2021年06月15日
配牌から見た方向性の続きの続きの続きの続きの続き(まだある?)
今回の配牌から見た方向性の続きの続きの続きの続きの続きで解説していきます。
ケース18
446799m1569p56s南 ドラ8s
最初に見えるのは567の三色。
ピンフにしたいが3mや5mを引く必要があり、マンズを伸ばして34567mという形にしたい。
それならツモれる公算が高く、567の三色も残る。
4mや9mがアンコになればリャンメン待ちリーチをかけてツモりにいく。
5mや4p、4sを引けば456の三色にもなるが、その3枚の内、最低2枚を引かなくてはテンパイしない苦しさも意識。
それなら無理に三色を狙う必要はない。
まったく役にも関係ない1pと9pがいらないが下(1〜3)の牌が孤立しているから第一打は1p。
↑のように説明しました。
例えばこのケース18の場合、567の三色同順狙いの時に必要な牌は67m、56p、56sがあるので残りの5m、7p、7sの3枚で、アガリ牌がこの3つのうちの1枚になる場合、残りの2種類が必ず必要になります。
例えばケース18から少し進んで7pと7sを引いてテンパイしたとします。
具体的にはこんな形
4446799m567p567s ドラ8s
これで5−8m待ちの5mならダマ(ヤミ)テンでもアガれる形(役あり)ですが、8mではダマテンでは役なしでアガれず、リーチをかけても8mアガリでは三色同順がなくなって二飜下がり(マイナス)となり大幅なアガリ点数ダウンになってしまいます。(5mで子なら5200点、8mならリーチのみで1300点と4分の1になる)
三色同順という役は例えば567の三色であれば567m、567p、567sの9種類のうち最低8枚を手牌に持っている必要がある(アガリ牌と合わせて9枚そろう)ために、少し限定された状況であると言えます。
↑のテンパイのケースのように、仮にテンパイしても高目(飜数が高くなる方)と安目(飜数が低くなる方)が存在するため、必ずしも三色同順が成立するとは限りません。
特に↑のテンパイであれば高目の5mよりも8mの方が他家からは出てきやすい場合が多く(真ん中の5に近くなるほど通常は利用価値が高い牌だから)、実際にアガるケースは8mの方が多くなります。
三色同順は満貫・跳満・倍満が欲しい時に飜数をアップさせる為の役という認識でいるといいでしょう。
例えば下の手牌であれば
356m34588p344556s ドラ6s
通常なら3m切りリーチでメンタンピンドラの満貫で十分で、他家に点差で大きく離されている状況であれば跳満狙いで6m切りリーチでツモ狙いしたり、少しダマで6s引きを待って2飜アップさせてみたりします。(メンタンツモ三色ドラ、メンタンピンイーペードラ2など)
例えば123や789の三色狙いする時には
12m123456p12366s
789m12389p11789s
といったテンパイのようにペン3・ペン7待ちになる機会も多く、アガりやすい待ちになるとは言えません。
特に高目が純チャン・三色になるような時なら高目と安目で大きくアガリ点が変わるので、安目が出た時の対応をあらかじめ考えておく必要があります。
例えば
23m123789p12399s
789m1178p123789s
上の手牌で123の純チャン・三色狙いや789の純チャン・三色狙い時に安目の4m、6pが出たらピンフのみになってしまい、5飜下がり(純チャン・三色同順が消える)でアガリ点にすると子で1000点、リーチしてやっと2000点の手になってしまいます。
このように三色狙いする際のメリット・デメリットをよく意識して手作りする必要があります。
今回のまとめ
・三色狙いには必要牌9枚のうち8枚以上集める必要がある(限定された状況)
・三色狙いすると愚形待ちになるケースも多い(ペンチャン・カンチャン)
・三色狙いすると高目(高い方)・安目(安い方)で大きくアガリ点が変わる時もある(純チャン・三色など)
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