tetsuniikun日記

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昨日、10月27日(土)　 ＪリーグYBCルヴァンカップ　決勝 が行われました。 そして、ニューヒーロー賞の発表がありました。 その前に試合前の様子です。

ファイナルはスタイルの“殴り合い”。スペクタクルな打ち合いの幕が上がる

３月７日の開幕から約７カ月半。長く続いたＪリーグYBCルヴァンカップもついにファイナルを迎える。頂点を懸けて戦うのは、17年ぶりの決勝に臨む横浜FMと、クラブ史上初の決勝を迎える湘南だ。

横浜FMは今季からアンジェ ポステコグルー監督が就任し、左SBの山中 亮輔が流れの中で中央に入り込むなど、独自の攻守を構築して今季を歩んできた。途中で試行錯誤を繰り返しながらも改革を進め、直近のリーグ戦であるＧ大阪戦こそ落としたものの、９月以降の公式戦10試合で７勝１分２敗と、まいたタネが花を咲かせつつある。ルヴァンカップ優勝という大輪を咲かせ、さらなる成功への第一歩としたいところだろう。

一方の湘南も、�ﾞ 貴裁体制７年目にして初めて訪れたメジャータイトルのチャンスを逃すわけにはいかない。決勝どころかＪ１すら初挑戦の選手が多い中で、堂々とした勝ち上がりでファイナリストに名乗りを上げた。そんな状況の中で選手たちは「特に緊張していない」と口をそろえ、1994年ベルマーレ平塚時代の天皇杯以来の国内タイトルへ挑戦する。

各所で述べられているとおり、スタイルのぶつかり合いとなるのは間違いないだろう。今季の横浜FMはボールを大切に扱うサッカーを貫き、湘南もお家芸である前線からのプレスは曲げない。準決勝では地上戦で細かくつないで崩し切る幅の広さも見せた。お互いの良さを出すことが相手の良さを消すことにもなるという、いわば“殴り合い”の展開の中で、どちらが先に殴り倒すことができるかがカギを握る。観客にとってはエンターテインメント性にあふれる展開だ。

また、メンバーも気になるところ。横浜FMは久保 建英と山田 康太がU-19日本代表で離脱しているが、伊藤 翔が練習に完全合流し、この試合にも復帰できる見込み。ルヴァンカップで８ゴールを挙げて得点ランクトップに立つFWの復帰は朗報だ。湘南も齊藤 未月と石原 広教を同じくU-19日本代表で欠き、準決勝第２戦で負傷した菊地 俊介も、練習に復帰したものの出場は微妙。それぞれチームの精神的な支柱であったり、変化をもたらす存在で、出場可否がゲームに与える影響は大きい。どのような状態で試合に入るかは注視したい。

サッカーのスタイルにおいても、改革か継続かというチーム方針においても、両極端な状態にあるチーム同士の対戦。結果だけはフタを開けてみないと分からないが、スペクタクルな展開になることはほぼ間違いないだろう。決戦は10月27日13時５分、埼玉スタジアム2〇〇2でキックオフだ。

［ 文：中村 僚 ］

今、新時代を創るとき。【ルヴァンカップ 決勝】



決勝前日会見【ルヴァンカップ 決勝】


目指すは、打ち合い。ルヴァンカップ決勝直前の特別対談！【ルヴァンカップ 決勝】

ＪリーグYBCルヴァンカップ　決勝 埼玉スタジアム２〇〇２ (入場可能数：62,010人) 13:10 kick off 湘南ベルマーレ − 横浜Ｆ・マリノス 入場者数：44,242人 天候：晴　気温：20.7℃　湿度：78% 主　審：木村 博之　副審１：相樂 　亨 副審２：聳城　 巧　第4の審判員：三原　 純 追加副審１：荒木 友輔　追加副審２：廣瀬　 格

