2023年12月17日
ちょっとだけMリーグ#258
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は浅見 真紀プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/AGaiDp5Fdr0?si=2p93whsq_aEiD0r3
2023年10月27日 第2試合
東1局 1本場
東家 仲林 圭 37000
南家 白鳥 翔 21000
西家 浅見 真紀 21000
北家 本田 朋広 21000
(敬称略)
東パツ、仲林さんが4000オールツモった次局。
最初に親・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
ダブトイツでこれをポンしたダブ・ドラ、5800アガリを見たい。
ツモ?打
次に南家・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
ピンフかタンヤオを目指したいですが1000〜2600点程度の安手で終わりそう。(ピンフ、リーチのみ、リーチ・ピンフなど)
ツモ打
続いて西家・浅見さんの手は
ドラ浅見手牌
ピンズ、と字牌、の4ブロックあり、鳴いても満貫あります。
ツモ打
ただ仲林さんと浅見さんのが持ち持ちで鳴けません。
仲林さんと浅見さんはの受け入れ枚数が0なのでその分、テンパイスピードで遅れます。
最後に北家・本田さんの手は
ドラ本田手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
、のペンチャン2つが大きなネックになりそう。
もし満貫アガリを見るなら456三色同順、遠めのソウズ一気通貫、リーチ・ツモ・タンヤオ・赤などはありそう。
ツモ打
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ピンズ四連形になりピンズ2メンツにもなりそう。
同巡、浅見さんは
ドラ浅見手牌
が重なれば更に鳴きやすくなります。
また同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
ペンチャンが埋まり2シャンテン。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ピンズ四連形になったのでここを伸ばして2メンツ作りたい。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
浅見さんの異様な捨牌を見てか、字牌を切らない構えに。
浅見捨牌
これだけではわかりませんが、混一色や清一色の一色手、国士無双、七対子、対々和など変則手に見えます。
また同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
ドラ+赤の2シャンテン。
リーチ・赤・ドラ5200、ツモって満貫なら勝負か?
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ピンズ2メンツ予定の2シャンテン。
同巡、白鳥さんが打、これを浅見さんがポンして打。
ポンドラ浅見手牌
・ホンイツ2シャンテン。
鳴き手ではポン材(ポンする材料、つまりトイツ)がどの程度残っているか?も大事な要素。
ポンなら他家3人から鳴ける分、テンパイスピードが早くなりやすいメリットがあります。
特に相手の不要牌になりやすい字牌はポン材に適しています。
ポンの後、仲林さんは
打ドラ仲林手牌
ピンズ2ターツになったばかりですが打。
浅見手牌
浅見さんがピンズホンイツ模様なので愚形待ちは避けてピンズ受け入れよりマンズとソウズ受け入れを重視したようです。(浅見さんにピンズが多そう、、引きは採用?)
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
メンツ手2シャンテン。
また同巡、本田さんは
打本田手牌
2メンツ完成の456三色含みの1シャンテンになりペンチャン外し。
次巡、本田さんはツモでペンチャンターツをしくった(失敗した)形。
ドラや赤がないと安いのでこのしくりはさほど痛くなさそう。
2巡後、仲林さんは
ドラ仲林手牌
一応456三色や567変化もある打。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
場に1枚切れカンは山に1枚しかなく、ネック中のネックで切りたくなる牌ですが下家・浅見さんの染め色なのでおいそれとは切れません。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテンになりドラ切り。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
浅見さんの欲しいペンをトイツに。
また同巡、本田さんがツモ切り、これを浅見さんがポンして打。
ポンポンドラ浅見手牌
受け入れの1シャンテン。
ポンの後、本田さんは
ドラ本田手牌
マンズリャンカンに受けました。
次巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
雀頭を決めた様子。
同巡、浅見さんは
ポンポンドラ浅見手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
カンは山に0でが山に3枚。
次巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
仲林さんと本田さんの欲しい引き。
2巡後、浅見さんは
ポンポンドラ浅見手牌
・ホンイツ、待ちテンパイ。
待ちはが山に1枚、ポンしているは山に0。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
役なしカン待ちテンパイ。
待ちは山に2枚。
同巡、浅見さんは
ツモポンポンドラ浅見手牌
4枚目をツモ。
40符三翻1300−2600の一本場1400−2700。
このアガリで
仲林 34300
白鳥 19600
浅見 26500
本田 19600
トップ目と満貫ロン差に迫る浅見さんの一局でした。
今回のまとめ
・持ち持ち(役牌などを2人で持ち合うこと)は持った二人のテンパイスピードを大きく遅らせる
ドラ仲林手牌
ドラ浅見手牌
仲林さんのダブと浅見さんの満貫に必要な役牌の持ち持ち。
持ち持ちになった二人はその部分の受け入れ枚数が0になって鳴けなくなる弊害もありテンパイスピードに大きく影響する。
特に役牌頼りの手での持ち持ちに注意。(ダブ、ダブが欲しい手など)
・鳴き手ではポン材を残す
浅見さんはをポンして
ポンドラ浅見手牌
トイツはポンしてくっつきを見る。
チーは1人からしかできないが、ポンは3人から鳴けるので3倍鳴きやすい。
他にこんな手でも
チードラ例1
チー、チー、ポンとトイツからも鳴ける3900〜8000に。(東風戦ならなおさらこんな鳴きが不可欠)
・鳴く時の主な役は3つ
@タンヤオ
赤やドラが多いと仕掛けやすい。
A役牌
@と近いが役牌がドラの役牌・ドラ3も。
Bホンイツ
役牌・ホンイツと役牌・ホンイツ・ドラ(赤)と役・役・ホンイツは頻出。
ホンイツ・トイトイ、ホンイツ・一気通貫などバリエーションは豊富。
高くするならドラ色(ドラならマンズ)ホンイツへ。
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