トイレで用を足した後、ふと気になった。
「この大と小、流れる水の量はどれだけ違うんだろう」。

トイレといえばTOTOなので（INAX関係者すみません）、サイトからおすすめ便器っぽいネオレストを見てみる。


↑「ネオレスト」タンクがないだけですっきりとオシャレ空間に見える

一般的な排水システムの床排水（マンションなんかは便器から配水管が伸びている壁排水あり）の場合、
「大」3.8リットル
「小」3.3リットル
「eco小」3.0リットル
となっている。

廉価版っぽいピュアレストでは
「大」4.8リットル
「小」3.6リットル

おお、意外と差がない。大と小なんだから2倍ぐらいの差があると思いきや、ネオレストの場合で1.15倍、ピュアレストの場合で1.33倍
しか違いがないのだ。

なんかの記事で日本にはトイレの流す量にも大と小があってエコ意識が素晴らしい！というのを見た記憶があるが、1.15〜1.33倍の比率であることを知っていたのだろうか。

いや、この1.15〜1.33倍にこだわるのが日本人の美学と言えば、それは素晴らしい細やかさになる。ものは見方だ。

ちなみにLIXIL（INAXが属しているグループ企業）のサイトでパブリック用タンクレストイレを見てみると
「大」5.0リットル
「小」3.8リットル
とあり両者の差は1.31倍で、TOTOと似たような数字となっている。


↑パブリック用タンクレストイレ

では適切な「大」「小」の使い分けは？

これはTOTOの広報さんの回答がネットで見られた。
「大」はもちろんウン●、そして「小」は意外なことに女性の使用を前提にしているという。

そうか、女性の使用時もトイレットペーパーを使うからあまり差がないのだな。

そして、男性の小の時は「eco小」を使うのが正しいという。

今回の調査では、「小」は「女性の小」用というのが意外な事実であった。


知ったことをちゃんと生かせれば、トイレの神様にも褒めてもらえるかもしれない。

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今回調べていて、入手した小ネタ

トイレの水を流すレバーの名前は「レバーハンドル」（TOTOサイトによる）。

タンクの中になるフロートバルブを調節することで水量を減らすことができる。

タンクの中にペットボトルなどを入れて水量を調節するやり方は故障に繋がり結局不経済。

トイレがしめる水道代は約30％で一般家庭の水道代のトップを占める（TOTOサイトによる）。



↑TOTOサイトより

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