2014年10月16日
健康の秋本番!
健康トリビア40
健康な体をつくろう!
そもそも、ダイエットというのは、やせるための食事やその方法をさす言葉ではありません。 本来は、健康的な食事のことを言うものです。
ところが、いつの日からか、やせるための方法全般をダイエットというようになり、今では、ほとんどの人は、ダイエットとウエイトロスを完全に混合しています。
体重を落とすだけを目的にした、りんごやキャベツ、納豆ダイエットは、本来ダイエットではなく、ウエイトロスのための食事法です。
つまり、健康的な食事をとるようにすれば、その人の適正な体重に落ち着くでしょうし、逆にその体重が落ちない人もでてきます。
それがその人の本来のあるべき姿だからです
世の中には、「ダイエット成功の秘訣はカロリーを取り過ぎないこと」であり、その最たる手法は食事を抜くことであるという常識がはびこっていますがこれが大きな間違いです。
確かにトータル摂取カロリーは減るので一時的には痩せるとは思いますが、口から入った食べ物は、消化、分解、吸収、代謝という一連の工程を経て自らの栄養になっていますが、食事を抜いたり、偏ったりすると、この一連の工程にかかわっている器官は、どんどん退化を始めます。
もっとも怖いのは拒食症を想像して頂ければ理解出来るとおもいますが、いったん機能が衰えてしまった消化器官は、その簡単に元の状態に回復しません。
体重を減らしたい人は、食事の量を減らすのではなくて、見直すべきことは食事の質です。
それから、その質と量を考えるときに大事になってくるのをカロリー計算だと誤解しないで下さい。
食品のカロリーは、どのように測定されているのかご存知でしょうか?
まず食品に含まれる糖質、たんぱく質、脂肪を分析して重量を測ります。これに糖質、たんぱく質、脂質それぞれを燃やしたときに発生する1g当たりの熱量をかけ、全体の合計値を出します。
簡単にいいますと、食品のカロリーというのは、食品をただ燃やしたときに発生する熱量のことです。
そこには、体内でどのように消化・吸収されているかどうかなどということは、一切かみされていません。
だから、仮に、おにぎりのカロリーが200キロiだったとして、体内に入ってからも200キロiのエネルギーが生まれるかというと、そんなことはありません。
まず、人によっても消化能力が違うわけですので、同じおにぎりを食べてもAさんBさんCさんではそれぞれ発生エネルギーが違います。
それに、カロリーについても、糖質ひとつとっても、ぶどう糖もあれば果糖、グラニュー糖様々な糖があってもひとくくりにされますし、油脂1gの熱量はすべて9キロiとされていますから、有害なトランス脂肪酸もバターなどの飽和脂肪酸も、必須脂肪酸のオメガ3の不飽和脂肪酸も、同じグラム数ならカロリーも同じということになりますのでカロリー計算でダイエットを考えることは意味がありません。
人間は、たとえ寝ていても呼吸はしていますし、内蔵は活動し体温を保つために熱をつくっています。つまり、常に基礎代謝活動が行われているのです。
食事制限や絶食したりすると本来必要なカロリーを下回ることで、体は餓死状態になる可能性があると勝手に判断しだし、自分の体を守ろうとする体制を整えようとしだします。
つまり、食べ物を蓄えようとするようになるのです。 その結果食べないのに痩せない!
カロリーを抑えているのに逆に肥満を招いてしまうことになるのです。
人は、個人差があります。 体質や遺伝子的要素が複雑に絡んでいるので、生まれた環境も違います。
食暦が違えば、当然細胞のでき方も違うため、同じものを同じように食べても、体にもたらされる影響や変化は違います。
ですので、近くの人がこの方法で痩せたといっても直ぐに飛びつくのは止めてあなたにあった方法を分析してから始めてみましょう!
まずは、正しい食生活に近づけることを考えていくことがもっとも大切です。
「明るく、楽しく、元気よく」活き活きとした生活を応援いたします。
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