2023年10月06日
ちょっとだけMリーグ#225
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/IsBDADvgY4E?si=mSiqgo9wflEgn1WN
※最初に堀さんのインタビューがあるのでネタバレが嫌な方は動画1:00〜に飛ばしてご覧ください。
2022年 4月18日 ファイナルシリーズ 第二試合
東1局
東家 高宮 まり 25000
南家 近藤 誠一 25000
西家 堀 慎吾 25000
北家 日向 藍子 25000
(敬称略)
試合がスタートしたばかりの東一局。
※動画の都合上、2巡目・西家から見ていきます。
最初に西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
赤2のメンツ手2シャンテン。
もしピンズが横伸びした時はが雀頭にならないので他に雀頭を求めることになります。
後はマンズの形からイーぺーコーや三面張、どちらかを引けばピンズ一気通貫を意識しておきたい。
ツモ打
次に北家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
こちらはドラ2のメンツ手3シャンテン。
リーチ・ドラ2で5200、ツモって満貫ならアガリを見たい。
ツモ打
次巡、親の高宮さんの手は
ドラ高宮手牌
ドラ+赤のメンツ手2シャンテン。
ここにを引けばタンヤオ、を引けば456三色も少しありそうです。
もしピンフが付けばリーチ・ピンフ・赤・ドラの満貫12000なのでここは是非ともアガりたい。
ツモ打
最後に南家・近藤さんの手牌は
ドラ近藤手牌
赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
変化によっては123三色同順か234三色同順になりそうです。
ツモ打
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ペンかシャンポン待ちになりそうな受け入れの1シャンテン。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
イーぺーコーが見えている2シャンテン。
次巡、堀さんは
打ドラ堀手牌
場にが1枚ずつ切られているのでは見た目あと2枚、も2枚ずつ見えているのでペンは山にあると見ているようです。(実際ペンは山に2枚)
次巡、近藤さんは
ドラ近藤手牌
123三色や234三色変化もあるので近藤さんはから打。
浮かせたにくっつけば4メンツ1雀頭。
2巡後、高宮さんは
ドラ高宮手牌
ほぼピンフになりそうなリャンメンだらけの2シャンテン。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
雀頭ができて受け入れの1シャンテン。
次巡、高宮さんは
ドラ8巡目高宮手牌
2メンツ完成して、、のどのターツを選ぶか?の選択。
とは二度受け(、受け入れ、部分がかぶっている)ソウズは高宮さんから4枚見え、2枚見えでソウズが場に安くは山にあるかもしれません。(特にとの間がありそう)
がドラ入りなのでターツ落としを選択の打。
同巡、近藤さんは
ドラ近藤手牌
受け入れの1シャンテン。
ですが近藤さんのは場に2枚切れ+高宮さんにトイツで山に0。
このままテンパイしたとしても近藤さんにアガリ目はありません。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
マンズリャンカンになり受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、高宮さんは
ドラ高宮手牌
リーチ・ピンフ・赤・ドラのテンパイ即リーチ!
待ちは山に4枚、は2枚の計6枚。
高宮捨牌
ピンズとマンズしか切られない捨牌で一番危険なのは1枚も切られないソウズで、、、、、待ちは否定されています。
リーチを受けて近藤さんはを抜いてオリ。
同巡、堀さんは一発で当たり牌を引き打。
ドラ堀手牌
これで高宮さんの当たり牌はあと5枚。
同巡、日向さんは1シャンテンからをプッシュ。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
前巡、日向さんが通した打。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
打して2シャンテン戻し。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
2枚目の当たり牌を引き受け入れの1シャンテンに取る中スジ(現物)打。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
現物の中スジ切りしてピンフ・イーぺーコー・赤2の満貫、待ち。
親現物があり満貫なら
打点は十分。
待ちは山に2枚、は0の計2枚。
同巡、日向さんはを引き高宮さんのアガリ牌はあと3枚。
2巡後、高宮さんがをツモ切り決着。
ロンドラ堀手牌
ピンフ・イーぺーコー・赤2の満貫8000点。(リーチ棒+1000)
この半荘は
堀 +60.1
近藤 + 5.2
日向 −19.9
高宮 −45.4
堀さんトップで終了。
試合後のインタビューで堀さんは
(堀選手、至極の一局どちらでしょうか?)
「やっぱり東一局すごい好配牌もらってあっという間に1シャンテンになったんですけど
途中もうねちょっとマンズが悪そうに見えててペンとの1シャンテンだったんですけど
2枚切れになって相当アガリ厳しいなと思ってたんですけど
それがなんか自然にこうはい高宮さんからリーチが入ってツモに恵まれて自然な手順で
ちょっと待ちとしても多分あんまり強くないと思ってたんでも
それがアガれたっていうのがとても大きかったと思います。」
(気がついたら『あれ堀選手現物でテンパイしてる!』ていう様な一局でした)
「そうですねすごい都合のいい感じでツモが来てくれたんではい恵まれてました。」
ツモが良かったとは感じますが、アガリまでの選択が堀さんと同じ人が何人いるのか気になります。
今回のまとめ
・二度受けは嫌う方が受け入れ枚数的にお得
打ドラ8巡目高宮手牌
部分は、と部分の受け入れが重複しているからどちらか片方を切って他ターツを残すのが受け入れ枚数で最大になる。
この場合はドラターツ+の受け入れを残す。
・メンツになる牌が半分切られたらターツ落としを考えるライン
ペンチャン、カンチャンターツは受け入れ最大4枚なので半分の2枚以上場に切られたらターツ落としを意識。(見た目残り2枚、他家が1〜2枚持っているとアガリ目は薄くテンパイ率も低いから)
リャンメンターツは受け入れ最大8枚なので半分の4枚以上場に切られたらターツ落としを意識。
打ドラ堀手牌
ペンが場に2枚切れになり、高宮さんリーチに堀さんは落とし。
・かわした相手の打点が高いほど効果的なアガリ
打点が高い手は相手の着順を決めかねない。
相手のチャンスを何度摘み取れるかも麻雀の大事な要素。(自分のアガリで相手のアガリを防ぐ等)
子2600までの安い手にはオリず「放銃してもいい」くらいの気持ちで。(3900くらいから高い)
高宮さんは
ドラ高宮手牌
この12000以上リーチ。
↓堀さんはターツ選択はあまり間違えない!と思ったらクリック
麻雀ランキング
にほんブログ村
↓堀さんの本です
麻雀天才の思考魔神の選択 堀慎吾×渋川難波/堀慎吾/渋川難波【1000円以上送料無料】 価格:1980円 |
堀慎吾×渋川難波 麻雀 天才の思考 魔神の選択【電子書籍】[ 堀 慎吾 ] 価格:1980円 |
価格:1870円 |
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12246607
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック