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2020年08月12日
美魔女エヴァ・グリーンのサスペンス映画「告白小説 その結末」、女流作家の秘密
(引用:facebook.com/DApresUneHistoireVraie.lefilm/)
エヴァ・グリーンが好きなら見てほしいサスペンス映画!
主人公の女流作家デルフィーヌ役には、本作の監督ロマン・ポランスキーの実際の妻エマニュエル・セニエを起用。
作家デルフィーヌの熱烈ファンとして主人公に迫るエル役に「007 カジノ・ロワイヤル」「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」など、見るからに美魔女の雰囲気が漂うエヴァ・グリーンが登場します。
主なキャストはほぼこの二人の女性。
ベテラン女優二人の醸し出す、ミステリー感満載のやりとりに時間を忘れてしまいます。
二人が出会った背景
人気小説家デルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、発刊直後のファン向けサイン会に忙しくしています。
彼女が書いた本のテーマは、精神病の末自殺した母親を描いた作品。
サインに疲れたデルフィーヌは、サイン会を早く終了しようとするのですが、終了間際、最後の一冊にとサインをせがむ女性ファンのエル(エヴァ・グリーン)と出会います。
その時の縁が、後々の二人の切っても切れない関係の始まりとなります。
というのも、エルはなにか別の目的を持っていそうだったのです。
あらすじ・見どころ
(引用:kokuhaku-shosetsu.jp/ 公式ホームページ)
◇有名作家に近づくエルの本心は?
今回の小説は、デルフィーヌにとっては渾身の一冊でした。
やっと出版にこぎつけた安ど感と虚脱感で、何もやる気が起こらないスランプ状態にありました。
そんな時にかかってきた電話。電話の主は、サイン会で最後にサインを頼んだエルからでした。
サイン会の時の熱心さを覚えていたデルフィーヌは、エルになにか不思議な縁を感じ会うことに。
デルフィーヌが疲れていることを感じ取ったエルは、なにかと彼女の話し相手になるのでした。
◇身の回りの世話までし出したエル…
エルとは話も合い、デルフィーヌはエルと過ごしていると居心地の良さを感じるのでした。
たまたまエルが住む家を探していると聞き、デルフィーヌは何気なしに自分の家に住まわせてあげることにします。
ところが、一緒に住み始めてわかったのが、エルがすごく世話好きなこと。
デルフィーヌの私的な身の回りのことまで立ち入り始めたのです。
エルが一生懸命になる理由は、デルフィーヌが次の作品の執筆に向け、早く集中できるようにしてあげていると言いたげなのです。
たとえば、私的なメールの代筆、電話の取次ぎといった秘書的なことから、あげくの果ては講演の代理までもやり出したのです!
そしてある日、デルフィーヌが今考えている次回作のイメージをエルに相談した時、エルがキッパリと言い切った言葉に驚かされます。
「ハッキリ言って面白くないわ!」と。
◇同居して明らかになるエルの目的?
参考記事:洋画の中の美魔女コンテスト、ハリウッド女優が演じた本当の美魔女
デルフィーヌは、エルが意外にも自分の小説の構想を否定したことに戸惑いを隠せません。
次第にエルのペースにはまっていくデルフィーヌ。
エルの構想を聞いていると、それはあたかもエルの頭の中にあるものをデルフィーヌを通じて表現させようとしているかもようにも取れます。
もしかすると、エルがデルフィーヌに近づいてきた目的はそこにあったのではないだろうかと…。
クライマックスからエンディングへ
(ネタバレなし)
さて、映画はいよいよクライマックス、そしてエンディングへ。
次作の構想をめぐり、イラ立ちが高まるエルと次第に追い込まれるデルフィーヌ。
エル役のエヴァ・グリーンは、サスペンスムードに盛り上げるまさに美魔女。
エンディングで暗示される二人の関係はきっと想像できないものでしょう!
まさか、エルはデルフィーヌの頭の中にだけ存在する「ゴーストライター」なのでは?
想像もしなかった二人の本当の関係が、クライマックスに向けて明らかにされて行きます…。
感想とおすすめ度
監督のロマン・ポランスキーは鬼才と言われます。
一度ではなかなか理解しにくい部分もありますが、最後になってはじめて映画に仕組まれたトリックに気付くことになるでしょう。
二度見てやっとわかったという映画評もけっこうあります。
小説家のテーマ探しの苦悩を、仮想人物エルとのやり取りとして透かして見ていくとスッキリするかもしれませんネ。
▶『告白小説、その結末』見どころとキャスト
2019年05月27日
サラミスの海戦が目前に、歴史映画『300スリーハンドレッド 帝国の進撃』
映画に出てくる「帝国」といえば、マーベルコミック「キャプテン・マーベル」のクリー帝国、あるいは「スターウォーズ」の銀河帝国を思い出します。
しかし、この映画の「帝国」は地球の歴史をさかのぼった紀元前500年頃の話。
現在の、イラン高原からトルコ、エジプトまで治めたペルシャ帝国のこと。
西はエーゲ海近くまで侵略し、もうすぐギリシャというところまで拡大した時の、いわゆる「ペルシャ戦争」が舞台です…。
あらすじ・背景
この映画の前作「300 スリーハンドレッド」は、スパルタの精鋭300人で100万の大ペルシャ軍を迎え撃ったという悲劇のストーリー。
モデルは、史実にある「テルモピュライの戦い」で、善戦するも陸路では結局、多勢に無勢。全滅するのでした。
続編となる今作は、ギリシャの都市国家アテナイのテミストクレス将軍(サリヴァン・ステイプルトン)を中心とした同盟軍で、ペルシャ帝国のクセルクセス王にさらに激しく抵抗します…。
あらすじと見どころ
(引用:https://www.facebook.com/300riseofanempirespartans/)
◇サラミス島の海戦へ
海戦に誘導するといっても、ペルシャ海軍の戦力も相当なモノ。周囲は反対しますが、テミストクレス将軍は、海上に固執します。
彼が誘導しようとしたのは、サラミス島の近海。ここは、入り組んだ峡谷の多い島でした。
狭い海峡では、両軍の大きな戦力差を縮められる考えたのです。
◇ペルシャ海軍の切札「アルテミシア」
さて、この映画の見どころは、ペルシャ海軍の切札アルテミシア(エヴァ・グリーン)の登場。
女海賊として今も名を遺す、妖艶な指揮官です。
クセルクセス王に仕えた小国ハリカルナッソスの女王で、押され気味のペルシャ海軍の先頭に立ち、テミストクレスに果敢に挑みます。
なお、この戦いは歴史上の「サラミスの海戦」がモデルになっています。
◇演技派エヴァ・グリーンが楽しめる!
暗い過去をもつアルテミシアの怨念の表情と、策略を巡らせる彼女の顔はなかなかの迫力。
アルテミシアを演じるエヴァ・グリーンは、『007カジノロワイヤル』が有名ですが、圧倒的な演技力が魅力です。
また、兵士を満載した当時の木造船「三段櫂船(さんだんかいせん)」同士が激突する映像も見どころがいっぱい。
クライマックスからエンディングへ
優勢のはずのペルシャ軍ですが、狭い海域では案の定、船と船の一騎打ちしかできず、テミストクレス率いる精鋭に攻め込まれて行きます。
何万もの兵を従えながらも、最後決戦では船上で、テミストクレスとアルテミシアが直接対決。
なかなか見応えがあります。
歴史に名を遺すペルシャ戦争の分かれ目を見届けて下さい…。
感想とおすすめ度
紀元前500年ごろの戦争を映画で再現!
映画はなんでもできると言うものの、これだけリアルな映像だと本当に見ごたえがあります。
古代史をちょっと紐解きながら見てみると、また感慨深いものがあります。おすすめです、ぜひ!
300 <スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜 [ サリバン・ステイプルトン ]
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