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2018年11月11日

第10R〜カワイイけどこわ〜いきのこ

必ずお読みください!

ヒラタケのでかい収穫を終えるとしばらくなーんもなくなる。きのこの収穫って、年がら年中継続するわけではない。採れるときに首尾よく収穫できたらいいと思う。

ここ数日で見かけたきのこは数種類。ヒラタケのちょっとした群生や、おそらくブナハリタケと思われる白い影があった。ただしヒラタケはエライ高いとこだったりエライ谷底の大群衆だったりで、とても収穫したい気持ちにはならなかった。

ブナハリタケは、ブナの倒木が湿気の強いところでやたらと重く水分を含んで発生するというイメージ(1年だけそういう幸運に出くわしたことがある)だったが、今回はちょうど私の手の届くところに数枚のブナハリタケが発生し、手が届かないところから上に向かって発生した「生きたブナの大木」だったのが不運。へぇ〜、こんなブナハリタケもあるんだなーと思った。

ちなみにハリタケというのは、傘裏のヒダが針状にトゲトゲしているきのこのファミリー。トゲトゲしていても別に痛くはない。ほかにもマツタケ以上の高値がつくといわれるコウタケ(シシタケ)や、私が歩く山にクソほども出る食えないニセコウタケ(ケロウジ)などがたぶんハリタケの仲間。たぶんというのは、ちゃんと調べていないから。でもヒダはトゲトゲしていてハリタケファミリー特有のそれだ。

ブナハリタケはその代表格で、非常においしいきのこ。ヒラタケもおいしいが、ブナハリタケも負けてはいない。どちらも比較的簡単に手に入るおいしいきのこの代表格である。でもきのこって、やっぱり年がら年中採れるものではな・・・あ、年がら年中採れるきのこがあった。こいつだ。

DSC_0076.JPG
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これ、ご存知ですよね?おそらく最も身近な「食える天然きのこ」だと思う。そう、キクラゲちゃんです。このタイプは「アラゲキクラゲ」と呼ばれる毛が生えたキクラゲで、かなり肉厚で食感もコリコリしている。

こっちのほうが好きという人も少なくないが、私はふつうのキクラゲのほうが好きかなー。例年はアラゲ(画像のタイプ)が多いのだが、今年は春、そして秋口からふつうタイプのキクラゲがたくさん発生したのでうれしかった。いろいろな料理につかえて無難な味わい。今年は「刺身」でもチャレンジしたが、けっこううまかったですね。

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↑ひところ毎日「ひと握り」のアラゲキクラゲ(ちょうど一食分)を発生させた私孝行の切り株

なんだよいくらも採れてねぇじゃねぇかよ・・・と思いますか?これ、画像にないのも含めるとひと鍋分採れてるんですよ実は。でもね、キクラゲが大量に発生してる画像は完全に放送禁止なので、健全なブログの性質上今回は割愛させていただきますよ。

キクラゲは、ネットなどで画像を見る分には、多少毒(フクロシトネタケ)や食毒不明(チャワンタケ系)など似た感じのきのこもあるが、実際に見て、触ってみればまったく別モノと判断できるはず。食えるのではノボリリュウタケ(チャワンタケの一族)なんかが同じ系統(得体の知れない系)のようにも感じられる。

で、今回のテーマはキクラゲではなく、パッと見とてもかわいらしい、こいつです。

DSC_0081.JPG
↑日射しが強いのでわかりづらいが、見た目は美しい黄色薄い緑といった色合いで、1円玉サイズの傘、細い柄が朽木に数本群生
↓ヒダを見ると特徴的な・・・
DSC_0082.JPG

野生きのこを食う習慣がある人なら、もう簡単ですね。クサウラベニタケやツキヨタケと並んで一番気をつけなければならない強毒きのこ群のひとつと予想する。

◎ ニガクリタケ
○ クリタケ
▲ ナラタケ
△ タモギタケ
△ ベニヒダタケ
△ ヒメアジロガサ

食ったらその苦さから判断しやすいが、おそらくニガクリタケで間違いない。こちらも毒きのこに分類されるクリタケ(しかしほとんどのきのこハンターは食う)や、可食のナラタケ(モドキ)の幼菌と似ている場合がある。

ニガクリタケは「苦いクリタケ」なのでこの名前がついたと思われる。クリタケと迷ったらその場でかじってみればすぐに判断できるといわれる(私はやったことがない)。ただし、いわゆる「きのこ鍋」にしていろんなきのこのダシに紛れてしまうと、これだけ小柄なきのこだと、苦みもわからなくなってしまう危険は大きい。

ニガクリタケは死亡例もあるくらい強い毒があるきのこなので、そういう怖さでいうなら「クサウラ<ツキヨ<ニガクリ」の順になるんじゃないかな。なお、食う以外の見分け方として、傘裏の色が有力。

ニガクリ2枚目の画像のように、なんだか薄汚れたえれぇきったねぇ色をしている。裏を見なければとてもかわいらしいきのこなんだけどね。

DSC_0018.JPG
↑2カ月ほど前に見つけたニガクリタケ(と思われるきのこ)の大群生。なんとなく茶色っぽいので、もしかしたらクリタケよりずっと似ているなんとかタケっつー可食きのこかもしれないが、ニガクリを知っている人ならこれを見て食欲は湧かんだろう・・・

タモギタケはヒラタケの一族で、高い抗がん作用があるとされる黄色の優良菌。ヒラタケほどの香りも迫力もないが、そこそこうまかった(私は栽培ものしか食ったことがないが・・・)。

ベニヒダタケは家の花壇なんかにもふつうに出る黄色いきのこ。これも食えるということだが、正直食欲は湧かないなぁ・・・

ヒメアジロガサはコレラタケ(ドクアジロガサ)のファミリーで、ニガクリタケ以上の猛毒きのこ。食ったらヤバイですよーこれは。タマゴテングタケやドクツルタケと同じように、食ったら肝臓がズタボロになりますね。ニガクリタケと同じくらいの大きさだが、色は全然違う。

まあ私みたいに食い意地が張っている人間は、食っても腹のタシにならなそうな小型きのこで誤食する可能性はむしろ小さいのかもしれないですなぁ・・・
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