必ずお読みください!
4月16日
男ゼンマイ(画像左)と女ゼンマイ(右)。男がはじめに出てから女が出る・・・今まで気にしなかったけど、どうやら男→女の順で出るらしい。何年やっても勉強だなー。
美しいゼンマイの姿
ぼそぼそっとした濃い緑、もしくは黄色っぽいのが完全に成長した男ゼンマイ。背の低い茶色っぽいくるくるが女ゼンマイ。
この場所は、特に山の中というわけではない。かといって住宅地のど真ん中というわけでも無論ない。なぜだか知らないけれど忘れられてしまったような、エアポケットみたいな空間。ここを訪れる人はいない。この先しばらく行くと、本格的な山道が始まる。
しかしこの周辺にはまだまだ民家はぽつりぽつりと点在している。であるにもかかわらず、ここは民家の敷地でも山でもない「何でもない場所」なのだ。この状況だけを考えると、何かいわくのひとつやふたつ出てきそうな気もするが、私に言わせればこの場所はまさに「楽園」である。山菜の楽園。
ほんの10分程度でそこそこの袋いっぱいの山菜を収穫することができるから・・・というのも、もちろん理由としてはある。しかしそれだけではないのだ。繰り返すが、ここは「山の端」といった地理的条件にあるただの空き地である。地図の余白といった印象の場所・・・であるにもかかわらず、山菜ファンの間では「山菜の女王」の異名をとるほど貴重であるとされる山菜が、かなり豊富に発生するから、ここはやっぱり「楽園」なのだ。
山菜に詳しくない人は、もしかしたらご存じないかもしれない。せっかくの機会だから、ご覧いただこう。
これ、なんだかわかりますか?かなりの山菜ファンの間でも、「そう簡単に収穫することができない山菜」と言われるらしい。希少性という意味ではけっこうハイレベルなんだと思う。では・・・
◎ シオデ
○ アスパラガス
▲ ワラビの仲間
△ なんかのツル
東北の一部では「ショデコ」として知られる。あっちにいくとアイコ(愛子?)とかヒデコ(秀子?)とかショデ子、ポン菜なんていう、女性のファーストネームのような山菜が多いが、これもその1つ。
正解は「◎ シオデ」ですね。まあとれるところではとれるんだろうけれど、レアな山菜ということで、まあこのあたりではまずとれないんだろうなぁなんて考えていたら、あるわあるわ・・・
ざっと見たところ、おそらく200本くらいは生えていた。しかも雄花と雌花がセットになって生えているのがうれしい。希少性が高いとのことなので、ここでは20本くらい、別の場所(ここはけっこう冒険的な立地)で30本くらいずつ、毎年いただいている。大してうまいとは思わないけれど、ワラビやゼンマイとちがって下処理の必要はなく、山菜や野草につきものである「クセ」がまったくなく、極めて優しい味わいである。
別名「山アスパラ」、確か記憶では、かの人気野菜・アスパラガスの原種だったんじゃなかったかな。でもはっきり言って、アスパラよりはよほどクセがなく、やわらかく、食べやすい。腹にたまるものではないので、わざわざ食う必要はないんだけど、季節ものなので、毎年ありがたく頂戴している。
個人的には見た目の美しさという点で、観賞用でもいいんじゃないかなーと思えるくらい、とてもかっこいいかわいいきれいな山菜。ただし、この画像は種がたくさん写っちゃってるんで、あまりキレイには見えないかもしれない。
ワラビとシオデ(この日に収穫)
4月29日・ここまで成長しちゃうと、食うにはちょっと遅い。上のほう20pくらいまでしか食えないだろうね。そっから下はもう硬くて食えないと思う。それなら、こんなに美しい姿は見て楽しみたい。雄花と雌花が絡み合うようにして生えるのがシオデの特徴。これもそう。よーく見てみ。
なお、もう1か所シオデがとれるところでは、こんなに立派なワラビがとれる。15〜40pくらいのワラビ。ここら一面ワラビ畑になっている。以下は収穫させてもらったごく一部。.
ゼンマイとシオデはそろそろ終わりだけど、ワラビはこれからが本番!
2019年04月30日
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