マーケットは小康状態?
今月は、予想以上に強い米CPI、
FRBによる利上げ、
日銀介入、英ポンドの急落と、
話題には事欠かない月でした
今週は経済指標の発表も少なく、
半期末ということもあり、少し静かに
なっていくのではないでしょうか
短期的には英ポンドの行方が
最も注目を集めるところでしょう
巨額の財政赤字をもたらす
トラス政権の経済政策が問題の根幹ですが
トラス新首相が怯むことはないでしょう。
英中銀が妥協することも無いので、
次第にポンド安になると思われます
その一方、ドル高が新興国を始め、
様々なところに金融リスクの
種を蒔き始めた感があります
このまま米国が金利を上げ続けると、
ついていけない新興国が出てきて
問題となるでしょう
そうした影響のことも今後考えてみます
目先はドル円はレンジ取引で押し目買い、
ポンドドルは戻り売りでしょうか
ドル円に関しては、介入額が
3.5兆円程度だったのではないか、
との観測が流れています
マーケットリアクションから想像するに、
その程度の金額でしょう
黒田総裁が金融引き締めに動くことは
とても考えられないので、
ドル円はやはり押し目買いです。