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2023年06月05日
ちょっとだけMリーグ#165
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は伊達 朱里紗プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/hYdLFlxt468
2023年2月7日 第2試合
南4局1本場 供託リーチ棒1
東家 白鳥 翔 22300
南家 勝又 健志 32600
西家 萩原 聖人 13300
北家 伊達 朱里紗 30800
(敬称略)
トップ目・勝又さんは何点アガってもトップ。
二着目・伊達さんも供託があり+1300点されるので何点アガってもトップ。(1000点ロンでも2300点、300−500ツモでも400−600の2400点プラス)
三着目・白鳥さんは親なので流局テンパイ以上で連荘する限りトップの可能性があります。
ラス目・萩原さんは倍満ツモ以上かリーチ棒が出てトップ目に倍満直撃ならトップ。
※動画の都合上、1巡目の北家・伊達さんから見ていきます。
最初に北家・伊達さんの手は
ドラ伊達手牌
トイツがあるのでポンした1000〜2000点アガリでトップ。
もしポンできない時はリーチかトイツ落としのタンヤオの選択もありそうです。
ツモツモ切り
このを勝又さんがポンして打。
南家・勝又さんの手は
ポンドラ勝又手牌
1000点の2シャンテン。
これをアガればトップの勝又さんはポンやチー、カンチーのどこからでも鳴けます。
勝又さんポンの後、伊達さんは上家のをポンして打。
ポンドラ伊達手牌
食いタンの場合、雀頭がではアガれないのでバック(後付け)だと思われます。
次巡・親の白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
マンズ一気通貫の見える赤1、リーチ・一気通貫・赤12000アガれば二着順アップのトップ目に立ちます。
ネックのペン、ペンの動きを見ながら、枚数が少なくなればチーも考えます。
同巡、西家・萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
赤もドラも無いメンツ手3シャンテン。
0メンツ4トイツなのでチートイツ2シャンテンだとも言えます。
ツモ打
次巡、伊達さんは
ポンドラ伊達手牌
バックでも食いタンでも雀頭が無い2シャンテン。
伊達さんの切ったを白鳥さんがチーして打。
チードラ白鳥手牌
一気通貫・赤の2シャンテン。
ほぼ一気通貫のような手ですが、でも引くと123三色変化もわずかにあります。
ロンチーチードラ例1
勝又さんは白鳥さんの切ったをポンして打。
ポンポンドラ勝又手牌
1000点の1シャンテン。
を鳴くか引くかするとテンパイ。
2巡後、白鳥さんは
チードラ白鳥手牌
2フーロしている下家・勝又さんにこれ以上鳴かせるとほぼテンパイだと思われます。
ポンポンドラ勝又手牌
まだ2シャンテンの白鳥さんは相手にこれ以上鳴かせるとテンパイスピードでも更に差が開いてしまう状況。
白鳥さんはここから打。
同巡、伊達さんは
打ポンドラ伊達手牌
まだ役なし1シャンテン。
伊達さんが切ったを白鳥さんがチーして打。
チーチードラ白鳥手牌
勝又さんのチーしたいを抱えた1シャンテン。
を引かないと一気通貫の役ありになりません。
次巡、勝又さんは
打ポンポンドラ勝又手牌
伊達さんの鳴きたいをツモった勝又さんは打。
白鳥さんと勝又さんによる絞り(相手の鳴きたい牌を鳴かせない)合いの様相を呈してきました。
萩原さんはテンパイスピードの遅い手なので4人の中でアガリがありそうなのは伊達さん一人。
次巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
マンズの真ん中とソウズの上が切れない萩原さんはトイツ落としの2シャンテンのまま。
2巡後、勝又さんは
ポンポンドラ勝又手牌
