円が主要10通貨に対して全面安。
日本銀行による金融緩和策の修正がなかったことを受け、
対ドルでは一時1ドル=141円92銭までさげました
日銀は16日の金融政策決定会合で、
イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)を軸とした
現行の大規模な金融緩和政策の継続を決め、
景気・物価の認識にも大きな変化はありませんでした
ドル・円にとってクリティカルなエリアは142円50銭付近です
142円50銭を上抜けると昨年10月の高値152円付近を試すことになるでしょう
中間的な目標は145円付近でしょうか?
対ユーロでは、一時1ユーロ=155円22銭と2008年以来の安値に下落。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会のタカ派が
ECBは秋まで利上げを続けなければならないかもしれないと警告しています
またラガルド総裁は、利上げではまだやるべきことがあるとあらためて述べ、
「7月の政策会合で利上げを継続する公算が極めて大きい」との見解を示しました
ドルよりもユーロの方が円安が加速するかもしれません
今後は日銀の介入タイミングを注意することになります
みんな警戒しているので142円からは買いの勢いが弱まるかもしれません
ドル円はわかりやすい動きになっています
植田総裁の口先介入がなかったことに驚きです