2014年10月16日
今の季節に安眠できない人はひょっとして・・・・
健康トリビア41
睡眠時無呼吸症候群は治せます。
日々の習慣が病気をつくる反面、日々の習慣を少しだけ改善すれば治せる病気があります。 最近、何かと話題に上がることが多い「睡眠時無呼吸症候群」もその一つです。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返す疾患です。
睡眠中は筋肉が弛緩するため、仰向けで寝ていても誰でも、舌の根もと(舌根)が垂れ下がり、軌道が狭くなります。
睡眠時無呼吸症候群の人は、この「気道狭窄」が著しく、気道を一時的に塞いでしまう為、息が止まってしまいます。
息が止まると苦しいので、本人に目覚めた自覚はなくても、夜中に何度も目を覚まします。
結果的に熟睡できず、昼間に眠気が生じたり集中力が低下したりしてしまうのです。
この疾患で、睡眠中に窒息して死に至ることはありませんが、睡眠不足は免疫機能をや代謝機能など生命維持機能を低下さえることに加え、循環器系に負担をかけるので、心臓病や脳卒中になる確率が3〜4倍も増加する怖い病気です。
肥満が原因かと思われてきましたが、研究の結果、肥満と睡眠時無呼吸症候群に直接の因果関係が無いことが解っています。
睡眠時無呼吸症候群には、気道が閉塞することによって起きる「閉塞型」と、脳の呼吸中枢の活動が低下して起きる「中枢型」、そしてその二種類が混合して起こる「混合型」の三種類があります。
実は、もっとも患者が多いのは「閉塞型」ですがこれは簡単に治す方法があるのです。
それは、睡眠4〜5時間前から胃に何も入れないようにすることです。
もっとシンプルに言いますと胃の中を空にして寝ることです。
人間の気管は、空気以外のものが入らないようになっています。しかし、寝る前に胃に物が入っていると、横になることでその内容物がのどまで上がってきてしまいます。
すると体は、気管にその内容物が入らないように、気道を狭めはじめます。 これにより呼吸が止まるのです。
これが、著しく気道が狭くなると「閉塞型」の原因です。
寝る前に食事をとると、インシュリンが大量に分泌されるのですが、インシュリンは、炭水化物もたんぱく質も、すべて脂肪に変えてしまうため、同じものを食べても夜遅く食べると太りやすくなることも解っています。
つまり、肥満だから睡眠時無呼吸症候群になるのではなく、寝る前にものを食べる習慣が肥満と睡眠時無呼吸症候群の発病の原因を同時につくりだしているのです。
今日からでも、寝る前に胃の中にものを入れる習慣をやめませんか?
それから、睡眠薬を飲むより良いからと寝酒を習慣にしている人がいます。これも危険です。本人の認識では、寝つきがよくなると思われているかもしれませんが、寝ている間に呼吸が止まりやすくなるため、血液中の酸素濃度(PO2)が低下してしまいます。
もともと動脈硬化があったり、心冠動脈の細い人にとっては、酸素濃度のて低下は、心筋の酸欠を招き、文字通り命取りとなってしまいます。
夜明けに、心臓麻痺や心筋梗塞で亡くなる人の多くが寝酒や夜寝る前に飲食をすることで逆流が起こり、それによって気道を塞ぎ、無呼吸を招き、血液中の酸素濃度が低下して、心筋が酸欠となったことが死因です。
寝酒がなぜ悪いかと言えば、アルコールを飲むと呼吸中枢の抑制が起こり、血中の酸素濃度がさらに減少するからです。 二日酔いをする人は、特に消化酵素が弱い人なので充分注意をして下さい。
それから、よく寝れるからと子供に寝しなにホットミルクを飲ませることは危険ですから今日から止めて下さい。
たとえば、夕方六時頃夕食を家族で食べてたとしてもこどもはたいがい大人より早く寝かされます。
そこに消化に発育のためにとミルクを飲ませると、逆流の原因になってしまいますし、無呼吸も起りやすくなりますし、次に息を強く吸ったときにアレルゲンの原因ともなってしまうからです。
小児喘息患者の多くがこの落とし穴で子供をアレルギー喘息にしてしまっているのです。
そうは、いっても夜お腹が空いて寝れないじゃないかという方は、フルーツを食べて下さい。フルーツだと30分から40分で胃から腸に移動しますので一時間以上前ならOKです。
寝ている間に訪れる危険は、未然に防げますので、自分はこれに当てはなると感じた人は、即実践をしてみませんか?
あなたが健康で、活き活きとした暮らしの実現をサポートします!
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