2018年04月07日
経済で読み解く豊臣秀吉(本)
裏切られたっ!!(笑)
いい意味で。
何を裏切られたのか?
それは簡単。
豊臣秀吉とか言いつつ、織田信長の続きかと思っていたからだ。
確かに、織田信長の次は豊臣秀吉だ。
だからと言って、上念司さんが、タイトル通りの本を書くはずがないと思っていた(笑)
それについては、これまでのシリーズを振り返ってみよう。
一作目
経済で読み解く「大東亜戦争」
大東亜戦争というタイトルだが、どのように戦争に入っていたのかについて、経済を中心に解いている。
つまり、大東亜戦争と言うよりもその前の第一次世界大戦の前後が中心だった。
タイトルの前の時代が詳しく書かれてあるという事だ。
二作目
経済で読み解く「明治維新」
はっきり言って、江戸時代だった(笑)
本人も認めている。ただ、明治維新に至った経緯は江戸時代にある。
三作目
経済で読み解く「織田信長」
これも織田信長と言うより、室町から戦国に入る前後が詳しい(笑)
そして今作4作目
経済で読み解く「豊臣秀吉」
これまでの3作を考えると豊臣秀吉の前が詳しいのかと思いきや、豊臣秀吉を中心に書かれてあった。
時代は前後しているが、一通り読むと時代の流れが経済を中心によくわかる。
もちろん、上念司さんには、倉山満さんという超強力な憲政史家が後輩にいる。
Youtubeでもチャンネルくららを運営していて、歴史に詳しいばかりではなく数々の著書を
執筆されている。
これは、上念さんにとって心強い味方なのだろう。
さて、本題だが、「経済で読み解く豊臣秀吉」について
本能寺の変がなぜ発生したのかについて、経済と政治から読み解いている。
経済と政治には強い結びつきがある。
政治の基本は経済だからだ。今の安倍政権が支持されている理由は、主に経済が順調だからだろう。
早稲田大学にも政経学部がある。偏差値的に認知度的にも名門だ。
政経学部を持つ大学は、日本で7つしかない。一番最初にできたのは、言わずもがな早稲田大学だ。
また話がそれた(笑)
豊臣秀吉の功績はもちろん取り上げられているが、マイナス面についてもその原因の検証も併せて書かれている。
「勝者の呪い」というのは、他の著者の本にも書かれてある。
興味深いテーマだ。
勝ちパターンに拘るとそれが原因で負けパターンになる。現在社会でも至る所で見られる現象だ。
詳しくは、本書の譲るが、歴史は悪い意味で繰り返す。
豊臣秀吉の負けパターンは、大東亜戦争に突き進んだ歴史にも通じる。
政治が経済を理解していないと、悲惨な結末が訪れるという歴史は学ぶべきだろう。
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