2014年10月20日
万能細胞が世界を救う!
健康トリビア43
iPS細胞が人類の救世主となる時代近し
山中教授が2006年にスタートしたiPS細胞の研究で2012年に見事、ノーベル生理学・医学賞を受賞してからまだ2年経過しただけのなに本日のYAHOO!ニュースのトピックスで前進を見せました。
本日の記事
「マウス体内でヒト小腸組織=iPS細胞など利用―米医療センター
ヒトの万能細胞を試験管内で腸管のもとの組織に変えた後、マウスの腎臓に移植して機能的な小腸に成長させたと、米シンシナティ小児病院医療センターなどの研究チームが19日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
実験に使ったヒト万能細胞は、不妊治療で余った受精卵の一部から作られる胚性幹細胞(ES細胞)と、皮膚や血液の細胞に遺伝子群を導入して作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)。この再現したヒト小腸を使えば、粘膜に慢性の炎症や潰瘍が生じるクローン病などの難病の治療法開発が進むと期待される。
将来はがんなどで腸を切除した際に患者自身のiPS細胞から生み出した腸を移植する再生医療が実現する可能性があるという。
研究チームは2010年12月、ヒト万能細胞を試験管内で腸管に似た組織に変えたと発表した。この技術に基づき、腸管のもとの組織を免疫不全マウスの腎臓に移植すると、周囲から血管が延びて成長し、6週間後には消化や吸収などの機能を備えたことを確認した。」
研究開発のスピードが更に今後加速することを想像して、再度iPS細胞についておさらいしておきましょう!
人間の皮膚などの体細胞に、極少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。
この細胞を人工多能性幹細胞 と呼びます。
名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。
体細胞が多能性幹細胞に変わることを、専門用語でリプログラミングと言います。
山中教授のグループが見出したわずかな因子でリプログラミングを起こさせる技術は、再現性が高く、また比較的容易であり、幹細胞研究におけるブレイクスルーと呼べます。
この研究が更に進むと、今後どうなるかといいますと、まず化粧品業界に革命を起こす商品が誕生することでしょうし、あらゆるケガや火傷の治療はもとより、もっと進むと、これまで難病といわれてきた、臓器癌移植の成功率が格段あがりますし、更に進むと、人工人間も出来る可能性もあったり、一番の魅力は、将来人は、不老不死になったりする可能性もあり得るのです。
鉄腕アトムのアニメが現実的になったように、ドラえもんのアニメが現実的になり得るのです。
医療研究は、これからも加速がかかり、研究開発されてくることでしょうが、かつて抗生物質が世界中の細菌ウイルス感染者から守ったが結果、裏側では菌交代による副作用や更に新型のウイルスを作りだす要因となった様に、果たしてその結果、人類や生命体全体に与える影響が出てこないか心配ですがまずは、明るいニュースと受け止めて、難病でお悩みの方に取りましては、近い将来現在では治せない病気でも、将来は治せるようになるかもしれないとの明るい話題でした。
そして、これらの医療研究が進歩とその進捗状況報告が、私達が活き活きと過ごせる種となれば嬉しいことです!
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