福祉医療機構(WAM)が8月9日に発表した調査レポートでは、2022年度の訪問介護事業所の42.8%が赤字であることが示された。この割合は前年度よりも2.7ポイント悪化しており、経営の厳しさが増している。一方で、黒字事業者は短時間の身体介護サービスを増加させることで、1事業所あたりの活動収益を大幅に改善していることが明らかになった。 短時間の介護サービスは、介護時間が短くとも回数を増やすことで効率的に収益を上げられる点で有利だ。この経営手法が黒字を実現する鍵となっており、特に身体介護を中心にした事業所において顕著である。
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