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2019年01月13日

1998年、バイクで日本一周した時の日記を晒す@〜 旅立ち編 〜

部屋の整理をしていたら昔、バイクで日本を旅していた頃の日記が出てきたので捨てる前にブログに残しておこうと思った。道中で出会った人物の実名はイニシャル表示、不適切、読みにくい表現は手直しを加えたが、1998年当時の旅日記をここに晒す。
*写真は身バレの可能性があるため載せない。

バイクで日本一周しようと思ったきっかけ

「バイクで日本を周りたい」そう思ったのは1998年春(当時20代)のこと、当時は鹿児島に移住して一年半が経とうとしていた頃だった。毎日会社とアパートの往復、仕事自体はストレスなく楽しかったが何か虚しい毎日。。。

このまま俺は終わってしまうのか?旅をしてつまらん自分を変えたい!強くなりたい!新しい世界を見てみるんだ!

そんな気持ちが込み上げ抑えきれなくなったので旅立った。今思えば、移住の地でせっかく見つけた職を捨ててまでやることではなく、会社の上司が俺に掛けてくれた言葉「狭い日本を周ったところで鳥籠の鳥が脱出して宇宙を目指すようなもの」の意味が社会の底辺に位置する中年となった今、痛いほどよく分かる。

あの当時の俺は若く、他人の意見は聞き入れず即実行する大馬鹿者だった。

バイクで日本一周の定義

厳密に言えば日本の海岸線の隅から隅まで一周することだが、
・全都道府県を周った
・長期間にわたり気ままに日本各地をウロウロした
・一度の旅で北海道〜沖縄間を可能な限り自走で移動した

俺にとっての「バイク日本一周」の定義は上記の3点(終わりを決めない長旅ということ)

1998年、バイク旅日記

1998年5月、250ccのオフロードバイクで鹿児島県国分市(現霧島市)からスタートした日記である。携帯電話は所有していたが、当時の物はネット回線に繋ぐことはできない、メモ機能もない電話機だったのでテント内や宿で就寝前、持参したノートにその日の出来事を書くというアナログスタイルであった。

純粋に旅をするという目的が、迷走して「全国の道の駅スタンプを収集する」ということになってしまったが、今となっては忘れられない思い出(黒歴史)となったのである。

5/12(火) 旅立てなかった旅立ちの日

AM10時、本当なら宮崎方面へ向かっているはずだが自分の家に戻っている。昨日は鹿屋市の友人S宅に泊まり、朝そのまま出発予定だったのだが、こんなことになっている。こうなった理由はSに自宅の鍵を預けたことだ。奴のことは信用しているが、もしものことがあった場合など最悪の事態に備え金目の物(印鑑、通帳など)は持って行くことにしたのだ。

いつもSと酒を飲んだ次の日は腹の調子が悪い。腹痛を我慢しながら鹿屋市(Sの家)〜国分市(自分のアパート)間を走ってきた。しかも今日は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気である(降水確率70%) 本日の行先である宮崎県のキャンプ場は約200km先だ。昼から出発して19時過ぎには着くが天気も悪いし鹿屋から走ってきただけで疲れる。

やはりもう少し荷物の軽量化や走行ルート、予定を今日中に決めることにする。まぁ、そんなに焦って出発することもないだろう。今の自分の旅には期限がないのだから気が乗らなければ行かなくたっていいのだ!昼になると激しい雷が鳴りだし雨も降りだしてきた。あ〜あ、どうしてこんなに俺は雨男なんだろう。これから先、何日雨に邪魔されることやら。

5/13(水) 旅立ちの日

天気くもり、朝7時に起き準備をしていると時々晴れ間も見える、いよいよ出発だ。9時半頃、準備を終え出ようとすると雨が降ってきた。本当に俺は雨男だ!予報によると九州地方は梅雨入りしているそうだ。今日こそは何が何でも出発しなければ。

14:40分、日向市近くのパチンコ店で休憩。午前中止んでいた雨だが午後からは小雨が降り続いている。道中、寄ってみたい所があったがカッパを着込むと止まるのが面倒になる。16:00時、また俺の悪いクセ、ガス欠寸前まで走ってしまう。

388号線、北浦町のあたりはガソリンスタンドが見当たらない。ガス欠の不安、泊まる場所も確保できていない不安。なんでこんな雨の中、バカなことをやっているんだ!嫌な気持ちになる。でもとりあえずガソリンだけは入れなければと思い走り出す。

5km程行くと側道にガソリンスタンド発見、その後少し進むとキャンプ場も発見!一気に安心感を得た。いつも俺のツーリングはこの不安と安心の繰り返しだ。キャンプ場に入ると、誰も他に客がいない。設備もすばらしく高そうに見えたがなんと100円!

管理人に「どこでもいいのでバイクを乗り入れ好きに使ってくれ」と言われ幸せな気分。すぐにテントを張りたいところだが、夜になればどんな状況になるのか分からないので寝る直前に張ることにして炊事場の屋根下で雨宿りをする。

18:00時頃、若い4人連れがやってきた。彼らは奥のバンガローへ入っていったので22時頃、入口近くにある木の下の濡れにくい場所でテントを張る。久しぶりのキャンプなので中々寝つけない。「こんな窮屈な所でなんか寝れねぇや!布団で寝たい!」初日から弱音を吐く。やはり酒でも持って来た方がよかったと思う。夜中、暴走車の音がするが、わけのわからない所ではなくキャンプ場なのでさほど気にもならない。

当時を振り返る

自宅アパート(鹿児島県霧島市)から宮崎のキャンプ場までの日記だ。今もそうだが、当時のチキンぶりがよく分かる。バイクでソロツーリングを始めた頃、徳島県鳴門辺りの峠の脇道でテントを張って寝ていたらローリング族に絡まれそうになりテント内で一晩中震えた経験がトラウマとなっておりテント泊での異常な警戒感を生んでいる。

◆漫画家「吉本浩二」の日本一周バイク旅日記
日本をゆっくり走ってみたよ : 1 (アクションコミックス)

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