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2021年06月03日

今日の役13 ダブルリーチ(立直)

河11.jpg

今日の役はダブルリーチ(立直)です。サムネはダブリーではないですがお許し下さい。
よくダブリーと略されていますが、4人の誰でも第一ツモでテンパイした時、その時のリーチに限り、ダブルリーチ(二飜)を宣言できます。

プロ同士の対局でもダブルリーチなら何でもリーチをかけているのを目撃しますが、もうちょっと待ちの形やら残り枚数を考えてリーチ判断した方がいいんじゃないかと感じます。
実際に見かけたのはこんな形
12m345789p88s西西西 ドラ6m

上の手牌は役なしでドラも赤もなく、待ちはペン3m。
先制リーチがお得だという考えの下、決して待ちが広いわけでもなく、待ちの枚数が多いとも限らないペン3m待ちで誰かにアンコで持たれていたらまずアガリ目はありません。

流局して3000点を得るつもりのリーチをかけるくらいなら、せめて役ありで待ちの枚数がある程度の枚数、山に残っているとか他家が使えない部分が待ちになっているとか、リーチをかける理由が必要です。
他にもリーチをかけると満貫、跳満になるのであればまだ理解はできますが、ただのダブリーのみではアガリの可能性も低く、アガリ点が高いわけでもないのでリーチをかける理由にもなりません。

のみ手でもダブリーをかけるなら先ほど語ったうちの理由の1つは欲しいものです。
例えば
23456m11122p333s ドラ4p

上の手であれば赤もドラもなく役なしですが1−4−7mの三面張(三面待ち)である程度ツモれるという理由があります。
出アガリには期待し過ぎず、あくまでおまけ程度だという意識でいた方が健全です。1mなら切ってくれる相手はいるでしょうが。

あとは
7888m222555p123s ドラ5s

これも赤もドラもなく安い手ですが、7888mの形で他家は6−9mを使いづらく(特に9m)、他家が出してくれる可能性もあり、山にも9mくらいなら何枚かは眠っていそうに見えます。後は捨て牌にたくさん切られていないかチェックしておくのも忘れずに。

3344555m234p234s ドラ8m

これは高目タンピン三色もある形で2345m待ちの四面張(四面待ち)です。
この形であれば5mアンコの形が強く、3m4mを他家が使いづらく、その上3m4mを2枚ずつ使用していて2mも出やすく、しかもタンピンになる2−5mのうち5mを3枚使っている為、高目の2mアガリの方が現実的にアガリやすい状態になっています。山に残っているなら2mだとはっきり言える形です。
他家が当たり牌の2345mをつかめば他家にとっては使いづらい牌でもあり、当たり牌をつかんだ相手はオリるかまわる(手牌を組み直す)かになり、相手の攻めを防ぐ効果もあります。

今回のまとめ
・待ちのアガリやすさ、待ちの枚数、山に残っている(であろう)枚数、他家にとって使いづらい部分かどうか等を考えてリーチをかける
・他家の使いづらい部分を待ちにすると相手はオリるかまわるかしか選択できず、相手の攻めを防ぐ効果がある

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