2016年09月19日
ラトックシステム DSD対応 フルバランスポータブルヘッドホンアンプが送料無料の15,980円!
NTT-Xにて、ラトックシステムのDSD対応 フルバランスポータブルヘッドホンアンプ REX-KEB02iP
が9月20日 午前10時まで会員割引きされて15,980円で販売されています。二万円前後で販売されているのをよく見ますが、一万五千円台はあまりみませんので特価だと思います。本製品はヘッドホンアンプで、PC等の音源(USB経由で)を本アンプで処理してヘッドフォンで聴くというプロセスが前提になります。スピーカーをつなげたりするタイプのアンプではないので注意してください。USB接続は2つのモードがあって、1つは Windows PC や Mac の USBポートと接続し、USBオーディオ機器として動作する USB-DAC(BP/BT)モードと、もう1つは、iPod、iPhone や iPad を Lightning ケーブルで接続し、保存された音楽をデジタルフォーマットで取り出して再生する iPod 互換モードで、どちらの方式であってもデジタル音源りまま処理(途中でアナログ変換を挟むことなく)されて再生できます。DSD128 や L-PCM24bit/384kHz などのハイレゾ音源に対応するフルバランス駆動型ポータブルヘッドホンアンプです。「フルバランス駆動」というのが本機の特徴ですが、具体的な意味はデジタルで受け取ったソースをD/A変換からヘッドホン出力まで、左右独立させて行う設計がなされていて、これを「フルバランスの構成回路」などの言葉でまとめているだけです。左右のチャンネルが混ざることなく処理されるため、結果的に音質が安定してクリアに表現力が引き出されます。この音質をフルに体験するには、ヘッドフォンも選ぶのですが、重要なのはヘッドフォンの出力端子です。バランスヘッドホン出力(2.5Φマイクロ モノラルジャック×2)とシングルエンドのステレオヘッドホン出力(3.5Φステレオミニジャック×1)の2系統を搭載していますが、左右のチャンネルを別個に接続するバランスヘッドホン出力で接続した方が左右のチャンネル分離や音のメリハリ等の面で音質的に優位です。従来より普及するシングルエンド出力にももちろん対応していますので、ケーブル等自作して聴き比べてみることも可能です。iPod 等に対応していることからして、内蔵リチウム電池で駆動できます。国産のリチウムイオン充電池を使用しているようで、約2時間45分のフル充電で約5時間の連続再生が可能です。
音質面についていえば、きわめて普通の誇張のない自然でフラットな仕上がりです。これは録音の良い音源を再生する場合は音源に忠実という面で最高なのですが、音源の状態が悪いモノや、アナログ録音されたモノをデジタル変換して販売されたような音源の再生では、元の音質の状態や不自然さもそのまま再現してしまいます。ヘッドフォンで聴くので、意識しなくてもそのまま聞こえてしまうのが特徴です。高音・中域に関しては問題ない解像感と音量ですが、低域はやはりパワー不足感が少し残ります。インピーダンスの高いヘッドフォンを使ってしまうと、本機はポータブル型ですので十分に駆動できない可能性があります。一方、イヤホン的な軽めのモノであれば、低域も不足感はありませんので、そちらの方からヘッドフォンを選ぶことをオススメします。スペックではインピーダンスはステレオヘッドホン出力68Ω負荷も大丈夫のように読めますが、半分の30〜34Ω程度のイヤホン・ヘッドフォンがいい感じだと思います。DSDに対応しているので、今後のハイレゾ音源試聴も楽しめるので、価格を考えるとコストパフォーマンスは高いです。手持ちの iPod に入った 320kbps CBR 24bit 音源を、iPod 付属のヘッドフォンで聴く程度でも、iPod から直接聴くのと音質の違いが明白にわかります。16,000Hz 以上がたっぷり詰まった音源をお持ちの方は、ハイレゾでなくても十分楽しめ、味わいきれますのでオススメですよ。
■良い点
- DSD・ハイレゾ対応
- コンパクトで持ち運べる
□イマイチ
- デザイン的にはどうかと
- 切り替えスイッチが小さめ
タグ:NTT-X
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