とくとくまる

NTT-Xにて、ビクター コンパクトコンポーネントシステム EX-HR5が在庫処分価格の61,580円で販売されています。格安とまでいえるか自信がありませんが、安いとは思います。当ブログでもオンキヨーやパイオニア製のコンポを紹介していますが、ビクターはおそらく初登場になります。本製品の注目点はフルレンジウッドコーンのスピーカーだと思います。他社にはない特徴で木の振動板を使用しています。ウッドコーンが奏でる音質はナチュラルで、疲れにくい音です。必ずしも万能で音響特性に優れたわけではないと思うののですが、クラシック系のギターやピアノは自然な感じで長時間聞き続けられる音です。ジャズを良く聴く人にも会う音質です。解像感に関しては、オンキヨーのコンポの方があので、聴く音楽のジャンルによって好みが分かれるところです。PC音源をネットワーク経由で再生するような機能は全く搭載されておらず、音楽CD、MP3、WMA、USB接続したiPodやiPhoneの再生程度と、最近のモデルにしては控えめです。ケンウッドの技術もアンプ設計には活かされていて、音楽コンテンツのフォーマットに応じて、自動的に最適な「ビット拡張」、「帯域拡張」、「波形補正」の処理を実施し、CD（44.1kHz/16bit）などの楽曲がスタジオマスタークオリティのサウンド（176.4kHz/24bit）になるという「K2テクノロジー」も搭載されています。この技術が活きているのかいないのかはともかく、アンプとしての実力も低くはなく、高域ののびなどは先述のウッドコーンスピーカーとセットでいい感じに鳴らしてくれます。192kHz/24bit対応のデジタル入力端子（光ｘ１、同軸ｘ１）を装備しているので、PCのみならず、外部の対応機に繋げばハイレゾ音源もハイクオリティのままデジタル接続で楽しめます。どちらかというと自然な音質、聴き疲れない音質のコンポですので、長時間音楽をかけながら何かの作業をする人にはオススメです。