予想フォーメーションは３−４−２−１。 直近のリーグ戦から１名スタメンを変更。 ボランチの一角に 10 秋野 央樹が入る見込み。 先発の 7 梅崎 　司にとってはかつてのホームスタジアムでの決戦。 浦和でタイトルを味わっているベテランがチームをけん引する。 準決勝では２戦合計３−３で決着が付かず、ＰＫ戦の末にクラブ史上初となるファイナル進出を決めた。決勝でもお家芸である「湘南スタイル」を披露し、タイトルをつかみ取れるか。 7 梅崎 　司がキャプテンマークを巻く。

予想フォーメーションは４−１−２−３。 直近のリーグ戦から１名スタメンを変更。 11 遠藤 渓太に代わって 25 ユンイルロクが左ウイングを務める。 得点ランキングトップに立つ 16 伊藤 　翔はベンチからのスタート。 7 ウーゴヴィエイラは今季の湘南戦で計４ゴールを奪っており、注目が集まる。 直近のリーグ戦は落としたものの、９月以降は公式戦で７勝１分け２敗と、好調を維持。チームに染み付いたアンジェポステコグルー監督の攻撃的なサッカーを今季の集大成として発揮したい。 6 扇原 貴宏がキャプテンマークを巻く。

湘南ベルマーレ ボールでキックオフ、試合開始。

30分 警告 横浜Ｆ・マリノス 　27 松原 　健

36分 GOOOOOAL！！！ 湘南ベルマーレ 29 杉岡 大暉 敵陣浅い位置で 13 山根 視来が縦に出したパスは対面の横浜Ｆ・マリノス 14 天野 　純に当たるが、敵陣中央まで上がっていた 29 杉岡 大暉が横浜Ｆ・マリノス 27 松原　 健の背後を突き、こぼれ球をいち早く拾う。 29 杉岡 大暉は前を向いて持ち上がると、ペナルティエリア手前の中央から迷いなく左足を振り抜く。 ボールは横浜Ｆ・マリノスGK 21 飯倉 大樹にはじかれながらも、ゴール右に吸い込まれて先制に成功する。

43分 警告 横浜F・マリノス 9 大津 祐樹

45分 アディショナルタイムは１分の表示。

45+2分 前半終了。 湘南ベルマーレ 1-0 横浜Ｆ・マリノス

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横浜Ｆ・マリノスボールでキックオフ、後半開始。

69分 交代 横浜Ｆ・マリノス 25 ユン イルロク → 26 イッペイ シノヅカ

71分 交代 湘南ベルマーレ 10 秋野 央樹 → 18 松田 天馬

77分 交代 湘南ベルマーレ 7 梅崎 　司 → 23 高山 　薫

78分 交代 横浜Ｆ・マリノス 9 大津 祐樹 → 16 伊藤 　翔

79分 警告 横浜Ｆ・マリノス 6 扇原 貴宏

87分 交代 湘南ベルマーレ 18 松田 天馬→ 2 菊地 俊介

90分 アディショナルタイムは４分の表示

90+5分 試合終了。

湘南ベルマーレ 1-0 横浜Ｆ・マリノス

らしさあふれる90分。�ﾞ貴裁体制７年目の湘南スタイル、ここに結実

前身のＪリーグヤマザキナビスコカップを含め、大会史上初の同県ダービーが実現した決勝戦。試合前、湘南サポーターは50周年を記念するマークとクラブエンブレムをコレオグラフィーで作り、横浜FMサポーターは無数のトリコロールフラッグを振り、決勝戦を彩った。

湘南は直近のリーグ戦から一人を変更。秋野 央樹が１カ月ぶりに先発に復帰し、石川 俊輝がシャドーに上がった。対する横浜FMはニューヒーロー賞を受賞した遠藤 渓太が負傷で欠場、代わりにユン イルロクが入る。左ひじの骨折から復帰した伊藤 翔はベンチスタートとなった。

立ち上がりからいきなりペースを握ったのは湘南だった。開始10秒で相手陣内でボールを奪い岡本 拓也がシュートを放つと、30秒には細かいつなぎから秋野がミドルシュートと、いずれも枠には収まらなかったものの二回もゴールに迫り、主導権を握る強い意欲を見せる。

