tetsuniikun日記

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2018年11月07日

明治安田生命Ｊ１リーグ　第28節、第32節　ハイライト

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11月6日(火)に開催された明治安田生命Ｊ１リーグ　第28節、第32節のハイライトを紹介します。

明治安田生命Ｊ１リーグ　第28節
11月6日(火)
キンチョウスタジアム (入場可能数：17,892人) 19:03 kick off

セレッソ大阪－名古屋グランパス

入場者数：12,027人
天候：晴　気温：18℃　湿度：60%
主　審：東城　穣　副審１：松井健太郎
副審２：武部陽介　第4の審判員：谷本　涼

勝ち切るために。両者が克服したい課題。

６日、台風の影響により延期されていた明治安田Ｊ１第28節・Ｃ大阪対名古屋の一戦が、Ｃ大阪のホーム、キンチョウスタジアムにて行われる。今季終了後に拡張工事に入る同スタジアム。本来なら、第26節の磐田戦が改修前ラストマッチとなるはずだったが、期せずして、今回の一戦が正真正銘、現在のキンチョウスタジアムで行われる最後のＪ１リーグ戦となる。

現在、勝点44で暫定８位につけるＣ大阪にとって、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す上で、勝てば上位との差を縮めることができるこの一戦は、是が非でも勝利が欲しい。一方、勝点34で下位に沈む名古屋にとっても、Ｊ１残留の可能性を広げるためにも、この試合が持つ意味は極めて大きい。

そんな双方にとって譲れない一戦となる今節だが、直近のリーグ戦を振り返ると、互いに勝ち切れない試合が目立つ。Ｃ大阪は、10月のリーグ戦３試合を１勝２敗で終えた。敗れた２試合はいずれも無得点であり、勝利した試合も奪った得点は１。得点力不足が勝利から遠ざかる大きな原因となっている。直近の試合、０－１で鹿島に敗れた第31節にしても、前半に迎えたチャンスで杉本健勇と柿谷曜一朗のシュートがポストに嫌われると、後半に迎えたチャンスも決め切ることができなかった。今季は両者ともいまだリーグ戦４得点にとどまっているだけに、シーズン終盤、一つでも多くの得点を重ね、チームを勝利に導きたい。

一方の名古屋も、夏場は破竹の７連勝で一気にＪ２降格圏から脱出したが、連勝が止まった第26節の長崎戦から６試合で１勝５敗と急失速。敗れた試合では失点の多さも目立つだけに、敵地で勝利をつかむために、今節は守備の改善が欠かせない。直近の第31節・神戸戦では、アンドレスイニエスタへの寄せが甘く、ルーカスポドルスキの得点のアシストを許してしまった。ペナルティーエリア付近ではタイトなマークを心がけ、容易に相手にシュートを打たせないようにしたい。名古屋は直近の試合から中２日という日程でもあり、どういったメンバー、システムで臨んでくるか。そのあたりも注目される。

また、名古屋にはかつてＣ大阪でプレーしたことがある選手たちが大勢在籍している。中でも、Ｊ２での戦いとなった2015年と16年にＣ大阪でプレーした玉田圭司が、神戸戦で自身Ｊ１通算99点目となるゴールを決めた。100点の大台にあと１点と迫った状態で迎える今節。勝手知ったるキンチョウスタジアムで、熟練のテクニシャンが見せるプレーぶりに注目だ。

大詰めを迎えたシーズン終盤戦。現在の課題を克服し、互いの目標に近づく勝点３をつかむのは果たしてどちらか。平日のナイトゲームとなる一戦だが、両チームの熱く燃え上がる気持ちのぶつかり合いに期待したい。

［文：小田尚史］

得　点

53分
名古屋グランパス
47 相馬勇紀

25 前田直輝が敵陣中央から左サイドへ展開すると、受けた 14 秋山陽介はペナルティエリア左に進入し、左足で速いクロスを供給する。
これはセレッソ大阪GK 21 キムジンヒョンに横っ跳びではじかれるが、跳ね返りに反応した 47 相馬勇紀が頭で押し込み、大事な先制点を獲得する。

警　告

セレッソ大阪
90+3分　5 田中裕介

名古屋グランパス
72分　15 エドゥアルドネット

セレッソ大阪 0－1 名古屋グランパス

名古屋が残留に向けて貴重な勝点３。敗れたＣ大阪はACL圏が絶望的に。

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明治安田生命Ｊ１リーグ　第32節
11月6日(火)
三協フロンテア柏スタジアム (入場可能数：15,109人) 19:03 kick off

