報道に左右されるマーケットCPIで落ち着く?
ブルームバーグ報道で
「マイナス金利解除、日銀は今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」に、
ドル円はショートカバーで146.58円前後まで上昇
しかし、昨日は日経の観測記事
「日銀、緩和出口どう地ならし慣れぬ対話に危うさも」の中で、
12月会合で事前予告するとの観測を出したことで、
円高がまた進み、145円台前半となっている状況でのCPI発表。
来週19日の日銀政策決定会合での
政策変更を予想する金融機関は
ほとんどないようです
金利マーケットでは政策変更を先取り、
もしくはヘッジする動きが相次ぎ、
かなりの織り込み具合になっています
日本10年国債 金利1時間足
FOMCを控えていることもあり、短期的には
米CPIの結果に沿って動くも、大きくレンジを離れることもなさそうです
11月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇。
予想中央値は前月比横ばいだった。
前年同月比では3.1%上昇。市場予想と一致
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.3%上昇。
前年同月比では4.0%上昇。いずれも市場予想と一致
ただ、粘着性のある住居費とサービス物価が0.4%上昇しており
雇用統計の結果を裏付ける形になりました
【米】 消費者物価指数(CPI) 前月比(11月)[0.0%]
予想: 0.0%
結果: 0.1%
【米】 消費者物価指数(CPI) 前年同月比(11月)[3.2%]
予想: 3.1%
結果: 3.1%
【米】 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比(11月)[0.2%]
予想: 0.3%
結果: 0.3%
【米】 消費者物価指数(CPIコア指数) 前年同月比(11月)[4.0%]
予想: 4.0%
結果: 4.0%
これを受けてFOMCは利下げを急ぐような姿勢は取りづらいでしょう
利下げはありえなく、やはり現状維持ですね
問題はドットチャートです
市場は0.25%の利下げを年4〜5回の利下げを4月から期待していますが
期待通りにはいかないのではないでしょうか
明日のパウエル議長の発言も市場にとってややタカ派に聞こえるかもしれません
FOMCでドル円一瞬上昇してもまた戻るのではないかと見ます
今日のドル円は145.459歩挟んだレンジが続きそうですが
145.311をブレイクしたら下落が進みそうです
ドル円15分足
トレンドが出たら
上は146.146.179、下は144.569でそれぞれ反発するかを見て行きます