2023年06月13日
ちょっとだけMリーグ#169
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は鈴木 優プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/1DJ7-SK4d4Q
2023年 5月1日 第2試合
東2局
東家 内川 幸太郎 21100
南家 鈴木 優 28900
西家 松本 吉弘 25000
北家 黒沢 咲 25000
(敬称略)
優さんが3900点リードしている東場。
最初に親・内川さんの手は
ドラ内川手牌
ポンする手に見える4シャンテン。
赤もドラも無いのであまり勝負する手には見えないですが、先制テンパイなら連荘狙いもあるかもしれません。
ツモ打
次に南家・松本さんの手は
ドラ優手牌
ドラ2のメンツ手3シャンテン。
リーチ・ドラ2で5200、役牌を重ねてポンでも3900〜と打点がある程度高めです。
ツモ打
続いて西家・松本さんの手は
ドラ松本手牌
第一ツモで役なし1シャンテン。
このままではリーチ1300点になりそうなのでを1枚引いて倍にしたい。
ツモ打
最後に北家・黒沢さんの手は
ドラ黒沢手牌
メンツ手4シャンテン。
赤もドラも無い手でテンパイスピードが遅めで勝負にはならなそう。
ツモ打
3巡目、松本さんはテンパイ即リーチ!
ドラ松本手牌
リーチ1600点、待ち。
松本捨牌
現物にはあまり困らなそう(スジひっかけは無さそうなので切りやすい)ですが、他家には何点の手かわかりません。
待ちは山に3枚、も3枚の計6枚。
他家がリーチ現物やスジ、字牌を切り続ける形で進行し、
16巡目の優さんは、
ドラ優手牌
ツモ打リーチ!
松本さんの待ち4枚を押さえてのペン待ち。
優さんからドラ3枚見えで、松本さんの手はあまり高くないだろうというのはわかります。(松本さんに赤1でもリーチ・赤2600点など安い)
鳴きが入ってないので親と優さんはツモ18回、あとツモは2回あります。
リーチの次巡、松本さんがをツモ切り、決着。
リーチロンドラ裏ドラ優手牌
リーチ・ドラ3、8000点。(リーチ棒+1000)
このアガリで優さんは37900持ちトップ目に。
「え?これだけ?」という声が聞こえてきそうなのでもう一局追加します。
南3局 1本場
東家 鈴木 優 42100
南家 松本 吉弘 34700
西家 黒沢 咲 11300
北家 内川 幸太郎 11900
優さんと松本さんが子・満貫差のラス前。
トップ争いと三着争いが同時に起こりそうな点棒状況。
親・優さんの手は
ドラ優手牌
ドラ1のメンツ手3シャンテン。
ドラが孤立牌なのでこれを重ねるかメンツで使うかのどちらかで使う必要があり、切るなら切るタイミングはあらかじめ考えておきたい。
役を見るならソウズ9枚でソウズホンイツかチンイツ、イーペーコー、ソウズ一気通貫などがありそうです。
ツモ打
次に南家・松本さんの手は
ドラ松本手牌
赤もドラも無いメンツ手3シャンテン。
トップ目との点差を縮めるアガリ(満貫ロンか1300−2600ツモ以上)が欲しいですが、赤もドラも無い手で高くならなそうなのでここはピンフなど安アガリで親流しか、他家へのアシストを考えるといいでしょう。(下家にネックをチーさせる、対面に役牌ポンなどこれ以上の連荘を避ける)
ツモツモ切り
続いて西家・黒沢さんの手は
ドラ黒沢手牌
三着争いのライバル、三着目・内川さんと600点差なのでここは1000点でもアガリが欲しい。
それには役牌を重ねるかタンヤオが良さそうです。
ツモ打
最後に北家・内川さんの手は
ドラ内川手牌
トイツでこれをポンした1000点、役を見るなら789三色やチャンタなどがありそうです。
ツモ打
2巡後、優さんは
ドラ優手牌
イーペーコー完成で役ありに。
次巡、優さんは
ドラ優手牌
雀頭の無い1シャンテン、受け入れの形。
3巡後、優さんは
ドラ優手牌
テンパイで、ここから1枚切る場面。
ドラを切るか、打のイーペーコーにするかの二択に見えます。
場を見ると
松本捨牌
黒沢捨牌
内川捨牌
優さんから4枚見え、2枚見えで見た目枚数では0枚、2枚、3枚。
ソウズは他家に何枚か持たれている可能性を含めると見た目5枚よりは枚数は減ると思われます。(実際は山に4枚)
あとは西家と北家の早いからドラを持って無さそうに見えます。(ある時はドラトイツ以上)
待ちは山に3枚。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
4トイツでチートイツ2シャンテン。
また同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
役なし3シャンテン。
更に同巡、内川さんは
ドラ内川手牌
チャンタ・789三色同順1シャンテン。
リーチ・ツモかで跳満〜もあります。
4巡後、優さんは
ドラ優手牌
テンパイ即リーチ!待ち。
待ちは山に0枚、は2枚、は1枚、は1枚の計4枚。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
逆転のテンパイ、待ち。
待ちは山に2枚、は3枚、は0枚の計5枚。
リーチの同巡、内川さんがを引き、優さんの待ちは山に3枚。
次巡、松本さんがをツモ切り、ロン。
リーチロンドラ裏ドラ優手牌
リーチ・一盃口、3900の一本場、4200点。(リーチ棒+1000)
今回取り上げた二局とも麻雀によくある展開、同じ相手から当たり牌が出る結果に終わりました。
この半荘は
優 48300 +68.3
松本 27700 + 7.7
内川 14300 −25.7
黒沢 9700 −50.3
今回のまとめ
・連続形を大切にすると多面張や変則待ちになる
打ドラ優手牌
優さんは7巡目、打してドラタンキ待ち。
4巡後、優さんは
ドラ優手牌
ツモで四面張。
もし7巡目打ではなく打していると待ちと待ちが減る。(例1)
例1
・待ちには他家の不要牌を選ぶとアガリ率が高い
松本捨牌
黒沢捨牌
内川捨牌
ドラ優手牌
松本さん5巡目から孤立牌の可能性が高い、黒沢さんと内川さんのからは持ってない可能性が高い。
優さんから4枚見え、2枚見え、3枚見えでは相手が持ってない可能性が高く不要牌。(特に松本さんは早い打からは持ってなさそう)
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