2023年11月01日
ちょっとだけMリーグ#238
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は醍醐 大プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/TcrD5aNeVMs?si=XuV3JnhW1WTk-miU
2023年9月19日 第1試合
南2局
東家 仲林 圭 25800
南家 園田 賢 34400
西家 醍醐 大 24500
北家 渋川 難波 15300
(敬称略)
トップ目・園田さんが二着目と満貫ツモ差、二着目・仲林さんと三着目・醍醐さんは微差、そこから満貫ツモ差にラス目・渋川さんがいます。
最初に親・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
赤+ドラのメンツ手5シャンテン。
ドラが重なれば雀頭にして12000、ピンフが付けばリーチ・ツモで6000オールもあります。
ツモ打
次に南家・園田さんの手は
ドラ園田手牌
こちらもドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
ドラが重なれば雀頭かポン、遠い678三色や789三色を見たりは可能です。
ツモ打
続いて西家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
またこちらもドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
もしタンヤオならドラが不要、ドラが重なるとタンヤオが消える二者択一です。
ツモ打
最後に北家・渋川さんの手は
ドラ渋川手牌
こちらもまたドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
赤引きやドラが重ならないと高くならなそう。
一応678三色の可能性があるので上メンツ中心(678、789)の手になりそうです。
ツモ打
4人全員にドラが浮いているパターン来ました!
ドラが純カラ(山に0枚)で重ならないので誰が最初にドラを切るのか?が注目ポイントの1つ。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
二度受けの形ですが、でイーぺーコーはあります。
同巡、園田さんは
打ドラ園田手牌
はロスになりますがはがあり、で使えます。
おそらく園田さんは愚形の多い遅い手なので678三色、ドラ重なりなど高い手になった時だけ前に出るつもりのようです。
また同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
これで3トイツ、ドラが重なればチートイツ・ドラ2やトイトイ・・ドラ3を見て進め、そうでなければタンヤオで良さそう。
2巡後、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
タンヤオやイーぺーコー、トイトイ、チートイツとまだ選択肢は残されています。
同巡、渋川さんが切ったを醍醐さんがポンして打。
ポンドラ醍醐手牌
今局は二着目の親ということもあり、醍醐さんはかわし手のようです。
早いドラ切りで石橋さんもびつくり。
このドラ切りを見ても、醍醐さんは見えているリスクを可能な限り小さくしたがる打ち手だと私は感じます。(先切り十段のキャッチフレーズもそう)
次巡、園田さんは
園田手牌
中張牌を並べ切りして他家の攻めに備えている様子。
ドラ園田手牌
同巡、醍醐さんは
ポンドラ醍醐手牌
シャンポン待ちテンパイ。
待ちは共に山に2枚ずつの計4枚。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
引き2シャンテン。
醍醐さんのアガリ牌はあと3枚。
同巡、醍醐さんはを引き加カンしてカンドラ。
加カンドラ槓ドラ醍醐手牌
カンドラ2枚乗りタンヤオ・ドラ2〜ドラ3のチャンス手に変化。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
2巡後、仲林さんは
ドラ槓ドラ仲林手牌
カンドラくっつきと受け入れの1シャンテン。
2巡後、仲林さんは
ドラ槓ドラ仲林手牌
待ちテンパイ即リーチ!
待ちはそれぞれ1枚ずつ計2枚。
既にカンが入っているので裏ドラはいつもの2倍です。
同巡、醍醐さんは無スジをツモ切り。
リーチにが通ったのでスジは切りやすくなりました。
次巡、渋川さんは引き、醍醐さんのアガリ牌はあと2枚。
次巡、醍醐さんは
加カンドラ槓ドラ醍醐手牌
ツモ打のカン待ちに変化。
待ちは山に1枚。
次巡、醍醐さんはツモアンカン、新ドラリンシャンツモツモ切り。
同巡、渋川さんは引き、醍醐さんのアガリ牌は0。
次巡、仲林さんは
リーチツモドラ槓ドラ裏ドラ槓裏ドラ仲林手牌
リーチ・ツモ・赤・裏の満貫4000オール。
このアガリで
仲林 37800
園田 30400
醍醐 20500
渋川 11300
親流しどころか親連荘されてしまいます。
醍醐 大プロは1976年4月21日生まれ。
2005年、最高位戦日本プロ麻雀協会第30期生でプロデビュー。
2020年、第45期最高位獲得、第23回BIG1カップ優勝。
2023年、Mリーグドラフトでセガサミーフェニックスから指名されMリーガーに。
骨折をきっかけにネット麻雀「天鳳」を始め十段到達、天鳳名人戦にも出場。
愛称は「先切り十段」
妻は最高位戦の同期・近藤 加那子。
今回のまとめ
・親流しやアガリを防ぎたい時はかわし手
南2局
東家 仲林 圭 25800
南家 園田 賢 34400
西家 醍醐 大 24500
北家 渋川 難波 15300
トップ目と醍醐さんは満貫ツモ差でこれ以上離されたくない、今局は二着目が親で連荘されたくない。
醍醐さんは4巡目
ドラ醍醐手牌
タンヤオかドラ重なり、トイツ手が良さそう。
直後、渋川さんのポンしてドラ切りタンヤオへ。
ポンドラ醍醐手牌
加カンするまでこの1000点。
ポンドラ醍醐手牌
・自分が鳴き、相手がメンゼン時のカンは相手が得しやすい
醍醐さんは加カン、アンカン。
アンカン加カンドラ槓ドラ醍醐手牌
仲林さんの裏ドラは2回のカンで1→3枚に増加。
リーチツモドラ槓ドラ裏ドラ槓裏ドラ仲林手牌
リーチ・ツモ・赤・裏の満貫4000オール。
カンはリーチの裏ドラが乗る確率を高めるので鳴いている自分には損。
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