2023年03月03日
ちょっとだけMリーグ#119
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は本田 朋広プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/m-CczJHbF1U
2023年1月31日 第1試合
南4局
東家 松ヶP 隆弥 29000
南家 本田 朋広 28800
西家 堀 慎吾 31100
北家 日向 藍子 11100
(敬称略)
トップ目〜三着目が2300点差に集合していてラス目・日向さんだけが取り残されています。
トップ目・堀さんは日向さんがアガるか自分で何でもアガればトップ。
二着目・松ヶPさんは700オールツモ以上か2900ロン以上でトップ目。(連荘)
三着目・本田さんは500-1000ツモ以上か2600ロン以上、堀さんから1300以上直撃でトップ。
ラス目・日向さんは跳満ツモで三着、倍満ツモ以上か三倍満ロン以上でトップ。(倍満ツモは堀さんと同点トップ)
最初に親・松ヶPさんの手は
ドラ松ヶP手牌
123三色同順、チャンタ、純チャン、イーペーコーもあります。
これはメンツ手3シャンテンでほどほどの手です。
また、ドラを引いても使えるのはメリットと言えるでしょう。
ツモツモ切り
次に南家・本田さんの手は
ドラ本田手牌
ダブトイツでポンすれば2000点以上、トップ目から直撃か500-1000ツモでトップ。
ドラか赤引きで3900~になりロンでトップもあります。
ツモ打
続いて西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
ドラ1のメンツ手3シャンテンでペンチャン残りになりそうです。
自風重なりを見ながらリーチ目標で進めるのが良さそうです。
ツモ打
最後に北家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
と自風と三元牌がトイツなので枚数が多いマンズかピンズホンイツ・役・役で満貫、トイツが増えればホンイツ・チートイツやホンイツ・トイトイも出てきます。
また、19字牌をたくさん引いた場合だけ国士無双狙いする手もあります。
ツモ打
少し迷いが見えますが、時間を使っての第一打。
断ラス目の日向さんは着順アップ(跳満ツモ以上)は難しいとしても、素点回復に努めたい状況です。(ホンイツなら満貫〜)
2巡後、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
3トイツ、次の有効牌でこの手の行き先が変わりそうです。
同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
ダブアンコで役有りになり、メンゼンでも鳴きでもアガれます。
鳴いてもツモなら500-1000でトップ条件を満たします。(現状、ロンはトップ目直撃だけトップ、他は二着)
ドラか赤を引くか鳴くかすれば3900~で出アガリトップ。
どちらかアンコになっても2600で、これも出アガリトップ。
次巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
ツモでメンツ手に決めました。
マンズ変化とへのくっつきを見ています。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ペンチャン残りの2シャンテン。
また同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
3トイツでリーチ・ツモ・チートイツ・ドラ2なら跳満になる3シャンテン。
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
とを入れ替える形でポンなら
20+アンコ8+ポン4=32→切り上げ40符、40符二翻2600点でこれなら出アガリトップ。(本田さん31400)
ロンポンドラ例1
また同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
これで4トイツ、チートイツ・ドラ2の2シャンテン。
次巡、松ヶPさんはツモ切り、これを本田さんがチーして1シャンテン。
チードラ本田手牌
本田さんは出アガリ2600にするか500-1000ツモで良いのでチー、ポンのどこからでも鳴けます。
次巡、本田さんは
チードラ本田手牌
アンコにしてテンパイ、待ち。
先ほど説明した通り出て2600、ツモって700-1300の手で、ロンでもツモでもトップ。
待ちは山に0枚、は2枚の合わせて0+2=2枚。
同巡、堀さんは
ツモ打ドラ堀手牌
ションパイをツモり小考の上、打。
本田さんにダブバック(後付け)もありそうと見たのか打。
本田さんのトイツ落としでが2枚以下になったのとこのまたぎ待ちは無さそうです。(からトイツ落としは無さそう)
3巡後、日向さんは
ドラ日向手牌
5トイツのチートイツ1シャンテン。
跳満ツモ三着ならウマで+20000点と攻めたい所です。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
赤+ドラですがずっと2シャンテンと足踏みしています。
が通らない限り前に出られなそう。
次巡、本田さんは
ツモチードラ本田手牌
ツモアガリ、ダブ700-1300。
このアガリで
松ヶP 27700
本田 31500
堀 30400
日向 10400
本田さんが堀さんに1100点差つけての逆転トップを掴みました。
今回は鳴いてツモアガった本田さんですが、もしメンゼンテンパイならどうするでしょうか?
例えば
ドラ例2
これならダブ50符二翻3200点で出アガリ(ロン)でもツモでもトップ、リーチの必要もありません。
こんな時は既にトップ条件を満たしているので点数<アガリ率となり、ダマテン(ヤミテン)が良さそうです。
わざわざリーチで切られづらくする必要もありません。
試合後のインタビューで本田さんは
「(20戦戦って11勝目!いかがでしょうか?)いや、嬉しいっすけど前回のラスよりちっちゃいトップでした。(前回ー69.9、今回+51.5)
(大接戦でした)大接戦でした。
(オーラスはトップと2300点差どういうプランで行こうと?)
最初は1000点でも二着でもいいかなっていう考えがあったんですけど
ダブになった時点からは
見逃してトップ行こうかなと、はい。
(が先に入ってしまった場合、符ハネを考えシャンポンにするのか?ドラのにするのかとか・・・ツモなら大丈夫だと思いますけど選択があったと思いますここってどうするつもりだったんでしょうか?)
枚数が多い方を選ぶつもりだったんでテンパイしたらリャンメンを選ぶつもりだったんで、はい。
(ツモれば問題ないと?)そうですねその前にポンできたらいいなと思ってたんですけど、はい。
これからも応援よろしくお願いします!(ぺこり)
(それでは参りましょう、本日も雷電の麻雀は)面白いんです!!(ありがとうございました!)」
この試合で日向さんの連続ラス回避記録が14でストップしてしまいました。
本田さんの本が見つからないのでチームメイトの黒沢さんの本の宣伝を。
黒沢咲の鳴かずに勝つ!セレブ麻雀/黒沢咲【1000円以上送料無料】 価格:1,650円 |
今回のまとめ
・点棒状況に合わせた手組を
南4局
東家 松ヶP 隆弥 29000
南家 本田 朋広 28800
西家 堀 慎吾 31100
北家 日向 藍子 11100
三着目・本田さんは500-1000ツモ以上か2600ロン以上、堀さんから1300以上直撃でトップ。
ドラ本田手牌
ダブトイツでポンすれば2000点以上、トップ目から直撃か500-1000ツモでトップ。
ドラか赤引きで3900~になりロンでトップもある。
ここから↓
ドラ本田手牌
ダブアンコになりメンゼンと鳴きの両方が選べる状態に。
そこから↓
チードラ本田手牌
松ヶPさんのチーしてアンコやポンで40符二翻2600点にもなる。
トップなら二着順アップのウマの差40000点得するので本田さんは出アガリ2600も見て進める。
・ダマテン(ヤミテン)を選択するのは点数<アガリの時
もし本田さんの手がメンゼンテンパイの場合
ドラ例2
これならダブ50符二翻3200点で出アガリ(ロン)でもツモでもトップ、リーチの必要も無い。
こんな時は既にトップ条件を満たしているので点数<アガリ率となり、ダマテン(ヤミテン)が良さそう。
わざわざリーチで切られづらくする必要も無い。
↓ともくんは雷電の救世主!と思う人はクリック!
麻雀ランキング
にほんブログ村
価格:935円 |
価格:631円 |
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11886672
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック