昨日ようやく出会うことができた超猛毒タマゴテングタケ(と思しききのこ)は、残念ながら力尽きて横たわっていた・・・やっぱり例年よりも時期が2カ月くらい遅いことが影響したんだと思う。タマゴタケの一族なので、けっこう立派なきのこへと成長するはずだったのだが、残念ながらもう今年はおしまいである。
そういえばツボがかなり小さかったため、ツボの確認のためにきのこを動かしてしまったことも影響していると思う。うーん、これは残念。でもなんとか今年も1本だけだが会うことができたので、よしとする。
では、ヒラタケその他。
↑幼菌発見5日目。見事な成菌。収穫!
↓別個体5日目。人間なら高校生くらいだが成菌。収穫!
ほんとはあと1日くらい待てたんだろうけど、特に上の画像のヒラタケはまだ虫もついておらずほぼベストの状態だったために、収穫した。もうなんかブナシメジかよってくらい真っ白に成長していた。発見時の傘色は青みがかった黒だったが、成長するにつれ灰色になり、今日5日目にしてほぼ白のうすらグレー。このあたりで収穫できるヒラタケはどれも芦毛である。
下のほうは全体的にまだグレーが濃かったが、大きいものは白を追い抜く大きさで、私の手のひらを完全に覆うほどに成長していた。あれはもう1〜2日待てばもっとデカくなっている。しかし白の半分程度の大きさにしか成長していないものもあり、どうせならということでまとめて頂戴した。
↑ヌメリスギタケモドキ成菌。収穫!
腐りかかった優良な広葉樹(なかなかない表現だが)のヌメリスギタケモドキも収穫した。あれ?昨日までヌメリスギタケって言ってなかった?と思った方、アンタは鋭いねぇ。そう!収穫してみてわかったのだが、ここに写ってるのはひと株を除いてすべてヌメリスギタケモドキのほうだったことが今日判明した。
ヒラタケのチビ菌と一緒にひと株、木の前面に出てた黄色いきのこがあったでしょ?あれがヌメリスギタケで、その真裏にあった比較的大きな株(収穫、完食済み)もヌメリスギタケだったため、どうせ全部ヌメリスギタケだろう・・・とタカをくくっていたのだ。
いや、収穫するのにけっこう立地的なリスクを負わなければならない株ばかりだったので、リスクを冒してまで観察はしないですよ(←言い訳)。まあリスクを冒して収穫はしたんだけどね。3〜4本のヌメリスギタケと10本前後のヌメリスギタケモドキを収穫しました。明日は古いヒラタケと一緒に味噌汁!
収穫したヒラタケのほうをいま一度ご覧いただこう。こんな感じです。
↑非常に美しいヒラタケ。赤ちゃんのケツみたい。強烈なにおいがなければほおずりしたくなるほどスベスベ。
まあほんとはもうちょっと待っても良かったが、だいたい私の手のひら前後まで成長していたので、ありがたくいただいてきた。特に上の画像(木の裏側に発生)のほうは日当たりが悪いせいか、発育がそれほどよろしくなく、画像でおわかりのように相当な色白だった。
ちなみに画像の左下のほうにぬっと出ているグレーの物体は、ヒラタケの柄ではなく、私の腕である。ヒラタケの柄は私の細腕よりもひとまわり細い・・・というのは、まあ冗談である。
日当たりの良いグレーのほうはもっとワイルドな感じのヒラタケに育ち、ナイフで切ろうとした刹那、虫がワラワラと湧き出てきて「うげぇ!」となったが、ワイルドマッシュルームはそれが当たり前なので、虫は無視して収穫し、帰宅してすぐ虫出しした。
今日はタイミング悪く「休肝日」だったので、収穫したばかりのヒラタケはおあずけ。しかし明日朝、小ぶりのものをヒラタケ飯にし、大きいものは例によって「網焼き」にして、夜、ちびりちびりとやることを決意している(←ニヤニヤが止まらん・・・)
台風で折れ落ちた木の枝にはまだ小学〜中学生くらいのヒラタケが2株ほど発生しており、今日収穫したホダの根元のほうにもシャカシメジのような幼菌が数株発生しているので、明日、明後日〜2、3日後には収穫できるだろう。今日は正真正銘「3kg超え(たぶん)」のヒラタケを収穫することができました。うれしいんだなぁ、これが!
2本目の折れたホダ木にも明日行ってみるつもりだし、薄気味悪い道のほうの新規ホダ木にも行ってみるつもりである。たぶん収穫できると思うが、成長記はここで終了とする。これでしばらくはこっちのブログがやっとサボれる・・・
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