長考(4:23〜)、勝又さんから親はマンズを一枚も切ってないのでマンズ一気通貫、カンやペンのような愚形待ちが怖い。
が場に4枚切れでリャンメン待ちとカンチャン待ちは否定されています。
は伊達さんが切っているので安全牌。
はションパイで危険牌。
ソウズはドラそば(と)とドラスジ待ちで無スジ。
後はが場に4枚切れで123三色同順を否定しています。(チーでチャンタと純チャンも否定)
ここで安全牌を使い切ると他家からのリーチにオリる牌がなくなります。
勝又さんは20秒程使ってここから打。
同巡、4枚切れでカン、3人にが通っているのでリャンメン待ちも否定され、萩原さんは打。
また同巡、伊達さんは
ポンドラ伊達手牌
ションパイを引き、打トイツ落とし。
2巡後、白鳥さんは
チーチードラ白鳥手牌
役なしテンパイですが、白鳥さんはここから打、1シャンテン戻し。
同巡、伊達さんは
打ポンドラ伊達手牌
タンヤオ・赤・ドラ2、満貫1シャンテンでションパイ打。
切りにポンは入らず。
次巡、伊達さんは
ポンドラ伊達手牌
タンヤオ・赤・ドラ3900テンパイ、待ち。
待ちは山に2枚ずつの計4枚。
3巡後、勝又さんは
打ポンポンドラ勝又手牌
白鳥さんの現物切りで1シャンテンに。
これが伊達さんへ放銃。
この一打が私には不注意に見えたんですが、伊達さんのドラ切りに違和感が無かったようです。
通ってないドラ切り=手が進んだサインだとも捉えられます。
勝又さんからすると、テンパイ・ノーテンで入れ替わる点差(1800点差)なら仮に満貫放銃しても二着以上の一着順ダウンで済むから、というのも理由かもしれません。
ロンポンドラ伊達手牌
タンヤオ・赤・ドラ3900の一本場、4200点。(リーチ棒+1000)
このアガリで
伊達 36000 +56.0
勝又 28400 +8.4
白鳥 22300 −17.7
萩原 13300 −46.7
伊達さんトップで終了。
この局の大きな分岐点は白鳥さんが一気通貫を見てペンチーした後の
打チードラ白鳥手牌
この打。
勝又さんの捨牌は
勝又捨牌
捨牌をよく見ると、早い切りから勝又さんはを持っている可能性が低い。
ここから勝又さんがソウズを持っているなら部分のどれかがありそう。
そしてポン打からからのポンだったとわかります。
ということは勝又さんに受け入れの形は無さそうです。
仮に受け入れが残る形があったとすると、ポン前の形はからポン打したことになります。
という雀頭+暗刻が完成している所から鳴くのは不自然です。(シャンテン数を悪くしている)
更にからの打したカン受け入れはの切り順からカンが残ると仮定するとからと切ったことになり、のリャンメン受け入れ2つある形(、)からポンするのは不自然です。
つまり勝又さんがピンズを持っているなら部分くらいしかなさそうです。
残るマンズはをツモ切っているのでより下受け入れがありそう。(この段階ではあやふやなので巡目が過ぎてから精査)
今回のまとめ
・鳴きが入ると逆再生してみる
勝又さんの捨牌は
勝又捨牌
勝又さんはポン打、ポン打。
ポンポンドラ勝又手牌
勝又さんは早い切りでを持っている可能性は低い。
ここから勝又さんがソウズを持っているなら部分のどれかがありそう。
そしてポン打からからのポンだったとわかる。
ということは勝又さんに受け入れの形は無さそう。
仮に受け入れが残る形があったとすると、ポン前の形はからポン打したことになる。
という雀頭+暗刻が完成している所から鳴くのは不自然。(シャンテン数を悪くしている)
つまり勝又さんがピンズを持っているなら部分くらいしかなさそう。
残るマンズはをツモ切っているのでより下受け入れがありそう。(この段階ではあやふやなので巡目が過ぎてから精査)
・鳴きと場を合わせて相手の役を消していく
チーチードラ白鳥手牌
123と234チーでチャンタや純チャンを否定。タンヤオでもない。
また場に4枚切れで123三色同順もなし。
ということはマンズ一気通貫や役牌()?
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