2014年09月27日
日本山人参って何?
健康トリビア23
日本山人参とは何?
私のブログ愛読者より、日本山人参が身体に良いと聞いたけど本当でしょうか?またどんな病気に良いのでしょうか?というご質問を戴いたので今回は、ご要望にお応えしまして池上彰さん風に日本山人参ついて解説していきたいと思います。
日本山人参は、昔、私が相談薬局をしていたころにも取り扱っていた商品でもありますし、我が郷土である天孫降臨里、高千穂に地生する植物なので愛着もある植物です。
日本山人参のことを話す上で、避けて通れないのが誤解されやすい高麗人参です。
高麗人参(ウコギ科の多年草)は、日本では御種人参とも呼ばれますが、野菜のニンジン(セリ科)とはまったく別物です。 根の形が人の形をしていることから人参とつけられています。
このウコギ科には、他にもアメリカニンジン(花旗人参)、トチバニンジン(竹節人参)、サンシチニンジン(田七人参)その他世界中に多くの種類が存在します。
中国では、2000年前からパナック属(ギリシャ語で万能薬)の多年生植物に分類され日本では、薬用人参として、徳川家康が最初に愛用し、八代将軍の吉宗が朝鮮半島から種と苗を輸入して日本でも福島などで栽培を始めたと記されています。その時、朝鮮人参という名前は、韓国への配慮から御種人参と命名されました、その効能としては万能薬と言われるように、アンチエイジング、むくみの解消、生活習慣病、二日酔いその他多くの目的で飲まれている。
主要成分にサイポニンとジンセノイドという成分があり、糖尿病や自律神経失調症、それに人間の免疫細胞であるNK細胞の活性化に役立ち、癌の予防にも効果があると言われており、昭和天皇陛下もご愛用されていました。
ただし、効き目があり過ぎることから副作用としてあります。例えば、過剰摂取による高血圧、不眠、エストロゲン作用による低血糖、躁状態、動悸、血小板凝集作用などです。
それらと比較しながら、日本山人参のことを話していくと、まずは、日本山人参は、その名の通り、日本にのみ生息しているセリ科シシウド属の植物で、九州、四国、中国地方に生育しています。
日本山人参の根は朝鮮人参(高麗人参)に似ており、薬効成分も似ていることから日本山人参と名づけられました。
しかし、唯一つの大きな違いは朝鮮人参には血圧を上昇させる効果がありますが、日本山人参には血圧を下げる作用があることです。
日本山人参には、イヌトウキ(犬当帰)とヒュウガトウキ(日向当季)の2種類があります。
イヌトウキもヒュウガトウキもセリ科の植物でとても似通っていますが生育環境が違い、イヌトウキはおもに和歌山や四国、ヒュウガトウキは宮崎や大分、熊本の県境に自生しています。
イヌトウキが変化したものがヒョウガトウキであるとか、日本山人参の原種がヒョウガトウキであるなど諸説あります。
薬草として利用されていた日本山人参は研究の結果ヒュウガトウキであることが判っています。
日本山人参は薬効成分を多く含み、その効果・効能の高さから「神の草」として江戸時代に薩摩藩の霧島地方の領民が栽培していました。
それどころか薩摩藩島津氏の言い伝えによると日本山人参は「秘草」であったとされています。
このような薬効成分の高さから日本山人参は乱獲されましたが、一部の地域住民が密かに守っていました。
今では日本山人参の持つ効果・効能が注目され、愛媛大学医学部など多くの研究グループによって、日本山人参に関する研究成果が和漢医薬学会や日本生薬学会などで発表されています。
ヒュウガトウキの根は生薬に認定されていますが、その根以上に注目されているのが「葉」の部分です。
右のYN-1は特殊な有機化合物で、薬草ヒュウガトウキの葉に大量に含まれています。日本山人参の名で呼ばれている薬草にイヌトウキという薬草もありますが、ヒュウガトウキとイヌトウキとの大きな違いは、このYN-1の含有量です。
YN-1はまだまだ未解明な部分も多く、夢の物質と期待されています。
ヒュウガトウキ(日本山人参)にどんな有機化合物が含まれているかの研究分析は、大阪薬科大学、愛媛大学医学部、明治薬科大学のグループによって行われており、YN-1も含めて4つの有機化合物が発見されています。
もちろんヒュウガトウキには若返りには欠かせない抗酸化作用のあるビタミンEやコエンザイムQ10など、多種多様の微量栄養成分がたっぷりと含まれています。
2002年11月、厚生労働省は医薬品の生薬リストにヒュウガトウキの根を加えました。薬草が医薬品に指定されるのは大変なことなのですが、ヒュウガトウキの薬効がそれだけ優れているという証拠。今後はさらに研究が進められ、日本山人参「ヒュウガトウキ」の可能性はますます広がっていくことでしょう。
主役は食生活。それを助けるのが栄養補助食品日本山人参です!
