ECB理事会に注目
本日20時45分にECB理事会の結果が発表されました
そして21時半頃から、ラガルド総裁の会見が行われました
結果は
ECB総裁会見サマリー
欧州中央銀行(ECB)は9日、政策金利を市場予想通り0.00%に据え置いた。
下限政策金利の中銀預金金利を-0.50%に据え置き。
上限政策金利の限界貸出金利を現行の0.25%で据え置いた。
欧州中央銀行(ECB)声明
「資産購入プログラム(APP) 7月1日付けで終了」
「主要金利の引き上げを開始する前に満たすべき条件について慎重に検討」
「7月会合でECBの主要金利を25bp引き上げる予定」
ラガルドECB総裁
「高いインフレ率が主要な課題」
「インフレ率は目に見えて高く、インフレ圧力は拡大した」
「インフレリスクは主に上振れ方向」
「エネルギーコスト高により短期的な経済活動が抑制」
「戦争は成長への大きな下振れリスク」
ラガルド総裁は、既にECB内のブログにおいて、
今後ECBが金融引き締めに向かう方向性をはっきりと打ち出しており、
本日はその内容確認をすることになります
そして、引き締めがどの程度のペースで行われるかがポイントですが
ラガルド総裁のことなので、「慎重に」行われることが強調ました
もっとも、それは多くのタカ派理事が納得できるものではないでしょう
総裁会見の語調の強さで、ECB内のコンセンサスを図ることにりますが
意外とハト的でしたユーロ円は大きく調整しています
ドル円は、高値更新ですが、そのレベルを保つことができませんでした
少し調整しています。しかし、明日米CPIを控えており、
大規模に調整されることもないでしょう。あくまで押し目買いです