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1998年、バイクで日本一周した時の日記を晒す@〜 旅立ち編 〜
◆5/16(土)
天気はもちろん雨、結局昨晩はバンガローの下にテントを張って寝た。今日の天気では移動もしたくないが日曜の昼には大阪に着いていなければならないので仕方なく目的地の淡路まで走ることにする。小雨だったが走り出した頃には土砂降りになる。
とにかく今日は観光なんてする気分ではなくただの移動だ。雨に耐えていればよいのだがそういう訳にはいかなかった。何かケツが冷たく感じる。このカッパは5年も使っている古い物なので激しい雨には勝てないのである。
雨男のくせに雨対策がおろそかだった結果こうなったわけだが、何か方法はないかと考えズボンの上にビニールを巻きその上に合羽を着るが効果なし。途中にあったホームセンターで安物の合羽を買い2枚重ね。これで完璧、しかもコインランドリーで濡れた服も乾かし雨なのに晴れ晴れした気分で走行。
予定通り淡路島に到着し民宿を見つけ泊まる。何と言っても今日、3日ぶりに風呂に入ったことだ。この冷え切った体を一瞬にして暖めてくれ生き返った気分だ!たかが風呂だが3日も入っていないとその場所は天国のように感じた。
◆5/17(日)
天気はくもりで雨は降っていないが昨日の雨でヘルメットや荷物も濡れている最悪の状態だ。今日の目標は昼までに大阪の寝屋川まで行かなければならない。その理由は辞めた会社で一緒に働いていたYさんと会う約束をしていたからだ。
目的の一つ明石海峡大橋を渡るが曇っていてよい写真も撮れないため何も考えず橋を渡り切った。あとはひたすら寝屋川まで走るのみ。道にも迷うことなく彼にも分かりやすそうな市役所に11:30頃着く。時間は予定通りですべては順調、彼に電話をするが留守電になっていた。
「市役所に居ます」とメッセージを残し新聞を読みながら15分おきに電話をかける。結局13時を過ぎても留守なので諦める。まぁ、あの人はすぐ気が変わり忘れやすい性格なのでこういう事もあるのは承知している。しかし彼に会うために大雨の中を走ってきたのに裏切られたと腹が立ったが、会っても会わなくてもどっちでもよい人物なので会えなければそれでいいと思った。
もう彼に電話することはないだろう。この後、南紀まで下る予定だったが明日は雨だしまだ昼なので名古屋の実家に向かうことにする。夕方、以前働いていた職場がある滋賀県大津市に寄る。当時暮らしていた社員寮、会社の前を通る。とても懐かしい気分になり会社の前で写真を撮る。
次に琵琶湖畔で休憩。こんなゆったりとした気分で琵琶湖を眺めるのは初めてだ。約2年もこの地域で働いていたのに、ゆっくりと湖を眺める心の余裕さえなかった当時を思い出す。その後は名古屋に向かってひたすら走り20時頃実家に着いた。
タグ:バイクで日本一周