横浜FMの反撃は10分、ウーゴ ヴィエイラと大野 和成が競り合ったこぼれ球を大津 祐樹が拾い左足でシュートを放つが、これも枠に収まらず。序盤から激しい打ち合いになることを予感させるシーンだった。

その後は前からのプレスをうまくハメた湘南が面白いように前線でボールを引っかける。今週の練習で見せていたコンビネーションも随所に発揮し、次々とシュートを放っていった。

決定機を生みながらも得点を奪えないという、湘南のこれまでのイヤなパターンになりかけたが、36分にゲームが動いた。湘南の右サイドで細かくボールをつなぎ、縦パスがDFに当たってコースがそれるが、それをピッチ中央で杉岡 大暉が拾う。そのまま数歩持ち運ぶと左足を振り抜き、弾丸のようなボールがゴール右に収まった。このゴールで湘南が１点をリードし、アディショナルタイムはほとんどとらずに前半を終える。

後半に入ると横浜FMが修正。中盤のモビリティーが増し、湘南のプレスをかわしてゴール前に迫る場面が増える。54分、右サイドで得たCKで天野 純が低いボールを送りウーゴ ヴィエイラが合わせるが、これは大きく枠の上に外れた。

横浜FMが攻め、湘南が守るという展開で時間が推移するが、得点の動きはなく試合は終盤へ。横浜FMは69分にイッペイ シノヅカ、78分に伊藤を投入し得点を奪いにいく。湘南は高山 薫、松田 天馬、さらにその松田に代えて菊地 俊介を投入するなどして、中盤の運動量を再び戻そうとする。

際どいシーンは79分。イッペイ シノヅカ、山中、イッペイ シノヅカとつないで左サイドを突破し、ペナルティーエリア内で岡本と接触して倒れるも笛は鳴らず。横浜FMサポーターからはブーイングが鳴り響いた。

一方、湘南は粘り強く守り最後の一線を越えさせず、一方でアディショナルタイムには山根 視来がドリブルでゴール前まで持ち運ぶなど、うまく相手をけん制しながら時間を進めていく。

結局そのままゴールは生まれず、４分のアディショナルタイムが終了。湘南が�ﾞ 貴裁体制７年目にして、クラブ史上初の栄冠をつかみ取った。

［ 文：中村 僚 ］





ニューヒーロー賞

横浜Ｆ・マリノス 11 遠藤 渓太 ２０１８ＪリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞できたことを本当に嬉しく思います。この賞は自分の力だけで勝ち得た賞ではなく、チームメイト、監督やスタッフ、すべての方々のおかげで受賞することができたと思っています。ただ、自分としては、受賞に値するだけのプレーを披露できたとはまだ思っていません。その分、週末の決勝と残りのリーグ戦で自分の価値を証明できるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

ニューヒーロー賞選出の経緯
グループステージ5試合、プライムステージ4試合に出場しコンスタントに活躍。味方を活かすプレーで得点に絡む活躍を見せ、メディア投票で1位を獲得した横浜Ｆ・マリノス　遠藤渓太選手を選出した。周囲との連携によってプレーの選択肢が広がり、大会を通じて成長。持ち前のスピードに乗ったドリブルに磨きがかかり、スペースを生かした動きで味方攻撃陣の得点機会創出に貢献した。試合を重ねるごとにキレが増し、自身の勢いに乗ったプレーとチームの上り調子が同調。チームにとって17年ぶりの決勝進出に貢献した活躍に加え、大会を通じて成長する姿に今後の可能性が秘められていることも評価を受けて、ニューヒーロー賞受賞となった。

2018ＪリーグYBCルヴァンカップも湘南ベルマーレの初優勝で幕を閉じました。 2018年のタイトルも"リーグ戦"、"天皇杯" となりました。 プロサッカーのシーズンもいよいよ大詰めです。 残りの試合もフェアプレーで熱く素晴らしい試合を期待しています。 ガンバレ！！！

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