パウエル議長発言よりも ISM製造業景況指数
ブラックアウト期間突入前の、
最後のパウエル議長講演。
高水準にある借り入れコストに関して
「連邦公開市場委員会(FOMC)は慎重に行動するが、
追加利上げの選択肢も維持する」と述べました。
米金融市場で広がる2024年前半の利下げ観測を押し返した格好です
ウォラー理事が利下げに言及したことで、
長期金利が低下し、その後発言する
FRB関係者は従来どおり、
利下げは一切考えていないと発言し
火消しに走っています。
パウエル議長も、同様でした
ベージュブック等では景気が緩やかに
減速していることが確認されています
ただ、経済指標はまちまちの結果
消費者信頼感指数は予想を少し上回り、
シカゴ購買部協会景気指数は
55.8と予想45.4を大きく上回りました
その意味では、
ISM製造業の数字が注目され、
結果は
【米】 ISM製造業景況指数 (11月)[46.7]
予想: 47.6
結果: 46.7
これにドル円は大きく反応しました
これは想定内でしたがパウエル議長発言で多少は戻すと考えていましたが
大して反応しませんでした
4時間足で観ると
抵抗ラインを割り込んでいます
ディセンディングトライアングルが出来上がっており
それを割り込んだ形に
pivotのS2付近での攻防が続いています
日足で観ると次の抵抗帯は146.28付近
来週ここまで来るかです
日米の金利差からドルを買いたい向きが
まだ多いのではないかと思うのと
ショートポジションを持つにも
一旦上げてほしい向きもいるので
なにかをきっかけに上昇するのでは?
来週の雇用統計でしょうか?