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2014年06月03日

バーテンダー

カッコいいから、ただそれだけの理由で始めたバーテンダー

ただ、始めてみると奥が深かった
初めは僕は厨房で働いていた
と言うのも、接客の仕方も知らない。言葉づかいも知らない。もちろんカクテルの事も知らない
それでは、お客様にいいサービスはできない

なので、まず厨房からスタート
その間にカクテルの事も勉強する

1年ほどそうして過ごせば、1年後には自動的にカクテルの事も料理の事も覚える事ができ
そして、フロアスタッフとしてお客様の質問に答えたり、商品を説明できる状態になっているのだ

もともと料理好きだった僕は楽しかった。初めて見るプロの料理方法
楽しかった

また、この店のオーナーの事が大好きだった
僕がやりたい!と思ったことは
『とりあえずやってみろ』と言うスタンスの人だった
色んな料理の試作を作った

他のバイトの人間より働いた
たくさん働いたおかげで、時給だった僕は正社員よりもいい給料をもらった時もあった

仕事は楽しくて、職場環境や人にも恵まれ順調だった

・・・・・が

そんなある日、突然、思いもよらない理由で彼女と別れる事になる




タグ:バー

東京へ行こう

自動車学校から戻った僕だったが
彼女とは連絡を取っていた

そしてある日、決意した
やっぱり告白しよう!
いろんな事を考えた。遠距離になったら、いろいろしんどいと思った
だけど、やっぱり好きな気持ちは変わらなかった

そして告白。
彼女は『そう言ってくれるのを待っていた。』と答えた

晴れて付き合う事となったのはいいが、やっぱり遠距離は辛い
名古屋で暮らしていた僕だったが、特にやりたい事があったわけではない
そして、東京に憧れていた

よしっ!ちょうどいい機会だ!東京へ行こう!

さっそく引っ越しの準備をし、東京へ引越す事に
だが、東京の家賃は高かった
そして、彼女の勧めもあり、東京から電車で20分ほどの千葉県の松戸に住むことにした

仕事は、昔、先輩に連れて行ってもらった時、カッコいい!と思って憧れた職業
バーテンダー

そして、何気なく始めた、この仕事
この時は、まさか海外でこの仕事をする事になるとは思っていなかった

それも、このバーで人生を変えるような出会いがあった事がきっかけだった。




初めての恋

予備校を変え、大学受験を目指した
寮へ入った。周りは一つ年上の浪人生達

今までまじめに高校生活を送って、浪人してさらに大学を目指そうと思う人たち
そんな中で、僕は浮いていた

髪の毛はロン毛の金髪。ピアスたくさん
前の予備校では、そんなの普通だったのに、ここには居ない

ちなみに寮の門限は午後8時、まさに勉強漬けにするための施設だ

そんな環境で僕が耐えられるわけもなく
5月には一人暮らしを始めた
初めての一人暮らし、胸が躍った
一応予備校には通っていたが、だんだんとサボる日が増えていった

また浪人生達も親元を離れた解放感から、この時期は遊んでいた
寮を出ると、授業には行かず、予備校のすぐ近くに住んでいた僕の家に来る

そして、麻雀、パチンコ、ボーリング、カラオケ、ビリヤード
毎日のように遊びに行っていた

そんな日々を半年ほど続けていたが、さすが浪人生
夏ごろから、だんだんと真面目に勉強をしだした

だが、前の予備校の友達もいて遊び相手に困っていなかった僕は、遊び続けた
結果、大学受験さえもせず1年を遊んで過ごし
18歳を迎えた

そして、とりあえず自動車の免許を取る為
合宿で自動車学校に通った
普通に通うより安かったのだ

そして通い始めた自動車学校
その時は5月だったので生徒も少なかった

宿舎には、僕と、23歳の可愛い女の子、30代前半くらいの水商売をしていそうな感じのお姉さん
あと、大型の免許を取りに来ていたおじさん。

この4人だけだった

そして、昼間は教習。夜は宿舎で僕と女の子2人と毎日飲んで遊んだ
約2週間の合宿。そんな中で、僕と23歳の女の子は、だんだんと距離を縮め、僕は彼女の事を好きになった

だが合宿を終えれば、彼女は地元に帰ってしまう
彼女の地元は関東だった

離れ離れになるのはイヤだから、告白もしなかった

そして、そのまま合宿を終えお互いの地元へ帰った

僕にとっては本当に人を好きになったのは、この時が初めてだったと思う



ヤンキー予備校へ通う

僕が通っていた予備校、それは大検(高卒認定)取得がメインの予備校で
中には20過ぎの大人の生徒もいたが、高校中退や、高校に行かなかったやんちゃな同世代の生徒が多かった

もちろん僕もそんなお年頃。大いに影響され、多少の悪い事はした
タバコを吸い始めたり、パチンコに行ったり、バイクに乗ったり

それでも、勉強は好きだった僕
勉強だけはしっかりしていた。大検も一発で受かった
今は知らないが、この頃の大検は夏に試験があった

高校2年の夏で大検が取れたからと言って、飛び級で大学に行けるわではなく
18歳までは、大学受験資格はなかった

だから、また遊んだ

最終的には、祭りで知り合ったテキ屋(お祭り屋台)の親方の所でバイトをしていた
某レンタルビデオ店の前で毎日たこ焼きを焼いたりしていた

もちろん、入れ墨バンバンの方たちの事務所にも行く機会もあった
行くたびに、うちで働かないかと誘われた

もちろん、そこはちゃんとお断りしていたが、テキ屋は続けていた
楽しかったのだ

テキ屋は何気にモテる。お祭りで開放的になってる女の子
そして、テキ屋とかでバイトしているやんちゃそうな子は当時はモテた

半分、遊びの様な感覚で仕事をしていた

だけど、僕は自分でも本当に時々、自分を不思議に思う

大学へは行きたかったのだ
そして、高校3年生になる年の春、大学受験専門の予備校へと移った




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