柏レイソル－鹿島アントラーズ

入場者数：9,255人
天候：雨　気温：17.8℃　湿度：90%
主　審：松尾　一　副審１：聳城　巧
副審２：勝又弘樹　第4の審判員：岡部拓人

勢いは好対照。もがく柏に必要な一丸の姿勢。

本来ならば10日に開催予定であったが、鹿島がAFCチャンピオンズリーグ（ACL）で決勝に進出した影響で６日に前倒しで行われるこの試合。明治安田Ｊ１第32節、三協フロンテア柏スタジアムで柏と鹿島が対戦する。

Ｊ１残留に向けてもがいている柏。３日に行われた前節・川崎Ｆ戦は０－３で大敗。リーグトップレベルの攻撃力を誇る川崎Ｆ対策として３バックで戦うも、そのシステムがまったくもって機能しなかった。プレスを掛けるにもすべてが中途半端で王者相手に自由を許し、攻撃に移ってもオルンガや伊東純也の個を生かし活路を見いだそうとするも、選手間の距離が遠く攻撃の形すら作ることはできず。試合後、選手たちは一様に厳しい表情と言葉を並べスタジアムを後にした。

そこから中２日で迎える今節に向けてまず求められるのは、メンタル面での切り替えとコンディションの回復になるだろう。３バックを続けるのか４バックに戻すのかは不透明な部分も大きいが、いま必要なのはシステム論ではなく、チーム一丸となって勝利をつかみ取りにいく姿勢や気持ち。選手、スタッフ全員が同じ方向を向いて戦わなければならない。ひと足先に行われるこの試合で勝点３を奪い、週末に試合を控える残留争いのライバルたちにプレッシャーを掛けたい。

その中で明るい材料はGK中村航輔が戻ってきたこと。川崎Ｆ戦で約３カ月半ぶりに公式戦のピッチに立つと、堂々たるプレーを披露。「個人的な感触は悪くなかったと思うけど、やはり３点やられているのはGKの責任だと思っているので切り替えて頑張りたい」と話し、完全復活を印象づけた。残り３試合で残留をつかみ取るためには、勝点３や勝点１はもちろん、得失点差を考えれば１ゴールの重みも大きく関わってくるだけに、頼れる守護神の復帰は心強い。

対して鹿島は過密日程を強いられているが、チーム状態はすごく良さそうだ。10月31日の前節・Ｃ大阪戦は大胆なターンオーバーを決断し、試合経験の少ない若手を起用。彼らを昌子源や小笠原満男らセンターラインを固めた選手が支え勝利に導いた。３日のACL決勝第１戦もホームできっちり２点を奪って先勝し、チーム力を示した。

今週末にはアウェイの地・イランでクラブ史上初のアジア制覇を懸けて運命の第２戦を戦うこともあり、今節・柏戦はＣ大阪戦のメンバーが中心になることが予想される。リーグ戦に目を向けると、来季のACL出場権を懸けた熾烈な３位争いの最中であり、負けるわけにはいかない。Ｃ大阪戦で自信を得た若手たちで勝利をつかみ取るとともに、気持ちよくイランへ向かいたい。

［文：須賀大輔］

得　点

6分
鹿島アントラーズ
14 金森健志

敵陣浅い位置からのＦＫ。
キッカーの 25 遠藤　康が前線にボールを送るも、ＤＦにクリアされる。
それでも、クリアボールをペナルティエリア中央で拾った 14 金森健志が思い切りよく左足を振り抜く。
シュートが枠に突き刺さって先制点を奪う。

9分
柏レイソル
18 瀬川祐輔

2 鎌田次郎が敵陣浅い位置から浮き球のパスを供給。
14 伊東純也が胸でマイナスへ落とすと、10 江坂　任が 18 瀬川祐輔へ縦パスを送る。
ペナルティアーク内で受けた 18 瀬川祐輔はツータッチ目で鹿島アントラーズ 28 町田浩樹をかわし、迷いなくシュートを放つ。
これが決まって同点に追い付く。

24分
柏レイソル
18 瀬川祐輔

スルーパスに反応した 9 クリスティアーノが左サイドからカットインしてペナルティエリア左に進入。
相手のマークを受けながら折り返すと、中央で受けた 18 瀬川祐輔が右足でカーブを掛けたシュートを放つ。
これが決まって逆転に成功する。

