来週のドル・円はもみ合いとなりそう
来週の注目材料
17日:9月の米小売売上高
19日:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がニューヨークのエコノミッククラブで講演
20日:9月の日本全国CPI
小売売上高など米国の経済指標は総じて弱めの予想で、
ドルの上値を抑えるとみられます
一方で、日米金利差の下支え効果は高く、
方向感が出づらい展開が見込まれます
市場の見方
・米CPIは予想は上回ったが鈍化傾向は続いており、
中途半端な結果。その意味でドル・円は上値を試すのが難しい感じになっている
・米指標は米国が高金利を長期間維持するには十分とみられ、ドル・円は148〜150円のレンジでもみ合いそう
ドル円は149.82円まで上昇しましたが
150円に近づいたところ
鈴木俊一財務相が為替市場では「場合によって適切な対応を求められることもある」との見解を
明らかにしました
150円に触った瞬間に「介入が入り
3円ほど落とされるかも知れない」という
恐怖感から、だれもドル円の
高いところを買い進めないようです
大きな目で見てレンジに入ったのでしょう
いずれドルが上昇するとみますが
今は一服といったところ。
もう少し、ドル円は調整する可能性がありそうです
4時間足で観るとハーモニックパターンをつくっての押し目局面です
CPI上昇のフィボを0.382になっています
ここからの反発がちょうどいい感じですが
ドル円はクロス円に比べて下落率が低いので
まだ下げる可能性も考えられます
半値押しとなると149.4
0.632押しなら149.31
大きなレンジと見ると将来的に148.188まで来ることもありえます