釣り竿を水面に投げることができます。
初心者のうちは先輩たちに準備してもらうことでしょうが、いずれは自分でできるようにならなければなりません。
それが釣りの楽しみともなるのです。