◎高校生が手作り交流会
盛岡市中ノ橋通1丁目にある通所介護施設「フキデチョウ文庫」で2カ月に1度、障害者や不登校児の交流会が開かれている。盛岡中央高通信制課程1年大平諒さん(15)=盛岡市=が呼び掛け人だ。
小学6年の時に脳腫瘍が見つかり、放射線や抗がん剤の治療で半年入院。半身まひや脳の障害が残り、中学校で思うような学校生活を送れなかった。
「頑張ろう」と励ます先生の指導はありがたかったが、体がついていかなかった。もどかしい思いを共有できる友達も周囲にいなかった。
悩みを抱える人が集う場をつくりたい−。開催日やイベントの内容を手書きの新聞にして告知した。
6月30日はかき氷作り。乳児から高齢者まで20人以上が集まり、イチゴやあずき、チョコレートと思い思いのかき氷を食べ、談笑や読書で時間を過ごした。
「世代を超えて集まり、心に抱える重荷を本音で語れる場所にしたい」。大平さんは目を輝かせた。
2018年07月22日 河北新報
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