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posted by fanblog

2021年02月02日

ヘレンド シノワズリ アポニーグリーン ミニティーポット






ヘレンド シノワズリ(中国趣味) アポニーグリーン AV ミニティーポット(マンダリン)



ヘレンドは、ハンガリーのブタペストから南西に110kmの牧歌的な村にあった小さな陶器工場が始まり。1839年にモール・フィッシャーがこの工場を入手して、磁器生産に切り替え、テーブルウェアの制作に力を注ぎます。
そして、1862年にはマリアテレジアが育成したウィーン窯が閉鎖することとなり、そのデザインの継承を許されたヘレンドが、一躍ヨーロッパの名窯となっていきます。

オーストリア皇帝のフランス・ヨーゼフがハンガリー皇帝も兼ねるようになると、宮廷でヘレンドのテーブルウェアが使われるようになり、ハプスブルク家の保護のもとウィーンを始め、ヨーロッパ各国の王侯貴族に愛される様になっていきます。

このシノワズリパターンは、中国や日本の磁器を手本に、ハンガリー人のアジア系意識とヘレンドの豊かな遊び心が混じり合って独特な魅力を醸し出しています。

シノワズリは、ヨーロッパで流行した中国趣味の様式のことで、家具や陶磁器、壁紙などに使われた中国風のデザインの総称です。遠い異国への憧憬を感じさせるヨーロッパ貴族の心情が伝わってくるようです。

そうしたシノワズリを今に生かしたコレクションで、このティーポットは、高台には金彩をあしらった繊細な透かし彫りを施して、取っ手にはマンダリン(清朝の官吏)と呼ばれる人気のモチーフである唐子人形が使われています。

350ml程度のティーポットなので、一人用として、またスモールカップと合わせて二人用程度の使い方が前提。ミニサイズで小さいことで絵柄がぎゅっと凝縮された繊細さが一層際立ち、ミニチュア風のかいらしさも感じられます。

















輸入ブランド洋食器専門店 ル・ノーブル
posted by トム at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋食器
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