2023年05月17日
ちょっとだけMリーグ#152
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は鈴木 優プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/ZmpsbgHDPBA
2022年12月20日 第1試合
南2局
東家 滝沢 和典 23200
南家 鈴木 優 28100
西家 魚谷 侑未 31000
北家 日向 藍子 17700
(敬称略)
魚谷さんが二着目と2900点差の微差、三着目・滝沢さんはトップ目と7800点差で7700クラスをアガれば届きそう、ラス目・日向さんは13300点差で跳満ツモで届く点差です。
最初に親・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
この時点で赤2+ドラがあり満貫くらいは望めそうなメンツ手4シャンテン。
ドラが孤立牌なので重ねるか切るならどのタイミングで切るのかくらいは考えておきたい。
赤2あるのであまり手役は考えず、リーチ・ツモ狙いでいいと思います。(567三色になれば十分くらい)
ツモ打
次に南家・優さんの手は
ドラ優手牌
123三色が少し狙えそうなメンツ手3シャンテン。
雀頭が無いのでドラを引いてドラタンキ待ち三色やマンズノベタン待ちなどもありそうです。
ツモ打
続いて西家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
ドラが孤立牌のメンツ手3シャンテン。
トップ目の魚谷さんは放銃に注意しつつ進めるので良さそうです。
ツモツモ切り
最後に北家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
ピンズ7枚+字牌2種でピンズや字牌が増えればピンズホンイツ、234三色、どちらかを引けばイーぺーコー、字牌と19を切ればタンヤオもあります。
ツモ打
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
とカンチャン受け入れが多い3シャンテン。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
ペンチャン、カンチャン受け入れが目立つ2シャンテン。
また同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
こちらは3シャンテン。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ドラが重なり雀頭にするかポンもできます。
ターツオーバーになるので(ソウズがと不安定ですが)一番埋まりにくいペンチャン落とし。
また同巡、優さんは
打ドラ優手牌
ソウズ五連形になったのでここが2メンツ、マンズ1メンツあるのであと1メンツ+雀頭が必要です。
は123三色の材料で切らないとして残りどちらかを切ることになります。
優さんは残しでマンズ一気通貫も見ています。
もし次にツモならピンフとと入れ替えもできます。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
滝沢さんは一度切った残し。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
打でペン待ちスジひっかけリーチの布石を打っています。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
ドラが浮いている2シャンテン。
次巡、優さんは
ドラ優手牌
雀頭ができ、123三色の1シャンテン。
次巡、日向さんは
ドラ日向手牌
役なし2シャンテン。
2巡後、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ドラ2+赤2の2シャンテン。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
をと入れ替えて安全牌候補に。
更に同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
カンが場に3枚切れになり、打。
次巡、優さんは
ドラ優手牌
とワンチャンスを入れ替えて安全度の高い方を残したようです。
次巡、滝沢さんはツモ切り、これを優さんがチーして打テンパイ。
チードラ優手牌
123三色同順、待ち。
待ちは山にあと2枚、は0枚の合わせて2枚。
3巡後、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
567三色も残る受け入れの1シャンテン。
同巡、優さんは
ツモチードラ優手牌
123三色同順の300-500。
滝沢さん赤2+ドラ2、567三色もある6000オールや8000オールもある大物手を防ぐ、点数以上に大きなアガリでした。
優さんの捨牌は
優捨牌
チードラ優手牌
捨牌はターツ落とし、落としが目立っています。
捨牌の数牌に注目するとと6〜9に集中しています。
それに鳴いたと合わせて考えると123三色同順狙いがありそうです。
仮にこの捨牌の相手がメンゼンなら123三色か234三色が本線です。
相手が切らない数字を持っている可能性が高い(234を中心とした三色同順)わけです。
今回のまとめ
・親連荘を防ぐのが子の役目
ツモチードラ優手牌
ドラ滝沢手牌
優さんは123三色同順、食い下がり一翻で親跳満〜倍満を防いだ。
・特定の数字が切られないのが三色同順
優捨牌
チードラ優手牌
捨牌はターツ落とし、ターツ落としが目立っている。
捨牌の数牌に注目するとと6〜9に集中している。
優さんがチーしたと合わせると123三色同順狙いに見える。
切らない数字を中心とした三色同順狙いが怪しい捨牌。(もしこの捨牌のメンゼンなら123三色か234三色が本線)
・三色同順は必要牌7枚〜狙う
ドラ1巡目優手牌
1巡目で123三色の必要牌はの6枚しかないので狙わない。(可能性を残す程度)
2巡後
打ドラ3巡目優手牌
優さんは123三色、マンズ一気通貫の可能性も残す打。
この時点で123三色の必要牌は7枚、これで123三色狙いをおすすめ。
次巡
打ドラ4巡目優手牌
123三色の必要牌8枚、ペン待ちスジひっかけリーチの布石やチーのしやすさも考えての打と思われる。
後に上家のチーしてテンパイ。
チードラ優手牌
3巡後ツモアガリ。(300−500)
ツモチードラ優手牌
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