2021年08月16日
役牌
今回は役牌について語っていきます。
役牌はポンやアンコにするだけで一飜が確定し、アガリの権利を得られる牌です。
役牌と一口に言ってもその種類は色々あります。
まず自風牌(西家の西、北家の北など)、次に場風牌(東場の東、南場の南など)、あとは三元牌(白・発・中)。
自風牌と場風牌が重なると(東場の東家の東、南場の南家の南)、ダブ東、ダブ南と呼ばれます。
主に歌舞伎町で行われている東風戦では場風が常に東と西で役牌になり、西家にとっての西はダブ西になります。
たとえば、役牌が配牌からアンコで手牌に入ると、何を考えるでしょうか?
具体的にこんな手牌
この手牌であれば、3mアンコで1ブロック、23pで1ブロック、中アンコで1ブロック、7pか5sにくっつけて1ブロック、8sトイツが頭でメンツは足りている計算になります。
赤やドラなどをくっつけてリーチしてツモれば満貫は射程圏内です。
他にも裏ドラが乗ったり、一発などが絡んでも満貫にはなります。
アガリ形の例は
リーチツモ ドラ 裏ドラ
リーチツモ ドラ 裏ドラ
他にもメンゼン(門前)で役牌がアンコの場合、四枚目の牌を持ってくるとアンカンができ、19字牌のアンカンをするだけで+32符(実質40符アップ)でアガリ点数が大きくなります。
役牌アンコの時と役牌カンの場合でアガリ点数を比較してみます。
役牌アンコの場合
ロン
この手の場合、発・赤の子で2600点の手になります。
これが発アンカンの場合は
ロン アンカン
発アンカンの場合も発・赤の70符二飜で子4500点になります。
このケースはアンカンするかしないかで2000点近く変わるわけです。
ただしこの役牌アンカンは他家の手のスピードが遅いと判断した時だけアンカンをおすすめします。
字牌のアンコは攻めだけに使う牌ではありません。
次は役牌を受け(守備)に使う場合です。
他家からリーチが入って安全牌がまったく無い時、自分の手のスピードが遅く、攻めるほどの手ではないと判断した時、その時初めて役牌を安全牌代わりに切ることを考えます。
他家リーチの捨牌がこんな時
リーチ
こんな捨牌でリーチが入った時、どれが当たり牌になるのかスジで絞るにしても絞りきれません。
そのリーチが入った時の自分の手牌が
こんな手牌の時一枚引いてテンパイするとリーチに押す選択も出てきますが、イーシャンテンから何でも切って押すわけにはいきません。
100%オリではないですが、いったん白のアンコ落とし(三枚切る)でタンヤオへの手替わりも見ながらまわる(オリずに手を組み直すこと)選択もあります。
6mに5mや7mがくっついたり、5sに4sや7s、5sなどが複数くっつけば、タンヤオでテンパイする可能性も0ではありません。
上記のように、役牌ひとつとっても攻めにも受けにも使える、便利な牌だというのがお分かりになるでしょうか?
今回のまとめ
・役牌アンコのメンゼンなら、満貫は射程圏内(リーチ・ツモ・役牌・ドラなど)
・役牌のアンカンは大幅な点数アップ(他家の進行が遅い時がおすすめ)
・安全牌がなく、イーシャンテンからリーチに押したくない(押せない)時に役牌アンコ落としはある(タンヤオへ手替わりなど)
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