27分
鹿島アントラーズ
28 町田浩樹

左からのＣＫ。
キッカーの 40 小笠原満男は右足でインスイングのクロスを供給。
これに反応した 28 町田浩樹がファーサイドから走り込んでヘディングシュートをたたき込む。
これが枠の右に決まって同点に追い付く。

61分
鹿島アントラーズ
19 山口一真

相手のバックパスを 14 金森健志が拾ってカウンターに転じる。
ペナルティエリア右で 25 遠藤　康がボールを受けると、落ち着いてループシュートを放つ。
クロスバーをたたいてしまうが、こぼれ球を拾った 19 山口一真が流し込んで逆転に成功。

柏レイソル 2－3 鹿島アントラーズ

チャンスを逃さず３得点の鹿島がACLに弾みのつく勝利。柏は残留へ痛すぎる黒星。

鹿島がAFCチャンピオンズリーグ（ACL）決勝に進出した影響により前倒しで行われた明治安田Ｊ１第32節のこの試合。ホームの柏は前節・川崎Ｆ戦で採用した３バックから従来の４バックに戻すとともに手塚康平と中山雄太の同級生レフティーコンビをダブルボランチに並べ、Ｊ１残留に向け大事な一戦に挑んだ。対する鹿島は３日のACL決勝第１戦からスタメン11人を総入れ替え。前節・Ｃ大阪戦と同じく生きの良い若手とGK曽ヶ端準や小笠原満男らベテラン勢を組み合わせたメンバーを並べてきた。

試合は前半から激しい展開を見せる。６分、FKを得た鹿島は遠藤康がふわりとしたボールをゴール前に送る。こぼれ球にいち早く反応した金森健志がワントラップから豪快に左足で決め、幸先よく先制する。

しかし柏もすぐに反撃。９分、鎌田次郎のロングフィードから伊東純也、江坂任とつながり最後は瀬川祐輔が左足で仕留め同点に。続く24分には何度も崩していた左サイドをクリスティアーノがえぐり瀬川にラストパス。今度は右足で冷静にコースへ流し込み逆転に成功した。

ところが、前半からエキサイティングな展開となった試合はこのままでは終わらず。直後の27分、小笠原が蹴った左CKから190㎝の町田浩樹が打点の高いヘディングシュートを突き刺しすぐに振り出しに戻した。

そして45分にはホームチームに決定的なチャンスが訪れる。伊東が敵陣でボールを奪うとスピードを生かし突破。ゴール前に駆け上がるクリスティアーノに丁寧なラストパスを送るがこれはまさかの空振りに終わり勝ち越しのチャンスを逃した。

後半もオープンな展開で試合は続く。51分には右サイドを鋭い切り返しで突破した伊東がペナルティーエリア内で左足でのシュート。GK曽ヶ端も反応できなかったボールはしっかりと枠を捉えたが、ここは逆サイドから懸命のカバーに入った小田逸稀が頭でのスーパークリアをみせ難を逃れた。

ここからもしばらくはホームで勝点３を取りたい柏の時間が続くも、鹿島がワンチャンスをモノにする。61分、相手のパスミスを拾った金森がドリブルで運び右サイドの遠藤に展開。遠藤のループシュートはバーに当たるがその跳ね返りを山口一真が落ち着いて右足で押し込み、逆転に成功した。

その後は山崎亮平やオルンガら前線の選手を投入し反撃を試みた柏の攻め込む時間が続くが、効果的な形を作り出すことはできず、そのまま敗戦。Ｊ１残留に向け、限りなく厳しい状態に追い込まれた。

一方、若手主体ながら勝ち切った鹿島はアウェイで行われるACL決勝第２戦（日本時間11日０時キックオフ）に向けてはずみをつける結果を得ることに成功。大岩剛監督も「素晴らしいパフォーマンスと姿勢と立ち振る舞いが見られて評価しています。さらに一体感が大きくなったと思うので、自信を持ってテヘランに乗り込みたい」と力強く話した。

［文：須賀大輔］

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セレッソ大阪、名古屋グランパスは"中3日"での試合。
次節、セレッソ大阪はホームの"ヤンマースタジアム長居"
名古屋グランパスはアウェイと移動

終盤戦で日程も厳しいチームもありますが、フェアプレーで熱く素晴らしい試合を期待しています。

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posted by tetsuniikun at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー、フットサル

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