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2015年09月05日
心臓や血液に作用する薬 (3)貧血用薬
【大阪26−039】
a.服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が良くなる。
b.銅はヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。
c.コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB2の構成成分である。
d.ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
a.服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が良くなる。
b.銅はヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。
c.コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB2の構成成分である。
d.ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
【解説】
a × タンニンと鉄分は結合すると吸収が妨げられる。
b ○
c × ビタミンB2ではなくB12(シアノコバラミン。コバルトを含むからシアノ「コバラ」ミン)
d ○ ビタミンCは鉄の吸収を助ける。
【四国26−039】
a 鉄製剤の服用前後30 分にビタミンCを含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。
b 貧血のうち鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。
c 銅は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つことから、貧血用薬に配合されている硫酸銅は、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助けることを目的としている。
d コバルトは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であることから、貧血用薬に配合されている硫酸コバルトは、エネルギー合成を促進することを目的としている。
a 鉄製剤の服用前後30 分にビタミンCを含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。
b 貧血のうち鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。
c 銅は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つことから、貧血用薬に配合されている硫酸銅は、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助けることを目的としている。
d コバルトは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であることから、貧血用薬に配合されている硫酸コバルトは、エネルギー合成を促進することを目的としている。
【解説】
a × これはお茶などのタンニンについての記述。ビタミンCは鉄の吸収を助ける。
b ○
c ○
d × これは硫酸マンガンの記述。コバルトはビタミンB12の構成成分。
【九州・沖縄24−079】
鉄製剤について
ア 消化器系への副作用を軽減するためには、食後に服用することが望ましい。
イ 貧血の症状がみられる以前から、予防的に使用することが望ましい。
ウ 食生活を改善し、かつ鉄製剤の使用を2週間程度続けても貧血の症状の改善がみられない場合には、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因の可能性がある。
エ 服用の前後30分に、タンニン酸を含む飲食物の摂取を控えることとされている。
鉄製剤について
ア 消化器系への副作用を軽減するためには、食後に服用することが望ましい。
イ 貧血の症状がみられる以前から、予防的に使用することが望ましい。
ウ 食生活を改善し、かつ鉄製剤の使用を2週間程度続けても貧血の症状の改善がみられない場合には、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因の可能性がある。
エ 服用の前後30分に、タンニン酸を含む飲食物の摂取を控えることとされている。
【解説】
ア ○
イ × 鉄の過剰症を防ぐためにも、予防的には使わない。
ウ ○
エ ○
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