健康保持と元気で長生きの目的で活用していただきたい日本山人参。水野医学博士の研究結果によると、日本山人参に含まれる栄養成分が体全体のバランスを整え症状を軽減させたり、生体の自然治癒力を高めたりすることが証明されています。
食生活が不規則な方、体の調子に何か疑問をお持ちの方、昔より疲れを感じやすい方、季節に関係なく風邪を引きやすい方、腸の働きが気になる方、健康維持に気をつけている方などに日本山人参「ヒュウガトウキ」健康食品の活用をおすすめします。
如何でした、日本山人参がどのようなものかご理解頂けましたか? その他、もしこれ以外の漢方、生薬、健康食品のことや病気のことでもご相談したいことがあれば何なりと遠慮無くお尋ね頂ければ、私のブログの中で私がわかる範囲でご説明させて頂ければと思います。
私とご縁のあった方々が一人でも多く、元気で明るい生活を送れる為の応援サポーターと成れれば幸いです。
日本山人参とは何?
私のブログ愛読者より、日本山人参が身体に良いと聞いたけど本当でしょうか?またどんな病気に良いのでしょうか?というご質問を戴いたので今回は、ご要望にお応えしまして池上彰さん風に日本山人参ついて解説していきたいと思います。
日本山人参は、昔、私が相談薬局をしていたころにも取り扱っていた商品でもありますし、我が郷土である天孫降臨里、高千穂に地生する植物なので愛着もある植物です。
日本山人参のことを話す上で、避けて通れないのが誤解されやすい高麗人参です。
高麗人参(ウコギ科の多年草)は、日本では御種人参とも呼ばれますが、野菜のニンジン(セリ科)とはまったく別物です。 根の形が人の形をしていることから人参とつけられています。
このウコギ科には、他にもアメリカニンジン(花旗人参)、トチバニンジン(竹節人参)、サンシチニンジン(田七人参)その他世界中に多くの種類が存在します。
中国では、2000年前からパナック属(ギリシャ語で万能薬)の多年生植物に分類され日本では、薬用人参として、徳川家康が最初に愛用し、八代将軍の吉宗が朝鮮半島から種と苗を輸入して日本でも福島などで栽培を始めたと記されています。その時、朝鮮人参という名前は、韓国への配慮から御種人参と命名されました、その効能としては万能薬と言われるように、アンチエイジング、むくみの解消、生活習慣病、二日酔いその他多くの目的で飲まれている。
主要成分にサイポニンとジンセノイドという成分があり、糖尿病や自律神経失調症、それに人間の免疫細胞であるNK細胞の活性化に役立ち、癌の予防にも効果があると言われており、昭和天皇陛下もご愛用されていました。
ただし、効き目があり過ぎることから副作用としてあります。例えば、過剰摂取による高血圧、不眠、エストロゲン作用による低血糖、躁状態、動悸、血小板凝集作用などです。
それらと比較しながら、日本山人参のことを話していくと、まずは、日本山人参は、その名の通り、日本にのみ生息しているセリ科シシウド属の植物で、九州、四国、中国地方に生育しています。
日本山人参の根は朝鮮人参(高麗人参)に似ており、薬効成分も似ていることから日本山人参と名づけられました。
しかし、唯一つの大きな違いは朝鮮人参には血圧を上昇させる効果がありますが、日本山人参には血圧を下げる作用があることです。
日本山人参には、イヌトウキ(犬当帰)とヒュウガトウキ(日向当季)の2種類があります。
