2020年02月07日
成長した天才子役マッケナ・グレイス。『ギフテッド』から『ゴーストバスターズ2』へ!
『ギフテッド』で天才少女の役を演じたマッケナ・グレイスの素晴らしい演技は、まだ記憶に新しいところ。
演じる彼女自身が「天才子役」として話題になった映画でもありました。
その『ギフテッド』から3年、彼女も子役から13歳の少女へ。
2020年は、成長した彼女が主役級で登場する『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が楽しみです。
1984年の初回作『ゴーストバスターズ』から数えてシリーズ4作目。
怪奇現象をコミカルに描いたヒット作で、幽霊退治に奔走した大人たちが今度は子供たちに世代交代します。
(画像引用:https://www.facebook.com/MckennaGraceful/ 記事の最後に予告編を紹介)
原題「gifted」は、天賦の才能のこと
(引用:https://www.facebook.com/GiftedFilm/)
さて、主人公のメアリーことマッケナ・グレイスを一躍有名にした『ギフテッド』は、どんな映画だったのでしょうか?
メアリーは普通の学校に通う7歳の少女…。
のはずが、とんでもない天賦の才能(gifted)を持っていました。
授業で「3+3は?」の足し算を習う他の生徒をよそ眼に、終始たいくつそうなメアリー。
もしかしたらもっとできるのでは?、と気になっていた担任の先生は、試しに3桁の掛け算を出します。
するとどうでしょう!
彼女は、すぐさま暗算で正解を出すのでした。
メアリーの父親代わりフランクにクリス・エヴァンスが登場します。
ご存知、『キャプテン・アメリカ』のヒーローです。
この映画『gifted/ギフテッド』での役どころは、こころ温まるという優しい後見人役で、違った意味でのヒーローを演じてくれます。
フランクが姪のメアリーを引き取った理由
フランクが、姪のメアリーの父親代わりの後見人となったのはワケがありました。
それは、メアリーの母親ダイアン(フランクの姉)の自殺です。
フランクは、メアリーがダイアンと同じく数学の天才の素質があることを知っていましたが、姉の意志もあり英才教育はせず、あえて普通の学校に通わせていました。
しかし、メアリーの祖母イブリン(フランクやダイアンの母になる)は、天才一家の孫としてダイアンで果たせなかった夢をメアリーに託し、天才を集めた特別学校への転校を勧めます。
姉の意志を継ぎ、頑として断るフランク。
しかし、イブリンはなんと親権を取る裁判にうって出たのです。
あらすじ「ここが見どころ」
(引用:「ギフテッド公式サイト」http://www.foxmovies-jp.com/gifted/)
◇なぜ家族同士で話し合えないの?
小さな子どもの親権を、祖母と叔父が奪い合うという構図は、どう見ても不思議。
裁判の冒頭、裁判官はなにも法廷で争わなくても、この建物の通路で話し合えば?と皮肉を言うほど。
しかし、ことは深刻でした。
フランクがメアリーを、普通の学校に通わせている理由は他にもありました。
それは、ダイアンの自殺の原因でもあったのですが、イブリンの教育法は数学さえやっていれば良いといった極端なものだったのです。
素直で周囲の友達と楽しく遊べる優しい子ども。
それがフランクの強い意志でした。
折り合わないフランクとイブリンの主張は、法廷で衝突し解決の見込みがありません。
◇メアリーが犠牲にならないために!
(引用:https://www.facebook.com/GiftedFilm/)
膠着する法廷の影響か、一番心配し出したのはメアリー自身。
自分の存在が否定されているのではと気にし出します。
しかし、フランクには優しい隣人ロバータ(オクタヴィア・スペンサー)がいました。
いつも二人のことを気に掛けてくれるロバータがメアリーを案内したのは産婦人科病棟。
今か今かと出産を待つ家族がいっぱいいる中で、ロバータはメアリーに囁いてあげます。
「メアリーが生まれてきた時もこうだったんだよ!」と。
◇裁判の和解案から映画は意外な展開に!
裁判の膠着が続く中、フランクの弁護士は、彼に和解案を提案します。
それは、信頼できる里親にメアリーを預け、メアリーが12歳になったら彼女の判断に任せるというもの。
フランクは、最悪の事態を避けるためこの案を受け入れます。
しかし、メアリーの気持ちは違っていました。
フランクが自分を絶対に手放さないと言っていたのに、約束を破ったと激怒。
フランクの定期的な訪問さえ拒絶する事態になってしまうのです。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)エンディングに向かって、大きな役割を果たすのは、メアリーが大事にして里親宅まで連れて行った片目の猫フレッド。
そのフレッドに里親が募集されているというポスターを、担任の先生が見つけたのです。
メアリーが手放すはずのないフレッドが、なぜ里親募集?
担任から一報を受けたフランクは、急きょ、里親宅を訪問するとそこには意外な人物がいたのです。
感想とおススメ度
この映画の「gifted=天賦の才能」は、きっと数学の才能のことに違いないはず。
もちろん、それは誰もが巡り合えない貴重な才能であることに違いありません。
しかし、ふと思ったのが映画を通じて登場する、メアリーを取り巻く人たちの思いやりや暖かい気持ちという「才能」。
これこそかけがえのない、本当の「gifted」なのではないか思ったのですがいかがでしょうか?
母親をなくし、祖母と叔父の間で揺れ動く「天才」メアリーの心情。
この難しい状況と役割を演じる当時10歳のマッケナ・グレイスをぜひ見届けて下さい。
さらに成長した3年後の彼女を見るのが、絶対、楽しみになるハズ!
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