2021年05月18日
ゲーム代をたくさん使うお仕事です。
メンバー(雀荘従業員)は主にお客さんが足りない時に麻雀を打ったり、
お客さんの飲み物や食べ物のオーダーを受けてそれを運んだり、
毎回のゲーム代を回収して、
店によっては「リーチが入りました、頑張って下さい!」とか「南入です」とか
ことあるごとに発声する仕事です。
東風戦の店では東1局でリーチ者が24000を放銃すれば5分で終了することもあり、
回転率は高い方だと思います。
半荘戦の店が減って東風戦の店が増えてくるのは、
半荘で連荘が続くと1時間オーバーになることもある為、雀荘側から見ると
半荘戦の店では得られるゲーム代も限られ、
短時間で1ゲームが終わる東風戦の方がゲーム代を回収するのに都合がいい為です。
雀荘の特色の1つとしてその雀荘にしかないローカルルールがあります。
祝儀牌が特殊だったり(金・青・緑・ゼブラ・宝石にちなんだものまで)、
白ポッチ(白にダイヤ等が埋めてある)のリーチ後ならオールマイティ扱いというのは
割と知られているものです。
基本的にピンの店ではチップが1枚500ポイント〜で歌舞伎町のルールだと
祝儀牌1枚あたり1000ポイントや2000ポイントになる店もあります。
ピンの点棒1000点あたり100ポイントと比べると500ポイントチップ1枚=5000点相当で
歌舞伎町ルールだと1枚が10000点や20000点相当になる祝儀牌があるということになります。
それくらい、フリーにおけるチップの比重に違いがあるということです。
今のパチンコやパチスロで1万の消化スピードが30分もないと思いますが、
歌舞伎町ルールなら30分と経たずに何万ポイントも消えてしまいます。
そう言えば本題を忘れていました。
メンバーという仕事はどのお客さんよりもゲーム代を使うお仕事です。
自分が東風戦のメンバーだった頃に東風戦を月に600〜700戦程度戦っていました。
1ゲーム600円だからゲーム代だけで月36万〜42万使っている計算になります。
自分が居た某グループはゲーム代フルバック(全額返ってくるシステム)だったので
他の雀荘よりはマシだったでしょうが。
この生活を1年続けると年に36×12=432〜504万を使っている計算になります。
これで本走(自分の給料で麻雀を打つこと)の成績が悪かったらとんでもない給料になってしまうのが
お分かりになるでしょうか?
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