イヌトウキもヒュウガトウキもセリ科の植物でとても似通っていますが生育環境が違い、イヌトウキはおもに和歌山や四国、ヒュウガトウキは宮崎や大分、熊本の県境に自生しています。
イヌトウキが変化したものがヒョウガトウキであるとか、日本山人参の原種がヒョウガトウキであるなど諸説あります。
薬草として利用されていた日本山人参は研究の結果ヒュウガトウキであることが判っています。
日本山人参は薬効成分を多く含み、その効果・効能の高さから「神の草」として江戸時代に薩摩藩の霧島地方の領民が栽培していました。
それどころか薩摩藩島津氏の言い伝えによると日本山人参は「秘草」であったとされています。
このような薬効成分の高さから日本山人参は乱獲されましたが、一部の地域住民が密かに守っていました。
今では日本山人参の持つ効果・効能が注目され、愛媛大学医学部など多くの研究グループによって、日本山人参に関する研究成果が和漢医薬学会や日本生薬学会などで発表されています。
ヒュウガトウキの根は生薬に認定されていますが、その根以上に注目されているのが「葉」の部分です。
右のYN-1は特殊な有機化合物で、薬草ヒュウガトウキの葉に大量に含まれています。日本山人参の名で呼ばれている薬草にイヌトウキという薬草もありますが、ヒュウガトウキとイヌトウキとの大きな違いは、このYN-1の含有量です。
YN-1はまだまだ未解明な部分も多く、夢の物質と期待されています。
ヒュウガトウキ(日本山人参)にどんな有機化合物が含まれているかの研究分析は、大阪薬科大学、愛媛大学医学部、明治薬科大学のグループによって行われており、YN-1も含めて4つの有機化合物が発見されています。
もちろんヒュウガトウキには若返りには欠かせない抗酸化作用のあるビタミンEやコエンザイムQ10など、多種多様の微量栄養成分がたっぷりと含まれています。
2002年11月、厚生労働省は医薬品の生薬リストにヒュウガトウキの根を加えました。薬草が医薬品に指定されるのは大変なことなのですが、ヒュウガトウキの薬効がそれだけ優れているという証拠。今後はさらに研究が進められ、日本山人参「ヒュウガトウキ」の可能性はますます広がっていくことでしょう。
主役は食生活。それを助けるのが栄養補助食品日本山人参です!
健康保持と元気で長生きの目的で活用していただきたい日本山人参。水野医学博士の研究結果によると、日本山人参に含まれる栄養成分が体全体のバランスを整え症状を軽減させたり、生体の自然治癒力を高めたりすることが証明されています。
食生活が不規則な方、体の調子に何か疑問をお持ちの方、昔より疲れを感じやすい方、季節に関係なく風邪を引きやすい方、腸の働きが気になる方、健康維持に気をつけている方などに日本山人参「ヒュウガトウキ」健康食品の活用をおすすめします。
如何でした、日本山人参がどのようなものかご理解頂けましたか? その他、もしこれ以外の漢方、生薬、健康食品のことや病気のことでもご相談したいことがあれば何なりと遠慮無くお尋ね頂ければ、私のブログの中で私がわかる範囲でご説明させて頂ければと思います。
私とご縁のあった方々が一人でも多く、元気で明るい生活を送れる為の応援サポーターと成れれば幸いです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2806822
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック